編集部・風間が選ぶ2006年10大ニュース − 様々な規格や製品が萌芽した一年
2006年は、薄型テレビの普及が加速したり、次世代光ディスクが本格的に起ち上がったりと、オーディオビジュアル界を賑わせた出来事が多い年でした。一方で、団塊世代が回帰したことも手伝ってか、ピュアオーディオでも大型製品が数多く登場し、マーケットを大きく盛り上げました。
ランキングは、AVとオーディオから、話題となった製品や出来事を満遍なく選んだつもりです。
様々な製品や規格が萌芽した2006年に引き続き、今年はその幹が伸び、オーディオビジュアルが本格的に活性化する一年になりそうです。
第10位:「HDMI 1.3」正式発表 − xvYCCに対応、次世代オーディオの伝送も可能に
<6月16日>HDMIの次期バージョンが登場したことで、次世代光ディスクで採用されている音声フォーマットの伝送や、xvYCC、Deep Colorの伝送などのインフラが整いました。PS3に採用されたことで、一気にクローズアップされた印象もあります。一方で、AVアンプへの搭載など、AV機器での本格的な展開は2007年に持ち越されました。
第9位:B&Wからペア12万円のブックシェルフ「CM1」が登場
<1月13日>コンパクトスピーカーの分野では、今年最大の話題を集めたモデル。世界的なヒットモデルとなり、一時は生産が追いつかないほどの過熱ぶりを見せました。CM1の設計思想を踏襲したトールボーイ「CM7」やセンタースピーカー「CMC」も1月に発売されます。
第8位:103V型プラズマが松下電器から登場
<7月19日>103V型というサイズ、約600万円という販売価格もさることながら、販売が好調だったということに驚きました。お金はあるところにはあるものですね…。
第7位:日立、世界初のHDD/DVDハイブリッドカメラ「DZ-HS303」を発売
<8月2日>今年はAVCHDなど、ビデオカメラのHD化が進展した年でもありました。このモデルはSD画質のみに対応したモデルですが、HDDとDVDをハイブリッドするという“ありそうでなかった”コンセプトを実現することで大ヒットを記録。画面の高解像度化を狙わず、コンセプトの斬新さで市場を席巻したニンテンドーDSに似た印象を持ちました。
第6位:フルHD液晶プロジェクターが多数登場(三菱/パナソニック/エプソン)
まだかまだかとAVファンが待ち望んだフルHD液晶プロジェクターが、この秋、一挙に登場しました。少し前までは100万円以上出さなければ買えなかったフルHDプロジェクターがぐっと身近になりました。
第5位:地上デジタルの全国放送がスタート
<12月1日>ようやく地上デジタルが全国に行き渡りました。2011年に向け、薄型テレビの普及拡大がさらに加速度を増していくことでしょうが、そのマイルストーンとして記憶される日になると思います。
第4位:東芝、世界初のHD DVDプレーヤー「HD-XA1」を発売
<3月31日>即日発売というマスコミ泣かせ(?)の発表会で話題となりましたが、そのぶんアクセスも多く、救われた気分になりました。会場からの帰り道にヨドバシに寄って、本機を購入したのも良い思い出です。個人的には、藤井常務の強気なコメントにも毎回注目しています。
第3位:JBLから60周年記念のフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」登場
<9月8日>今年のオーディオ界で最大級の話題となった製品。発表会は帝国ホテルの大ホールを貸し切って行われた、超豪華なものでしたが、それだけの価値ある製品ということなのでしょう。会社に戻ってからも、「高い」「いや安い」「欲しい」「前から見ると顔に見える」など、各誌編集部員が様々な意見を述べ合っていたのが印象的でした。
第2位:PS3が発売、BDプレーヤーとしても話題に
PS3を「ゲームも遊べる5万円のBDプレーヤー」として購入した方も多かったのではないでしょうか。Phile-webでも、様々なAV機器と比較してその性能を検証しましたが、5万円という価格を考えると、その能力の高さは驚くべきものです。まだ購入できない方も多いでしょうが、早く在庫が潤沢になって欲しいですね。
第1位:松下電器、ソニーからBDレコーダーが相次いで発売に(パナソニック/ソニー)
