HOME > ニュース > ソニーと東芝、「Cell」生産の新会社を設立 − PS3向け高性能半導体の量産を目指す

ソニーと東芝、「Cell」生産の新会社を設立 − PS3向け高性能半導体の量産を目指す

公開日 2007/10/18 18:44
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

(株)東芝、ソニー(株)、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントは、高性能プロセッサ“Cell Broadband Engine”や画像処理用LSI“RSX”等の高性能半導体を生産するための新会社を設立すると発表した。新会社名は未定。

またソニーグループは、ソニーセミコンダクタ九州(株)長崎テクノロジーセンター内、Fab2の300mmウェハーラインの製造設備を、2008年3月末までに東芝に売却。同ラインは、新会社が東芝より貸与を受け、主に65nmプロセスに対応した製造を展開する。

今後東芝とソニーグループは、45nmプロセスに対応した量産体制構築に向け、生産技術と効率の向上を図り、「ゲームやデジタル機器向けの高性能半導体の更なる進化と競争力強化を目指す」という。

さらに、Cell/B.E.の製造について協力関係を構築してきたIBMコーポレーションは、45nmプロセスによる量産化についても協力関係を進展させると発表。PS3向けの低消費電力、低コストの高性能半導体の量産化体制構築に向けて協力していくという。IBMは、米国ニューヨーク州イーストフィッシュキルにある既存の65nm製造体制を45nmに移行し「Cell/B.E.の発展を牽引していく」としている。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック