米ベインキャピタル、TOBでD&Mホールディングスの全株式を取得へ
株式会社ディーアンドエムホールディングス(D&M)と米Bain Capital(ベインキャピタル)は、ベインキャピタルが、特別目的会社を通じてD&Mの全株取得を目指すTOB(株式公開買付)を実施することで合意したと発表した。7月25日までにTOBを開始する。
買い付け価格は、2008年6月19日までの過去6ヶ月間の平均終値に37.1%のプレミアムを上乗せした1株510円を予定する。TOBが順調に進んだ場合、D&Mは上場廃止となる見込み。
D&Mは、デノンやマランツをはじめ、ボストン・アコースティックス、スネル・アコースティックス、エシェントなどの有力ブランドを傘下に抱えている。
一方のベインキャピタルは、1984年設立の投資会社で、ベンチャーキャピタル、公開株式、債券などの分野で8.2兆円以上の資産を運用している。米国ボストンに本社を構え、これまでバーガーキング、ダンキンブランズ、AMCシアターズ、MEIコンラックス、NXP、サンテレホン、トイザらス、ワーナー・ミュージック・グループなど、累計300社以上への投資、支援及び追加買収を行ってきた。
D&Mホールディングス 取締役会会長兼CEOのエリック・シー・エヴァンズは、「様々な戦略的オプションを徹底的に精査した結果、ベインキャピタルとの取引が、総合的に見て、株主にとってベストであると判断した。D&Mが次の成長段階に入る今後数年は、活気あふれる、やり甲斐のあるものになるだろう。優れた投資実績をもつベインキャピタルとの強力な連携の下で、更なる成長を目指した積極的な事業展開が可能となると考えている」とコメントしている。
D&Mの取締役会も、ベインキャピタルによる本公開買付がD&Mにとって最善であると認識しているとのことで、実施が発表される際には、正式に賛同を決議する検討に入る。
TOBにおいて、ベインキャピタルはD&Mの全株取得を目標としているが、D&Mの現在の親会社であるRHJインターナショナルSAも、同社が保有する48.5%の株式の売却に応じる予定という。
本公開買付で取得に至らなかった株については、二段階買付の実施を見込んでいる。公開買付全体のプロセスは、状況により変更の可能性があるという。
(Phile-web編集部)
買い付け価格は、2008年6月19日までの過去6ヶ月間の平均終値に37.1%のプレミアムを上乗せした1株510円を予定する。TOBが順調に進んだ場合、D&Mは上場廃止となる見込み。
D&Mは、デノンやマランツをはじめ、ボストン・アコースティックス、スネル・アコースティックス、エシェントなどの有力ブランドを傘下に抱えている。
一方のベインキャピタルは、1984年設立の投資会社で、ベンチャーキャピタル、公開株式、債券などの分野で8.2兆円以上の資産を運用している。米国ボストンに本社を構え、これまでバーガーキング、ダンキンブランズ、AMCシアターズ、MEIコンラックス、NXP、サンテレホン、トイザらス、ワーナー・ミュージック・グループなど、累計300社以上への投資、支援及び追加買収を行ってきた。
D&Mホールディングス 取締役会会長兼CEOのエリック・シー・エヴァンズは、「様々な戦略的オプションを徹底的に精査した結果、ベインキャピタルとの取引が、総合的に見て、株主にとってベストであると判断した。D&Mが次の成長段階に入る今後数年は、活気あふれる、やり甲斐のあるものになるだろう。優れた投資実績をもつベインキャピタルとの強力な連携の下で、更なる成長を目指した積極的な事業展開が可能となると考えている」とコメントしている。
D&Mの取締役会も、ベインキャピタルによる本公開買付がD&Mにとって最善であると認識しているとのことで、実施が発表される際には、正式に賛同を決議する検討に入る。
TOBにおいて、ベインキャピタルはD&Mの全株取得を目標としているが、D&Mの現在の親会社であるRHJインターナショナルSAも、同社が保有する48.5%の株式の売却に応じる予定という。
本公開買付で取得に至らなかった株については、二段階買付の実施を見込んでいる。公開買付全体のプロセスは、状況により変更の可能性があるという。
(Phile-web編集部)