【営業部長の2008年】(株)日立製作所 中野博文氏
“壁に貼るテレビ”で加速する
レイアウトフリー提案
01年には民生用32V型プラズマテレビを、昨年は超薄型UTシリーズをいち早く商品化して、市場創造をリードしてきた日立。薄型テレビの普及率はこの春、40%を突破し、「需要はさらに加速していきます。ここで、日立が何を提案していけるかです」と、超薄型、プラズマ、液晶の各分野に強力な新商品をラインナップ。全21機種のラインナップで迎え撃つ。
「画質へのこだわり、機能アップ、デザイン性をさらに高めました。大型スポーツイベント等でその特長がクローズアップされる“録れるテレビ”もさらに充実しています。新商品にはすべてiVポケットを装備しました。上位シリーズにはさらにHDDを内蔵しています」。
iVDR-Sは、GBあたりの価格も引き下げられ、新たに120GBと250GBも加わり、低価格・大容量化を実現した。さらに、iVポケット搭載の対象テレビを購入したお客様先着10万名に、お試し用カセットHDD「iVDR-S」をプレゼントする「WoooでREC(録画)キャンペーン」を4月末から6月末まで展開。iVDR-Sのインフラを一気に拡大し、HDDの新しい楽しみ方や録れるテレビを強力に訴えかけていく。
一方、レイアウトフリー提案で注目の「Wooo」UTシリーズでは、購入者の間に驚くべき傾向が浮かび上がった。「従来は1%にも満たなかった壁掛けが、UTシリーズでは15%もあり、フロアスタンドの利用も20%近くにのぼっています。今までのテレビにはなかった使い方をしている人が約35%いる。特に若い世代では、観葉植物やラグマットなどを新たに買い足し、インテリア的にテレビを考えられているようです」と同社の狙い通り、新たな風を呼び込んだ。
この勢いを逃すことなく、「壁に孔を空けるのにはどうしても不安があるといった人も少なくありません。そこで、新たに壁寄せスタンドを用意しました」と、“壁掛け”“フロアスタンド”“テーブルトップ”に加え、新たなレイアウトフリー提案に全力を注ぐ。
UTシリーズは家庭にとどまらず、温泉旅館やホテルなど、設備ルートでも大変評価が高い。「従来は厚さが10pありました。それが3.5pになりますから、取り付け金具等も含めればその差は歴然です。デザインが大変高く評価されています」とさらなる可能性を見せつける。
さらに、新商品のXP770/WP770には、HDD内蔵、「アクトビラ・ビデオフル」対応、「ビデオdeメール」サービス対応という新機能を備え、さらに進化を果たしている。「UTシリーズの構成比は確実に広がっていきます。そこで、さらなる色々な要望が出てくるはずですが、それに対応できるラインナップが完成しました」と自信をのぞかせる。
さらに、レイアウトフリーにとどまらない“UTシリーズ効果”も見逃せない。
「UTシリーズの認知度も上がってきたことで、店頭でもUTシリーズをきちんとお客様に見せ、意識させることで、結果として他のテレビに購入が落ち着いた場合でも、比較的付加価値の高い商品に落ち着くケースが多く、単価アップにも貢献しているとの声をいただいています。また、『すぐにホコリがたまる』『ビデオなどの配線がゴチャゴチャする』といった奥様のAV機器に対する不満に対しても、UTシリーズなら、掃除もしやすく、生活導線の邪魔にならないといったメリットを備えています」。まさに、テレビ販売の新しい可能性、突破口を切り拓く商品と位置付けた展開が、店頭では欠かせなくなっている。
一方、プラズマテレビの新商品02シリーズは画質を強化。「黒レベルを大幅に改善しました。より黒く、かつ、輝度もアップした『ボックス・リブ』構造を採用した新しいパネルを開発し、採用しています」。液晶テレビの02シリーズでは「IPSが高く評価されており、これを前面に打ち出してアピールしていきます。デザインには光沢感のある黒を採用しました。さらに、エコ対応、省電力も強化を図り、新基準の5つ星を獲得していきます」。
ハイブリッドタイプやBDビデオカメラで話題を提供するビデオカメラでは「市場では現在、“撮る”という点が中心となり、“残す”という切り口からのアピールがもうひとつ弱いのではないかと思います。ここを再度訴えていくことで、BD/DVDドライブがついている、ディスクに簡単に残せるというメリットをアピールしていきたいと思います。また、新しい『ビデオdeメール』機能による、テレビと連携した提案にも力を入れていきます」。
付加価値販売が、テーマとしてクローズアップされる中、「日立では、超薄型UTシリーズやBDビデオカメラ等、新提案を絶えず行って参りました。お客様にも販売店にもメリットがある商品。お互いに力をあわせて、新しい市場を創造して参りたいと思います」。
