Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − 松下電器産業編
カードなハイビジョン生活を、SDカードを主軸に展開。BDの市場拡大にも期待大
松下電器産業(株)
パナソニックマーケティング本部
商品企画グループ グループマネージャー 藤井正義氏
−規格の複雑化やさらなる高画質化など、メディア市場を取り巻く環境も大きく変化を遂げる中で、迎えた2007年、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観にどのような変化があると考えるか。
デジタル時代のメディアとしてデファクト化したSDカード
小型&大容量、耐振動性&セキュリティ、高速転送の3拍子揃ったSDカードはデジタルカメラはもとより、携帯電話、パソコン、ポータブルオーディオ、ムービー用までと急拡大。特に06年度は4GBの大容量SDHCカードの発売とHDムービーの投入によって、「SDカードにフルハイビジョン映像が入る時代」となった。
既にご承知の通りメモリーカードの70%以上がSDメモリーカードとなっており、さらにフルハイビジョン映像がカードで持ち出せることから、07年度はまさしく「大容量化時代」となる。当社はこのSDメモリーカード市場でダントツの占有率があり、圧倒的1位だが、SDカードスロット搭載のフルハイビジョンムービーや、デジタル一眼レフカメラなど大容量時代に適応したハード機器の発売により、さらなるメディアビジネスの拡大を図っていく。
カードなハイビジョン生活というキーワード
SDカードで、音も・映像も・音楽も、家から外から、車までというユビキタスなAVライフをさらに加速させる。そして、カードにハイビジョン映像が入るということが、より小型軽量なハード機器とあいまって、さらに新しいSDカードの使い方や新しいコンセプトの商品を積極的に提案していくので、ご期待いただきたい。
−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。
需要創造、市場喚起には3つのポイントがある。
1つ目はSDスロット搭載のフルハイビジョン映像機器の拡大だ。SDスロット搭載のフルハイビジョンムービーの発売を契機に、続々と対応したAV機器を発売していく。
2つ目はフルハイビジョン連携の拡大だ。SDカードとブルーレイディスクでのフルハイビジョン連携がさらに加速し、テレビのリモコンで簡単操作といった付加価値も提案していく。
3つ目はSDカードの簡単管理。大容量時代には、それに適した簡単ファイル管理のシステムが必要になってくる。当社ではハイビジョンディーガやブルーレイディーガなど大容量のHDDやBDにSDカードのデータを保存する提案をしている。もっともっと手軽で簡単なファイル管理を目指していく。
当社はSDメモリーカードのNo.1メーカーとしてSDメモリーカードでの増販と、その対応機器の拡大と使い勝手の向上をベースに、AV機器全体の商品力アップに「カードなハイビジョンライフ」をキーワードに展開していく。また、ハイビジョンをライブラリーとして残したいというニーズに応えるBDレコーダー市場が急拡大している。それに伴い、単価の高い50GBを中心としたブルーレイディスクの市場は、販売に大きく貢献することが期待できる。
(Senka21編集部)
パナソニックマーケティング本部
商品企画グループ グループマネージャー 藤井正義氏
−規格の複雑化やさらなる高画質化など、メディア市場を取り巻く環境も大きく変化を遂げる中で、迎えた2007年、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観にどのような変化があると考えるか。
デジタル時代のメディアとしてデファクト化したSDカード
小型&大容量、耐振動性&セキュリティ、高速転送の3拍子揃ったSDカードはデジタルカメラはもとより、携帯電話、パソコン、ポータブルオーディオ、ムービー用までと急拡大。特に06年度は4GBの大容量SDHCカードの発売とHDムービーの投入によって、「SDカードにフルハイビジョン映像が入る時代」となった。
既にご承知の通りメモリーカードの70%以上がSDメモリーカードとなっており、さらにフルハイビジョン映像がカードで持ち出せることから、07年度はまさしく「大容量化時代」となる。当社はこのSDメモリーカード市場でダントツの占有率があり、圧倒的1位だが、SDカードスロット搭載のフルハイビジョンムービーや、デジタル一眼レフカメラなど大容量時代に適応したハード機器の発売により、さらなるメディアビジネスの拡大を図っていく。
カードなハイビジョン生活というキーワード
SDカードで、音も・映像も・音楽も、家から外から、車までというユビキタスなAVライフをさらに加速させる。そして、カードにハイビジョン映像が入るということが、より小型軽量なハード機器とあいまって、さらに新しいSDカードの使い方や新しいコンセプトの商品を積極的に提案していくので、ご期待いただきたい。
−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。
需要創造、市場喚起には3つのポイントがある。
1つ目はSDスロット搭載のフルハイビジョン映像機器の拡大だ。SDスロット搭載のフルハイビジョンムービーの発売を契機に、続々と対応したAV機器を発売していく。
2つ目はフルハイビジョン連携の拡大だ。SDカードとブルーレイディスクでのフルハイビジョン連携がさらに加速し、テレビのリモコンで簡単操作といった付加価値も提案していく。
3つ目はSDカードの簡単管理。大容量時代には、それに適した簡単ファイル管理のシステムが必要になってくる。当社ではハイビジョンディーガやブルーレイディーガなど大容量のHDDやBDにSDカードのデータを保存する提案をしている。もっともっと手軽で簡単なファイル管理を目指していく。
当社はSDメモリーカードのNo.1メーカーとしてSDメモリーカードでの増販と、その対応機器の拡大と使い勝手の向上をベースに、AV機器全体の商品力アップに「カードなハイビジョンライフ」をキーワードに展開していく。また、ハイビジョンをライブラリーとして残したいというニーズに応えるBDレコーダー市場が急拡大している。それに伴い、単価の高い50GBを中心としたブルーレイディスクの市場は、販売に大きく貢献することが期待できる。
(Senka21編集部)