松下電器、HDパネル採用のプラズマ“VIERA”PX70シリーズ6機種を発売

松下電器産業（株）パナソニックマーケティング本部は、HDパネルを搭載したプラズマテレビ“VIERA”PX70シリーズ6機種を4月20日から順次発売する。

画面サイズ	解像度	型番	価格	発売日	スピーカー	本体色
42V型	1,024×768	TH-42PX70SK	￥OPEN（予想実売価格32万円前後）	4月27日	サイド	ブラック
37V型	1,024×720	TH-37PX70SK	￥OPEN（予想実売価格27万円前後）	4月27日
37V型		TH-37PX70S	￥OPEN（予想実売価格27万円前後）	4月20日		シルバー
50V型	1,366×768	TH-50PX70	￥OPEN（予想実売価格40万円前後）		アンダー
42V型	1,024×768	TH-42PX70	￥OPEN（予想実売価格30万円前後）
37V型	1,024×720	TH-37PX70	￥OPEN（予想実売価格25万円前後）

地上・BS・110度CSデジタルチューナーと地上アナログチューナーを装備。なお、型番の末尾の「S」はサイドスピーカーを、「K」はブラックを示す。

パネル解像度は上に掲げた表の通り。いずれも、APDC方式の動画解像度は720本を実現している。

別項で紹介したPZ700シリーズに搭載した新技術のうち、反射像を抑える「低反射クリアパネル」、HDTV規格への100％対応などは、PX70シリーズにも搭載されている。

また「PEAKSドライバー」には、新開発のデジタル信号処理による、3次元色空間補正やコントラスト補正を搭載。1画素単位で、彩度や輝度、色相をリアルタイム処理する。また、肌色の検出力を高め、新開発のアルゴリズムにより自然な肌色の表現を可能にした。なお、映像を最大16ビットで処理することで、高い階調表現力を実現したという。また、3次元色空間でカラーマネジメントを行う「ビビッドカラークリエーション」や、動画疑似輪郭ノイズを低減する「モーションパターンノイズリダクション」なども搭載している。

「PEAKSプロセッサー」には、前後の映像との整合を図りながら処理する「コントラストマネジメント」、映像パターンを高精度に検出して画像処理を行う「インテリジェントエンハンサー」、映画フィルム素材を自動検出してプログレッシブ処理する「デジタルシネマリアリティ」などを採用している。

ネットワーク機能では、ビエラリンクやアクトビラへはもちろん対応。ネットTV仕様にも対応しており、プリンターでSDカード内の写真やアクトビラの画像などを、かんたんに印刷することができる。ただし、PZ700シリーズが対応した、SDカード内のAVCHD映像再生機能は装備していない。

リモコンもPZ700シリーズと同等のもので、従来のデザインを踏襲しながらネットワーク機能をより簡便に使えるよう改良。上部左側に、ビエラリンクやアクトビラへのダイレクトボタンを装備した。ビエラリンクボタンを押すと、画面にメニューが表示され、各機能をより少ないボタン操作で選択することができる。

EPGの表示エリアは全画面の85％（従来品）から95％に拡大。表示チャンネル数は、3/5/7/9チャンネルから選択できる。キーワードや人名による番組検索や、ユーザーの好きなジャンルや人物、番組などをVIERAが自動学習し、おすすめ番組を20タイトルまで自動選択する「インテリジェント機能」も利用できる。

スピーカーは、PZ700と同じく竹素材のスピーカー「バンブーコーンスピーカー」を搭載。PX70SK/PX70Sシリーズのサイドスピーカーは、幅23mmのスリムスピーカーと、バンブーコーンスピーカーで構成されるパッシブラジエーター方式のSSTパッシブウーファーを搭載。総合出力は31W。PX70シリーズのアンダースピーカーは、角形12cm×6cmのフルレンジ・バンブーコーンユニットを装備。総合出力は20W。

接続端子は、1080p入力に対応したHDMI端子、D4入力2系統、S2入力3系統、ビデオ入力4系統、ミニD-Sub15ピン入力1系統などはPZ700と同じだが、PZ700に搭載されたi.Link端子は省略されている。また、HDMI端子の数は、PX70SK/PX70Sが3系統、PX70が2系統となっている。

なお、PZ700シリーズと同様、製品の鉛フリー化も実現している。

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（Phile-web編集部）