(Senka21編集部)
レイアウトフリー提案
01年には民生用32V型プラズマテレビを、昨年は超薄型UTシリーズをいち早く商品化して、市場創造をリードしてきた日立。薄型テレビの普及率はこの春、40%を突破し、「需要はさらに加速していきます。ここで、日立が何を提案していけるかです」と、超薄型、プラズマ、液晶の各分野に強力な新商品をラインナップ。全21機種のラインナップで迎え撃つ。
「画質へのこだわり、機能アップ、デザイン性をさらに高めました。大型スポーツイベント等でその特長がクローズアップされる“録れるテレビ”もさらに充実しています。新商品にはすべてiVポケットを装備しました。上位シリーズにはさらにHDDを内蔵しています」。
iVDR-Sは、GBあたりの価格も引き下げられ、新たに120GBと250GBも加わり、低価格・大容量化を実現した。さらに、iVポケット搭載の対象テレビを購入したお客様先着10万名に、お試し用カセットHDD「iVDR-S」をプレゼントする「WoooでREC(録画)キャンペーン」を4月末から6月末まで展開。iVDR-Sのインフラを一気に拡大し、HDDの新しい楽しみ方や録れるテレビを強力に訴えかけていく。
一方、レイアウトフリー提案で注目の「Wooo」UTシリーズでは、購入者の間に驚くべき傾向が浮かび上がった。「従来は1%にも満たなかった壁掛けが、UTシリーズでは15%もあり、フロアスタンドの利用も20%近くにのぼっています。今までのテレビにはなかった使い方をしている人が約35%いる。特に若い世代では、観葉植物やラグマットなどを新たに買い足し、インテリア的にテレビを考えられているようです」と同社の狙い通り、新たな風を呼び込んだ。
この勢いを逃すことなく、「壁に孔を空けるのにはどうしても不安があるといった人も少なくありません。そこで、新たに壁寄せスタンドを用意しました」と、“壁掛け”“フロアスタンド”“テーブルトップ”に加え、新たなレイアウトフリー提案に全力を注ぐ。
UTシリーズは家庭にとどまらず、温泉旅館やホテルなど、設備ルートでも大変評価が高い。「従来は厚さが10pありました。それが3.5pになりますから、取り付け金具等も含めればその差は歴然です。デザインが大変高く評価されています」とさらなる可能性を見せつける。
さらに、新商品のXP770/WP770には、HDD内蔵、「アクトビラ・ビデオフル」対応、「ビデオdeメール」サービス対応という新機能を備え、さらに進化を果たしている。「UTシリーズの構成比は確実に広がっていきます。そこで、さらなる色々な要望が出てくるはずですが、それに対応できるラインナップが完成しました」と自信をのぞかせる。
さらに、レイアウトフリーにとどまらない“UTシリーズ効果”も見逃せない。
「UTシリーズの認知度も上がってきたことで、店頭でもUTシリーズをきちんとお客様に見せ、意識させることで、結果として他のテレビに購入が落ち着いた場合でも、比較的付加価値の高い商品に落ち着くケースが多く、単価アップにも貢献しているとの声をいただいています。また、『すぐにホコリがたまる』『ビデオなどの配線がゴチャゴチャする』といった奥様のAV機器に対する不満に対しても、UTシリーズなら、掃除もしやすく、生活導線の邪魔にならないといったメリットを備えています」。まさに、テレビ販売の新しい可能性、突破口を切り拓く商品と位置付けた展開が、店頭では欠かせなくなっている。
一方、プラズマテレビの新商品02シリーズは画質を強化。「黒レベルを大幅に改善しました。より黒く、かつ、輝度もアップした『ボックス・リブ』構造を採用した新しいパネルを開発し、採用しています」。液晶テレビの02シリーズでは「IPSが高く評価されており、これを前面に打ち出してアピールしていきます。デザインには光沢感のある黒を採用しました。さらに、エコ対応、省電力も強化を図り、新基準の5つ星を獲得していきます」。
ハイブリッドタイプやBDビデオカメラで話題を提供するビデオカメラでは「市場では現在、“撮る”という点が中心となり、“残す”という切り口からのアピールがもうひとつ弱いのではないかと思います。ここを再度訴えていくことで、BD/DVDドライブがついている、ディスクに簡単に残せるというメリットをアピールしていきたいと思います。また、新しい『ビデオdeメール』機能による、テレビと連携した提案にも力を入れていきます」。
付加価値販売が、テーマとしてクローズアップされる中、「日立では、超薄型UTシリーズやBDビデオカメラ等、新提案を絶えず行って参りました。お客様にも販売店にもメリットがある商品。お互いに力をあわせて、新しい市場を創造して参りたいと思います」。
(Senka21編集部)