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デザインで魅せる! 松下電工がミラノサローネに出展

公開日 2008/04/22 18:06
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2008年4月16日から21日の期間、松下電工がデザインの祭典ミラノサローネに出展を果たした。

松下電工=ナショナルといえば、生活空間を豊かに演出する、あらゆる建材・住宅設備を扱う総合メーカー。日本の住文化をつくるブランドといっても過言ではない。

ホームシアターファンにとっても、壁面収納「キュビオス」やマッサージチェア「リアルプロ」、はたまた「リビングライコン」のような調光器でおなじみだろう。そんな同社が、深澤直人、パトリシア・ウルキオラといった世界的なデザイナーとのコラボレーションによって、新しい体感空間を構成するという。

イタリアのミラノサローネに登場した松下電工の展示スペース

実際の展示は写真のとおり。会場デザインを手がけたマルティノ・ベルギンツ氏が語るとおり、そのイメージは「透明で静謐」。建築とライティングの関係にこだわり、シルバーのメッシュ生地と光、鏡、鏡面仕上げの床で構成したアーティスティックなスペースに、最新のLED照明やインテリアで彩りを加えている。

ナショナルというブランドから、どこか保守的なデザインをイメージされる方も多いかもしれない。しかし昨今は、こうした“デザインで新しい可能性を切り拓く”挑戦をさまざまな面で続けているのだ。ナショナルにしかできない、新しいホームシアタースタイルが提案される日も、意外と遠くないかもしれない。

さて、数々の展示のなかで、とくにホームシアターファンに注目してほしいのはマッサージチェア「アーバン」のプロトタイプ。デザインはパトリシア・ウルキオラ氏。最先端のキルティング技術が生んだ軽やかなシルエットのなかに、マッサージ機能が組み込まれる想定だ。こんな遊び心に溢れた椅子が「映画館のある家」にもぜひほしい!

パトリシア・ウルキオラ氏デザインのマッサージチェア試作品

全自動おそうじトイレ「アラウーノ」

そのほか、松下電工が深澤直人氏とのコラボで生み出したアイテム群も展示。国内では既におなじみの全自動おそうじトイレ「アラウーノ」やシステムバスルーム「イーユ」、さらにはシステムキッチンや洗面化粧台のプロトタイプを披露。世界各国のプレスから注目を集めたそうだ。

最先端の技術と洗練されたデザインを融合させて、新しいライフスタイルをつくる。「普通の暮らし」を、もっと豊かに。ホームシアターファンならずとも、日本の住まいのこれからをつくる松下電工の今後の展開から目が離せない。

(ホームシアターファイル編集部)

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