ヤマハ、新製品内覧会を実施 − Z11にNS-325の黒モデル、GTラック再発売も
ヤマハは19日、主に販売店向けの新製品内覧会を実施した。会場には、この秋冬の同社新製品が一堂に会し、まだ発表前の製品も数多く並んでいた。これらについては、今後の正式発表の機会を待ちたい。
会場では、12月10日発売予定のフラグシップAVアンプ「DSP-Z11」(関連ニュース)も展示。音出しはしていなかったが、実際の製品に触れることのできる貴重な機会とあって、多くの来場者の注目を集めていた。
また、9月13日に発表したばかりの、ブルートゥースやUSBに対応したコンパクトなスピーカーシステム(関連ニュース)も実際に音が確認できた。同社は今後、このジャンルに注力していくという。
ピアノクラフトの新モデル(関連ニュース)も展示。8月下旬に発売を開始したが、非常に好著な売れ行きを示しているとのことだ。
さらに、同社がもっとも注力しているフロントサラウンドシステム“YSP”シリーズも、フラグシップの「YSP-4000」を中心に、専用ラックなどを組み合わせての提案がされていた。
まだ発表前の製品としては、NS-325シリーズのブラックモデルを展示。10月下旬の発売を予定し、価格はこれまでのカラーと変更はない。また、頑強さで定評のある木製のAVラック“GTラック”も、久方ぶりに同社が販売を再開することが決定。ブラウンの「GTR-1000」とブラックの「GTR-1B」の2機種で、12月中旬の販売を予定する。価格はどちらも5〜6万円程度になる見込み。
■秋の新ラインナップは「音のヤマハ」がキーワード
内覧会で挨拶したヤマハエレクトロニクスマーケティング(株)代表取締役社長の関口博氏は、秋の新製品ラインナップを「『音のヤマハ』としての主張と提案を盛り込んだ製品」と説明。「ヤマハが120年の歴史のなかで大切にしてきたのは何よりも『音』。今期から始まる新しい中期計画において、まずこのコアコンピタンスを明確に打ち出すことが必要だと考えた」という。
同氏は、テレビの大画面化により、テレビ周りの音響機器のニーズが高まるだろうと予測。これにより日本のホームシアター市場がいよいよ活性化し、音と映像を組み合わせた楽しみ方が盛んになるだろう、と分析し、今後こだわりのある製品を発売していく考えを示した。
薄型テレビにマッチし、ワンボディでリアル5.1ch再生が可能なフロントサラウンドは今後のトレンドと説明。また、BDやHD DVDなどの次世代コンテンツを高品位なまま楽しんでもらえるAVアンプなどの製品により、ハイグレードホームシアターの構築ニーズに応える。
関口氏は、「大型化・高精細画面・高音質ソースが増加する今後、『音』の重要性はますます高まるだろう。そこにいかに付加価値の高い商品展開をするかが鍵になってくる。魅力的な製品ラインナップを強化していきたい」と語った。
続いてヤマハ(株)AV機器事業部 村田守啓氏が、フロントサラウンド製品の開発コンセプトについて説明した。
「独自に行った調査によって、スペースや設置性の問題でホームシアター構築に二の足を踏んでいたユーザーが多いことが分かった。ひとつのユニットで5.1ch再生ができるYSPは、リアスピーカーの設置スペースが要らず、煩雑な配線も必要ない」(村田氏)。さまざまな薄型テレビにマッチするコンパクトなワンボディで、5.1chのシアターサウンドが楽しめることを明確に押し出していく考えだ。
また、特に「YSP史上最高音質」を謳うYSP-4000は、フラグシップモデルとしてホームシアター初心者から音にこだわりのあるユーザーにまで幅広く訴求。広告では製品内部の構造を詳細に説明することにより、高音質化を実現している同社技術とこだわりをアピールするという。
(Phile-web編集部)
会場では、12月10日発売予定のフラグシップAVアンプ「DSP-Z11」(関連ニュース)も展示。音出しはしていなかったが、実際の製品に触れることのできる貴重な機会とあって、多くの来場者の注目を集めていた。
また、9月13日に発表したばかりの、ブルートゥースやUSBに対応したコンパクトなスピーカーシステム(関連ニュース)も実際に音が確認できた。同社は今後、このジャンルに注力していくという。
ピアノクラフトの新モデル(関連ニュース)も展示。8月下旬に発売を開始したが、非常に好著な売れ行きを示しているとのことだ。
さらに、同社がもっとも注力しているフロントサラウンドシステム“YSP”シリーズも、フラグシップの「YSP-4000」を中心に、専用ラックなどを組み合わせての提案がされていた。
まだ発表前の製品としては、NS-325シリーズのブラックモデルを展示。10月下旬の発売を予定し、価格はこれまでのカラーと変更はない。また、頑強さで定評のある木製のAVラック“GTラック”も、久方ぶりに同社が販売を再開することが決定。ブラウンの「GTR-1000」とブラックの「GTR-1B」の2機種で、12月中旬の販売を予定する。価格はどちらも5〜6万円程度になる見込み。
■秋の新ラインナップは「音のヤマハ」がキーワード
内覧会で挨拶したヤマハエレクトロニクスマーケティング(株)代表取締役社長の関口博氏は、秋の新製品ラインナップを「『音のヤマハ』としての主張と提案を盛り込んだ製品」と説明。「ヤマハが120年の歴史のなかで大切にしてきたのは何よりも『音』。今期から始まる新しい中期計画において、まずこのコアコンピタンスを明確に打ち出すことが必要だと考えた」という。
同氏は、テレビの大画面化により、テレビ周りの音響機器のニーズが高まるだろうと予測。これにより日本のホームシアター市場がいよいよ活性化し、音と映像を組み合わせた楽しみ方が盛んになるだろう、と分析し、今後こだわりのある製品を発売していく考えを示した。
薄型テレビにマッチし、ワンボディでリアル5.1ch再生が可能なフロントサラウンドは今後のトレンドと説明。また、BDやHD DVDなどの次世代コンテンツを高品位なまま楽しんでもらえるAVアンプなどの製品により、ハイグレードホームシアターの構築ニーズに応える。
関口氏は、「大型化・高精細画面・高音質ソースが増加する今後、『音』の重要性はますます高まるだろう。そこにいかに付加価値の高い商品展開をするかが鍵になってくる。魅力的な製品ラインナップを強化していきたい」と語った。
続いてヤマハ(株)AV機器事業部 村田守啓氏が、フロントサラウンド製品の開発コンセプトについて説明した。
「独自に行った調査によって、スペースや設置性の問題でホームシアター構築に二の足を踏んでいたユーザーが多いことが分かった。ひとつのユニットで5.1ch再生ができるYSPは、リアスピーカーの設置スペースが要らず、煩雑な配線も必要ない」(村田氏)。さまざまな薄型テレビにマッチするコンパクトなワンボディで、5.1chのシアターサウンドが楽しめることを明確に押し出していく考えだ。
また、特に「YSP史上最高音質」を謳うYSP-4000は、フラグシップモデルとしてホームシアター初心者から音にこだわりのあるユーザーにまで幅広く訴求。広告では製品内部の構造を詳細に説明することにより、高音質化を実現している同社技術とこだわりをアピールするという。
(Phile-web編集部)