TV/webをシームレスに視聴できるアプリ「ROBRO」発表 − ロジテックPC地デジチューナーに同梱
(株)クイックサンは、地上デジタル放送とインターネットをシームレスに視聴可能なブラウザ「ROBRO(ロブロ)」を本日発表した。本ブラウザはロジテック(株)が8月上旬より発売するPC用地デジチューナー「LDT-FS100U」(予想実売価格19,000円前後)に視聴アプリケーションとして同梱される。
「ROBRO(ロブロ)」では、テレビと同様の操作感でwebブラウジングが楽しめるよう、リモコン操作に最適化されたUIが開発されている点が大きなポイントだ。ロジテックのPC用地デジチューナー「LDT-FS100U」に同梱されたシステムとしてのROBROの詳細を説明していこう。
LDT-FS100UはUSB2.0インターフェースを採用したPC用地デジチューナーで、最大1,920×1,080/30fpsの表示が可能。対応OSはWindows XP/Vistaで、電源はUSBバスパワー方式だ。リモコンが付属しており、これを使用して視聴アプリケーション「ROBRO」を操作することができる。
ROBROの利点は入力切替をせずシームレスにTVとwebブラウジングの切替ができる点。インターネットブラウザの「お気に入り」のような「チャンネルスロット」に、テレビ局に加え、好みのサイトやローカルフォルダなどを割り当てて直接アクセスすることが可能だ。1〜99のチャンネルが用意されており、そのうち90〜99のチャンネルはユーザーが好みのサイトを登録することが可能だ。
また、リモコンで操作しやすいよう、WEB上のリンクに自動的に3桁のナンバーを割り振り、リモコンボタンでそのナンバーを入力することによってリンク先へアクセスできる「リンク自動ナンバリング機能」を用意。録画予約も「iEPGデジタル」に割り振られたナンバーを入力して簡単に設定できる。
(株)クイックサン 代表取締役の安達寛高氏は「ROBROはテレビとインターネット、レコーダーがシームレスに『三位一体』となったアプリ。マウスを使ってインターネット…というと、例えばご高齢の方などは身構えてしまうこともあるだろうが、リモコンを使ってテレビのチャンネルを操作する感覚は子供からお年寄りまで慣れ親しんだもの。リモコンでwebブラウジングができるROBROは、多くの方に使い勝手よく簡単に利用していただけるアプリだと思う。幅広い層のユーザーに訴求していきたい」とコメントした。今後はPCだけでなくテレビなどの家電製品にも搭載を狙っていくほか、(株)アプレシオ、マイスペース(株)、(株)フェイス、インテルと提携し、各種サービスを展開していく。
クイックサンが本日開催した発表会には、パートナーシップを組んだ上記4企業も出席し、各社がROBROを使用して提供するサービスについて説明をおこなった。
■(株)アプレシオ 代表取締役社長 久國清直氏
同社が運営するネットカフェ全店舗のPC端末にLDT-FS100Uを導入し、「ROBRO」を使用可能に。「新宿ハイジア店」「ららぽーと豊洲店」「銀座店」では、発売に先駆けて7月26日より導入される。久國氏は「ROBROはテレビもwebもリモコンでブラウジングできるため、椅子にゆったり腰掛け、キーボードやマウス操作をするよりもリラックスして視聴を楽しんでいただけると思う。また、現在店舗ではPCとテレビを両方用意しているが、これを一台に統一することができ、店舗空間を有効活用できるのも魅力だ」と語った。
■マイスペース(株) 代表取締役 大蘿淳司氏
同社が運営するSNSサイト「MySpace」へのリンクを、ROBROのチャンネルスロットにプリセットする。また、4桁ナンバーのチャンネル(1000CH〜9999CH)には各アーティストのページも用意。「1ページずつ用意する各アーティストページと、ROBROの『チャンネル』という概念は親和性が高い。テレビのザッピング感覚で楽しんでもらえるのではないか。今後はROBROをハブとして、音楽や動画販売などさまざまなサービスを展開していきたい」(大蘿氏)
■(株)フェイス 取締役 踊 契三氏
同社が運営する動画コンテンツの総合ポータルサイト「カザスチャンネル」をチャンネルスロットにプリセットし、同社が開発した権利認証技術「NFRM(Near Field Rights Management)」に対応したコンテンツを配信する。これは“おサイフケータイ”や携帯電話の赤外線通信機能を利用し、パソコンなどと連携して動画を楽しめるというもの。
