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【Senka21】年頭メーカーアンケート − 日立製作所・中野博文氏

公開日 2008/01/02 12:37
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(株)日立製作所 デジタルコンシューマ事業部 コンシューマ営業推進部部長 中野博文氏
主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組み
年頭メーカーアンケート 〜日立製作所〜


超薄型Wooo UTシリーズで他社に先駆け
次世代のテレビの在り方を力強く提案する


Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、2008年のユーザーのライフスタイルやその消費行動・価値観において、どのような変化があると考えるか。

A1:2011年7月地上アナログテレビ放送終了に向けて、地上デジタルテレビ受信機器はますます普及していく。また、2008年8月北京五輪、2010年2月バンクーバー冬季五輪、6‐7月サッカーワールドカップ南アフリカ大会などビッグスポーツイベントもあり、普及の速度は加速していくであろう。また、1台目需要による普及率が上昇していく一方、買い替え需要や2台目需要が盛り上がっていく。

このような拡大していく需要の中、ユーザーの商品に対する要求・欲求は多様化し始めていくであろう。皆が持っている商品や価格が安い商品を求めるユーザーがいる一方、他人と差別化できる商品、自分のライフスタイルに合う商品を求めるユーザーも増えていくであろう。

地上デジタルテレビ受信機器の中で最大の構成を占める薄型テレビにおいても、次世代の商品が発売されていく。さらなる薄型化(超薄型)された商品、放送と通信の融合を意識した商品や使い勝手を向上させた商品などが発売されていき、お客様の多様化した要求・欲求に応えていくことになると思う。

Q2:御社の2008年の中心となる商品ジャンルおよび需要喚起、市場創造へ向けての提案や取り組みは。

A2:薄型テレビを一般家庭に普及させることを目的に2001年に32V型プラズマテレビを他社に先駆けて商品化した。この薄型テレビは、驚きをもって市場に迎えられ、これを契機に薄型テレビの市場が創造されていく。また、この発売にあわせて「Wooo」ブランドを立ち上げた。「Wooo」は、本当に美しいもの、美しい映像に触れた時に、思わず発する感動や驚きの声を表現したもので、Wonder(驚きのある)、World standard(世界の新しい基準である)、Worthwhile(高い価値がある)という意味を込めている。

そして、2007年末、他社に先駆けて次世代のテレビのあり方を提案する「超薄型Wooo UTシリーズ」を発売した。このテレビは奥行き僅か35o(最薄部)という圧倒的な進化を遂げたテレビで「Wooo」にふさわしいテレビである。

この従来比約1/3という薄さが、かつてないレイアウトを、使い方を、そして新たなライフスタイルを可能にする。32V型では4色(ブラック、ホワイト、レッド、ブルー)のカラー展開を図り、お客様の空間に対するこだわりにも応えていく。さらに2008年2月には37V型、4月には42V型を発売し、次世代テレビを積極的に提案し、市場創造をしていく。

また、「超薄型Wooo UTシリーズ」の魅力を伝えていくために、「すべてのテレビが、嫉妬する。」をキャッチコピーとし、プロモーション活動を展開する。イメージキャラクターとして、スタイリッシュな実力派として定評のある長瀬智也さんを起用し、テレビCMから店頭まで幅広くプロモーション活動を行い、長瀬さんを強力なメッセンジャーとしていく。

また、「レイアウトフリー」のコンセプトやデザインの美しさを体感できるイベントを、2月から全国7都市(計8箇所)で実施すると同時に体感できる広告トラックを走らせ、その魅力を全国に伝えていく。また、店頭においても、「壁掛け」「フロアースタンド」「テーブルトップ」展示による魅力が体感できる展示を提案していく。何卒、次世代のテレビの市場創造にご協力をお願い申し上げます。

(Senka21編集部)

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