前年比5%の出荷台数減も薄型TVシェアは伸びる
ディスプレイサーチ、世界市場における08年4Qの薄型TV出荷実績を発表
ディスプレイサーチは、世界市場における2008年第4四半期の薄型TV出荷実績を発表した。出荷台数が昨年比で5%以上落ち込んだことなどを明らかにした。
先日発表された北米市場の状況(関連ニュース)に続き世界市場の実績が明かされた形。昨今の経済情勢を受け世界的にも購買意欲が減少し、薄型テレビもその影響で出荷台数を落としたという。2008年第4四半期の出荷台数は5770万台で、全世界で総数6000万台以上だった昨年から5%以上減少した。金額では300億ドル以上の売り上げ減だという。
一方、テレビ全体に占める薄型テレビのシェアは、第3四半期の57%から66%に上昇。特に40V型以下のモデルでは低価格化のスピードが速いことなどが影響しているとしている。
また、フルHD対応モデルのシェアが初めて20%を上回ったことも明かされた。そして、国別では中国が19%と最大のシェアを占め、西ヨーロッパと北米市場が続く形となった。中国と東ヨーロッパで急激な伸びがあったこともあり、液晶テレビは全ての地域でシェアを増やした。
なお、今回の調査では、テレビの種類別シェアと世界市場におけるメーカーシェア順位も発表された。詳細は下記の表の通り。
■種別シェア
■メーカー別シェア
先日発表された北米市場の状況(関連ニュース)に続き世界市場の実績が明かされた形。昨今の経済情勢を受け世界的にも購買意欲が減少し、薄型テレビもその影響で出荷台数を落としたという。2008年第4四半期の出荷台数は5770万台で、全世界で総数6000万台以上だった昨年から5%以上減少した。金額では300億ドル以上の売り上げ減だという。
一方、テレビ全体に占める薄型テレビのシェアは、第3四半期の57%から66%に上昇。特に40V型以下のモデルでは低価格化のスピードが速いことなどが影響しているとしている。
また、フルHD対応モデルのシェアが初めて20%を上回ったことも明かされた。そして、国別では中国が19%と最大のシェアを占め、西ヨーロッパと北米市場が続く形となった。中国と東ヨーロッパで急激な伸びがあったこともあり、液晶テレビは全ての地域でシェアを増やした。
なお、今回の調査では、テレビの種類別シェアと世界市場におけるメーカーシェア順位も発表された。詳細は下記の表の通り。
■種別シェア
種類 | 出荷台数(単位:万台) | シェア | 四半期成長率 | 年間成長率 |
液晶 | 33,528 | 58.1% | 25% | 18% |
プラズマ | 4,439 | 7.7% | 17% | 12% |
有機EL | 1 | 0.0% | -22% | -56% |
CRT | 19,601 | 34.0% | -16% | -30% |
リアプロジェクション | 115 | 0.2% | 28% | -69% |
合計 | 57,683 | 100% | 7% | -5% |
■メーカー別シェア
順位 | メーカー名 | シェア(08年3Q) | シェア(08年4Q) | 四半期成長率 | 年間成長率 |
1 | サムスン | 22.3% | 22.0% | 4% | 10% |
2 | ソニー | 12.9% | 14.5% | 19% | -7% |
3 | LGエレクトロニクス | 10.7% | 11.5% | 13% | 13% |
4 | パナソニック | 8.6% | 8.7% | 7% | -3% |
5 | シャープ | 8.2% | 7.6% | -2% | -2% |
その他 | 37.2% | 35.7% | 1% | -21% | |
合計 | 100.0% | 100.0% | 6% | -7% |