「購入の際わざわざクレジットカード番号を入力しなくても、“おサイフケータイ”サービス登録時に記録した手軽に利用できるのも利点のひとつ」とのことだ。購入した動画は、PCにFeliCaポートをかざすだけで転送することができる。
■インテル(株) 事業開発本部 永井 寿氏
インテルはROBROを快適に動作させるプラットフォームを提供。なおROBROはインテルCore 2 Duo プロセッサー/Core 2 Quad プロセッサー上で快適に動作する。永井氏は「複数のデジタル家電の機能を1台に統合するのは我々も目指していたこと。ROBROほどテレビとwebの強みをそれぞれ損なうことなく活かしたアプリはこれまでなかったと思う。ここから様々な機器とwebブラウジング機能を融合させていきたい。インテルのプラットフォームが活かせるものと思う」とコメントした。
(Phile-web編集部)
「ROBRO(ロブロ)」では、テレビと同様の操作感でwebブラウジングが楽しめるよう、リモコン操作に最適化されたUIが開発されている点が大きなポイントだ。ロジテックのPC用地デジチューナー「LDT-FS100U」に同梱されたシステムとしてのROBROの詳細を説明していこう。
LDT-FS100UはUSB2.0インターフェースを採用したPC用地デジチューナーで、最大1,920×1,080/30fpsの表示が可能。対応OSはWindows XP/Vistaで、電源はUSBバスパワー方式だ。リモコンが付属しており、これを使用して視聴アプリケーション「ROBRO」を操作することができる。
ROBROの利点は入力切替をせずシームレスにTVとwebブラウジングの切替ができる点。インターネットブラウザの「お気に入り」のような「チャンネルスロット」に、テレビ局に加え、好みのサイトやローカルフォルダなどを割り当てて直接アクセスすることが可能だ。1〜99のチャンネルが用意されており、そのうち90〜99のチャンネルはユーザーが好みのサイトを登録することが可能だ。
また、リモコンで操作しやすいよう、WEB上のリンクに自動的に3桁のナンバーを割り振り、リモコンボタンでそのナンバーを入力することによってリンク先へアクセスできる「リンク自動ナンバリング機能」を用意。録画予約も「iEPGデジタル」に割り振られたナンバーを入力して簡単に設定できる。
クイックサンが本日開催した発表会には、パートナーシップを組んだ上記4企業も出席し、各社がROBROを使用して提供するサービスについて説明をおこなった。
■(株)アプレシオ 代表取締役社長 久國清直氏
■マイスペース(株) 代表取締役 大蘿淳司氏
同社が運営するSNSサイト「MySpace」へのリンクを、ROBROのチャンネルスロットにプリセットする。また、4桁ナンバーのチャンネル(1000CH〜9999CH)には各アーティストのページも用意。「1ページずつ用意する各アーティストページと、ROBROの『チャンネル』という概念は親和性が高い。テレビのザッピング感覚で楽しんでもらえるのではないか。今後はROBROをハブとして、音楽や動画販売などさまざまなサービスを展開していきたい」(大蘿氏)
■(株)フェイス 取締役 踊 契三氏
同社が運営する動画コンテンツの総合ポータルサイト「カザスチャンネル」をチャンネルスロットにプリセットし、同社が開発した権利認証技術「NFRM(Near Field Rights Management)」に対応したコンテンツを配信する。これは“おサイフケータイ”や携帯電話の赤外線通信機能を利用し、パソコンなどと連携して動画を楽しめるというもの。
「購入の際わざわざクレジットカード番号を入力しなくても、“おサイフケータイ”サービス登録時に記録した手軽に利用できるのも利点のひとつ」とのことだ。購入した動画は、PCにFeliCaポートをかざすだけで転送することができる。
■インテル(株) 事業開発本部 永井 寿氏
(Phile-web編集部)
トピック
- ブランドLOGITEC
- 型番LDT-FS100U
- 発売日2008年8月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格19,000円前後)
【SPEC】●インターフェース:USB 2.0 Full-Speed ●映像周波数:UHF 470MHz〜770MHz(13〜62ch) ●画面表示サイズ:最大 1920×1080 (放送内容に依存) ●フレームレート:最大30fps(放送内容に依存) ●入力電圧:DC+5V(USBポートより供給) ●消費電流(MAX):最大400mA ●外形寸法:98W×15H×70Dmm(突起部を除く) ●質量:約80g(本体のみ)