【Senka21】年頭メーカーアンケート − ラックスマン・末吉達哉氏
主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組み
年頭メーカーアンケート 〜ラックスマン〜
試聴会などを積極的に活用し既存ファンに徹底アピール
新規ユーザー層の取込にも注力
Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、2008年のユーザーのライフスタイルやその消費行動・価値観において、どのような変化があると考えるか。
A1:昨年は団塊世代の大量退職の始まりによりオーディオへの回帰現象が起こると期待され、実際数十年振りの購入というユーザーが散見されたが、巷間騒がれたほどの爆発的な需要の高まりは感じられなかった。これはある面、現在のユーザーはいたずらに流行や現象に流されることが無く、情報を集め慎重に吟味した上で購入行動に移るという、賢く手堅い消費者であることが要因と推測される。オーディオは元来特に嗜好性が強く、この傾向に拍車がかかるものと思われる。
また、従来、性能・音質等が優先されていた製品選択の視点に、デザインの要素が強く作用するようになり、その機運は年々高まりつつある。
今後もユーザーの選択眼は益々研ぎ澄まされていき、性能・価格・デザイン等総合的に優れた製品のみが市場に受け入れられる状況は先鋭化すると考えられる。
Q2:御社の2008年の中心となる商品ジャンルおよび需要喚起、市場創造へ向けての提案や取り組みは。
A2:800・1000シリーズに現在御好評いただいている07年11月に発売した600シリーズを加え、セパレートアンプは3ラインナップ体制となり、本格志向のユーザーの要望を全般的に網羅することができた。従前ラインナップの不備により手薄となっていたこうしたお客様に、改めてアピールする機会として、試聴会・イベントなどを積極的に活用し販売店様と共に需要・販売増を目指す。また、こうした機会を通してプリメインユーザーへセパレートの優位性・必然性を説き、近来・将来のユーザーの創造に励みたい。
また、以前より好調を維持させていただいているプリメイン4機種に関しても、08年も07年を上回る御好評を得るべく、弊社の製品造りに対するこだわり等を積極的にアピールし、ユーザー・販売店様の変わらぬ支持を得られるよう努める。デザイン志向の高まりを受け昨年発表したネオクラシコシリーズは、07年度グッドデザイン賞を受賞し、業界内外を問わず注目を浴びている。また、展示・パブリシティも幅広く展開しており、オーディオとは縁遠い方々などにも触れる機会が多くなっている。この勢いを借りて、08年度も新しいユーザー層の取込を計りつつオーディオの素晴らしさを啓蒙していきたい。
(Senka21編集部)
年頭メーカーアンケート 〜ラックスマン〜
試聴会などを積極的に活用し既存ファンに徹底アピール
新規ユーザー層の取込にも注力
Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、2008年のユーザーのライフスタイルやその消費行動・価値観において、どのような変化があると考えるか。
A1:昨年は団塊世代の大量退職の始まりによりオーディオへの回帰現象が起こると期待され、実際数十年振りの購入というユーザーが散見されたが、巷間騒がれたほどの爆発的な需要の高まりは感じられなかった。これはある面、現在のユーザーはいたずらに流行や現象に流されることが無く、情報を集め慎重に吟味した上で購入行動に移るという、賢く手堅い消費者であることが要因と推測される。オーディオは元来特に嗜好性が強く、この傾向に拍車がかかるものと思われる。
また、従来、性能・音質等が優先されていた製品選択の視点に、デザインの要素が強く作用するようになり、その機運は年々高まりつつある。
今後もユーザーの選択眼は益々研ぎ澄まされていき、性能・価格・デザイン等総合的に優れた製品のみが市場に受け入れられる状況は先鋭化すると考えられる。
Q2:御社の2008年の中心となる商品ジャンルおよび需要喚起、市場創造へ向けての提案や取り組みは。
A2:800・1000シリーズに現在御好評いただいている07年11月に発売した600シリーズを加え、セパレートアンプは3ラインナップ体制となり、本格志向のユーザーの要望を全般的に網羅することができた。従前ラインナップの不備により手薄となっていたこうしたお客様に、改めてアピールする機会として、試聴会・イベントなどを積極的に活用し販売店様と共に需要・販売増を目指す。また、こうした機会を通してプリメインユーザーへセパレートの優位性・必然性を説き、近来・将来のユーザーの創造に励みたい。
また、以前より好調を維持させていただいているプリメイン4機種に関しても、08年も07年を上回る御好評を得るべく、弊社の製品造りに対するこだわり等を積極的にアピールし、ユーザー・販売店様の変わらぬ支持を得られるよう努める。デザイン志向の高まりを受け昨年発表したネオクラシコシリーズは、07年度グッドデザイン賞を受賞し、業界内外を問わず注目を浴びている。また、展示・パブリシティも幅広く展開しており、オーディオとは縁遠い方々などにも触れる機会が多くなっている。この勢いを借りて、08年度も新しいユーザー層の取込を計りつつオーディオの素晴らしさを啓蒙していきたい。
(Senka21編集部)