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【Senka21】年頭メーカーアンケート − キクチ科学研究所・菊地太郎氏

公開日 2008/01/07 17:58
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主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組み
年頭メーカーアンケート 〜キクチ科学研究所〜


(株)キクチ科学研究所 常務取締役 営業本部長 菊地太郎氏

大画面・高画質のニーズがさらに高まる中で皆で楽しむ大画面を提案

Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、2008年のユーザーのライフスタイルやその消費行動・価値観において、どのような変化があると考えるか。

A1:映像の世界は、「きれい=欲しい」というとても単純な原則で動いている。どんどんハイビジョン化されていけば、より大きな画面で見たいという気持ちが自然と膨らんでいく。40インチ、50インチの薄型テレビなら大きさはこれで十分という考え方もありそうだが、美しい映像やシネスコサイズの映画を「これは凄い」という迫力で見ようとすると、80インチ、100インチということになってくるのが自然な流れと言える。

薄型テレビと大型スクリーンを映像のコンテンツによって使い分ける「2WAYシアター」が理想的だが、一度に両方を購入することはなかなかむずかしい。2011年問題も含め、「まずは薄型テレビ」というのは当然の選択。その次に第二の大きな波がやって来る。「2WAYシアター」という映像を楽しむ新しいスタイルを、今からお客様に提案していくことが重要だ。


Q2:御社の2008年の中心となる商品ジャンルおよび需要喚起、市場創造へ向けての提案や取り組みは。

A2:グランヴューに新商品を投入した。形状、デザイン、機能のコンセプトなどには、われわれ「スタイリスト・シリーズ」のエッセンスがどんどん採り入れられている。新商品の「GSRシリーズ」は初のスプリングローラータイプ、「GUP-80HDW」は床置きタイプだ。「こんなにいいスクリーンがこんな値段で手に入る」というコストパフォーマンスに優れた商品が用意できた。そしてグランヴューの成長は、スタイリスト・シリーズ自身の存在感をさらに高めることにもなる。

今、お客様は何を求めているのか。市場に今ある商品やわれわれのポジショニングを常に考えながら、市場コンシャス、お客様コンシャスの視点に立ったものづくりを実践している。「スタイリスト・シリーズ」は、当社のイメージリーダー。もちろん、こちらも今の姿にとどまることなく、どんどん進化していく。

エデュケーション、コミュニケーション、エンターテインメントなどの分野において映像の持つ役割は大きい。その質を上げれば、これらの持つ説得力はさらに高まる。それこそがわれわれキクチの役割。スタイリスト・シリーズ、グランヴューともにさらにご期待いただきたい。

(Senka21編集部)

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