ロカルノ国際映画祭審査員特別賞受賞 − 日仏共同映画作品「不完全な二 人」上映中
日本人監督とフランス人スタッフ、キャストにより、パリでオールロケ、台詞もフランス語という日仏共同で作られた映画が上映されている。
監督は、『M/OTHER』で99年カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞を受賞したほか、三作目『H Story』が2001年カンヌ国際映画祭 ある視点部門に出品され、ヨーロッパ映画界で高い評価を得ている諏訪敦彦(すわのぶひろ)。
男女の関係を固定した脚本によらずに、役者とのディスカッションによって場面を作っていく手法は今回もかわらず、フランスの名監督作品の常連であるヴァレリア・ブルー二=テデスキ、ブリュノ・トデスキーニが、監督の期待に答えて、パリを旅する離婚の危機にある中年男女の深い感情をスリリングに伝えている。
今回は、「H Story」に続き、ゴダール、リヴェット、ガレル、ドワイヨン等のカメラを担当してきたことで名高いキャロリーヌ・シャンプチエが撮影を担当。編集、録音にもフランスの巨匠作品を手がけてきたスタッフを起用している。さらに、音楽の鈴木治行など日本スタッフが加わり、日仏協力体制で、格調の高い映画を作り上げた。
本作品は、今春のフランス映画祭では、フランス映画として上映。ワールドプレミアとなった第58回ロカルノ国際映画祭においては、準グランプリの審査員特別賞、国際芸術映画評論連盟賞を受賞する快挙をなしとげている。
6月30日(土)の新宿武蔵野館での初日上映には、諏訪監督、本作品プロデューサーで日仏キャスト、スタッフの通訳をした吉武美知子氏、音楽を担当した鈴木治行氏も登壇し、フランス側スタッフとの共同作業は、非常にスムーズに楽しく進んだと撮影状況などを語った。
現在、東京新宿武蔵野館で上映中。7月中旬以降、全国でロードショー公開される。詳細は、以下のHPまで。
http://www.bitters.co.jp/fukanzen/index.html
(取材・文 山之内優子)
監督は、『M/OTHER』で99年カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞を受賞したほか、三作目『H Story』が2001年カンヌ国際映画祭 ある視点部門に出品され、ヨーロッパ映画界で高い評価を得ている諏訪敦彦(すわのぶひろ)。
男女の関係を固定した脚本によらずに、役者とのディスカッションによって場面を作っていく手法は今回もかわらず、フランスの名監督作品の常連であるヴァレリア・ブルー二=テデスキ、ブリュノ・トデスキーニが、監督の期待に答えて、パリを旅する離婚の危機にある中年男女の深い感情をスリリングに伝えている。
今回は、「H Story」に続き、ゴダール、リヴェット、ガレル、ドワイヨン等のカメラを担当してきたことで名高いキャロリーヌ・シャンプチエが撮影を担当。編集、録音にもフランスの巨匠作品を手がけてきたスタッフを起用している。さらに、音楽の鈴木治行など日本スタッフが加わり、日仏協力体制で、格調の高い映画を作り上げた。
本作品は、今春のフランス映画祭では、フランス映画として上映。ワールドプレミアとなった第58回ロカルノ国際映画祭においては、準グランプリの審査員特別賞、国際芸術映画評論連盟賞を受賞する快挙をなしとげている。
6月30日(土)の新宿武蔵野館での初日上映には、諏訪監督、本作品プロデューサーで日仏キャスト、スタッフの通訳をした吉武美知子氏、音楽を担当した鈴木治行氏も登壇し、フランス側スタッフとの共同作業は、非常にスムーズに楽しく進んだと撮影状況などを語った。
現在、東京新宿武蔵野館で上映中。7月中旬以降、全国でロードショー公開される。詳細は、以下のHPまで。
http://www.bitters.co.jp/fukanzen/index.html
(取材・文 山之内優子)