色々迷いましたが、1位はやっぱりこの話題。2層BDへの対応などスペックの違いがあったことも手伝い、Phile-webでのニュースや製品レビューも高アクセスを記録しました。来年は両社以外のメーカーからもBDレコーダーが登場することでしょうが、HD DVDともども、AVファンを唸らせる名機の発売を期待しています。
(Phile-web編集部・風間)
ランキングは、AVとオーディオから、話題となった製品や出来事を満遍なく選んだつもりです。
様々な製品や規格が萌芽した2006年に引き続き、今年はその幹が伸び、オーディオビジュアルが本格的に活性化する一年になりそうです。
第10位:「HDMI 1.3」正式発表 − xvYCCに対応、次世代オーディオの伝送も可能に
<6月16日>HDMIの次期バージョンが登場したことで、次世代光ディスクで採用されている音声フォーマットの伝送や、xvYCC、Deep Colorの伝送などのインフラが整いました。PS3に採用されたことで、一気にクローズアップされた印象もあります。一方で、AVアンプへの搭載など、AV機器での本格的な展開は2007年に持ち越されました。
第9位:B&Wからペア12万円のブックシェルフ「CM1」が登場
<1月13日>コンパクトスピーカーの分野では、今年最大の話題を集めたモデル。世界的なヒットモデルとなり、一時は生産が追いつかないほどの過熱ぶりを見せました。CM1の設計思想を踏襲したトールボーイ「CM7」やセンタースピーカー「CMC」も1月に発売されます。
第8位:103V型プラズマが松下電器から登場
<7月19日>103V型というサイズ、約600万円という販売価格もさることながら、販売が好調だったということに驚きました。お金はあるところにはあるものですね…。
第7位:日立、世界初のHDD/DVDハイブリッドカメラ「DZ-HS303」を発売
<8月2日>今年はAVCHDなど、ビデオカメラのHD化が進展した年でもありました。このモデルはSD画質のみに対応したモデルですが、HDDとDVDをハイブリッドするという“ありそうでなかった”コンセプトを実現することで大ヒットを記録。画面の高解像度化を狙わず、コンセプトの斬新さで市場を席巻したニンテンドーDSに似た印象を持ちました。
第6位:フルHD液晶プロジェクターが多数登場(三菱/パナソニック/エプソン)
まだかまだかとAVファンが待ち望んだフルHD液晶プロジェクターが、この秋、一挙に登場しました。少し前までは100万円以上出さなければ買えなかったフルHDプロジェクターがぐっと身近になりました。
第5位:地上デジタルの全国放送がスタート
<12月1日>ようやく地上デジタルが全国に行き渡りました。2011年に向け、薄型テレビの普及拡大がさらに加速度を増していくことでしょうが、そのマイルストーンとして記憶される日になると思います。
第4位:東芝、世界初のHD DVDプレーヤー「HD-XA1」を発売
<3月31日>即日発売というマスコミ泣かせ(?)の発表会で話題となりましたが、そのぶんアクセスも多く、救われた気分になりました。会場からの帰り道にヨドバシに寄って、本機を購入したのも良い思い出です。個人的には、藤井常務の強気なコメントにも毎回注目しています。
第3位:JBLから60周年記念のフラグシップスピーカー「Project EVEREST DD66000」登場
<9月8日>今年のオーディオ界で最大級の話題となった製品。発表会は帝国ホテルの大ホールを貸し切って行われた、超豪華なものでしたが、それだけの価値ある製品ということなのでしょう。会社に戻ってからも、「高い」「いや安い」「欲しい」「前から見ると顔に見える」など、各誌編集部員が様々な意見を述べ合っていたのが印象的でした。
第2位:PS3が発売、BDプレーヤーとしても話題に
PS3を「ゲームも遊べる5万円のBDプレーヤー」として購入した方も多かったのではないでしょうか。Phile-webでも、様々なAV機器と比較してその性能を検証しましたが、5万円という価格を考えると、その能力の高さは驚くべきものです。まだ購入できない方も多いでしょうが、早く在庫が潤沢になって欲しいですね。
第1位:松下電器、ソニーからBDレコーダーが相次いで発売に(パナソニック/ソニー)
色々迷いましたが、1位はやっぱりこの話題。2層BDへの対応などスペックの違いがあったことも手伝い、Phile-webでのニュースや製品レビューも高アクセスを記録しました。来年は両社以外のメーカーからもBDレコーダーが登場することでしょうが、HD DVDともども、AVファンを唸らせる名機の発売を期待しています。
(Phile-web編集部・風間)