<HTP編集長・川嶋のCEDIAレポート>カスタムソリューションにおける最大規模を誇るクレストロン
日本でクレストロンというと「ああ、オートメーションのメーカーでしょ」という答えが帰ってくるだろう。それは確かに正しい。しかし、ある一面しか見ていない。
クレストロンは北米で最大規模を誇るカスタムソリューションメーカーなのである。今回のCEDIAでその状況が理解できた。おびただしい新製品の数々。度肝を抜かれるブースの規模。そして、その大きなブースに入りきらないほどの来場者…。どれをとっても驚愕する。同社のカバーする範囲はあまりにも広く製品も膨大なので、ここでは同社が展開するAdajio Home Theaterを中心に簡単なレポートにとどめたい。詳報を読みたい方は、『ホームシアターファイル』誌の10月発売号をお読みいただきたい。
さて、「Adajio Home Theater」といってもピンと来る人は日本ではまずいないだろう。小生もそうだった。クレストロンはオートメーションのメーカーであるという先入観にとらわれていたのだ。しかし、同社は前述したようなカスタムソリューションの総合メーカーである。同社はホームシアターに関しても正面から取り組んでいたのだ。それも同社らしい切り口で。
同社はホームオートメーションという切り口からホームシアターに取り組んでおり、北米ではサーバーやアンプなども発売している。こうした製品を中心に、日本でもおなじみのコントローラーなどを組み合わせたホームシアター製品のラインアップをAdajio Home Theaterと名づけているのである。
同社らしい切り口は例えばアンプからも見て取れる。アンプ前面パネルからはわからないかもしれないが、背面部を見ると一目瞭然。通常のAVアンプらしい端子類に加えて、最上部からアンプとは一線を画す様子が見て取れるだろう。通常のAVアンプにシステムコントローラーが搭載されているのである。要するにホームコントローラーをAVアンプに一体化しているのだ。AVアンプをAVセンターと呼ぶこともあるが、まさにAVセンター、否、家庭内のAV、照明など電化製品のセンターなのである。
このAVアンプが同社のスイッチャーやタッチパネルなどにつながり、住まい全体をコントロールするのである。同社からはおびただしい数のタッチパネルをはじめ、壁面取り付けタイプのスイッチ類、調光装置なども発売されている。まさにトータルソリューションメーカーである。日本にはまだ導入されていない製品も多い。しかし、ようやくマルチゾーン元年を迎えたいま、クレストロンを必要とする日は刻一刻と近づいている。そんな予感を抱かせるブースだった。
なお、同社の今年の展開に関しては『ホームシアターファイル』の10月発売号「CEDIAレポート」で詳報する。
(ホームシアターファイル編集部・川嶋)
[CEDIA2007REPORT]
クレストロンは北米で最大規模を誇るカスタムソリューションメーカーなのである。今回のCEDIAでその状況が理解できた。おびただしい新製品の数々。度肝を抜かれるブースの規模。そして、その大きなブースに入りきらないほどの来場者…。どれをとっても驚愕する。同社のカバーする範囲はあまりにも広く製品も膨大なので、ここでは同社が展開するAdajio Home Theaterを中心に簡単なレポートにとどめたい。詳報を読みたい方は、『ホームシアターファイル』誌の10月発売号をお読みいただきたい。
さて、「Adajio Home Theater」といってもピンと来る人は日本ではまずいないだろう。小生もそうだった。クレストロンはオートメーションのメーカーであるという先入観にとらわれていたのだ。しかし、同社は前述したようなカスタムソリューションの総合メーカーである。同社はホームシアターに関しても正面から取り組んでいたのだ。それも同社らしい切り口で。
同社はホームオートメーションという切り口からホームシアターに取り組んでおり、北米ではサーバーやアンプなども発売している。こうした製品を中心に、日本でもおなじみのコントローラーなどを組み合わせたホームシアター製品のラインアップをAdajio Home Theaterと名づけているのである。
同社らしい切り口は例えばアンプからも見て取れる。アンプ前面パネルからはわからないかもしれないが、背面部を見ると一目瞭然。通常のAVアンプらしい端子類に加えて、最上部からアンプとは一線を画す様子が見て取れるだろう。通常のAVアンプにシステムコントローラーが搭載されているのである。要するにホームコントローラーをAVアンプに一体化しているのだ。AVアンプをAVセンターと呼ぶこともあるが、まさにAVセンター、否、家庭内のAV、照明など電化製品のセンターなのである。
このAVアンプが同社のスイッチャーやタッチパネルなどにつながり、住まい全体をコントロールするのである。同社からはおびただしい数のタッチパネルをはじめ、壁面取り付けタイプのスイッチ類、調光装置なども発売されている。まさにトータルソリューションメーカーである。日本にはまだ導入されていない製品も多い。しかし、ようやくマルチゾーン元年を迎えたいま、クレストロンを必要とする日は刻一刻と近づいている。そんな予感を抱かせるブースだった。
なお、同社の今年の展開に関しては『ホームシアターファイル』の10月発売号「CEDIAレポート」で詳報する。
(ホームシアターファイル編集部・川嶋)
[CEDIA2007REPORT]