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製品化時期は“未定だが、Readyな状態”

【CES】シャープ、BD一体型の3D液晶テレビを参考出展 - BDプレーヤーやフルHDプロジェクターも登場

公開日 2010/01/08 20:37 ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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シャープのブースでひときわ目を引くのが、ヤンキースのJoba Chamberlain投手を起用した大きな看板を掲げた3Dテレビの特設展示スペースだ。


一際目立つシャープの3Dデモスペース
こちらでは、いわゆる“ブルーレイ内蔵AQUOS”のように、3D対応BDプレーヤーを内蔵した3D液晶テレビを参考出展。アクティブシャッター式のメガネを使用するタイプのもので、画面サイズは60インチ。UV2Aパネルを搭載し、3Dに対応させたLEDバックライトシステムも採用している。これらの技術により、明るさやコントラスト比を向上させたのだという。


BDプレーヤー内蔵型でLEDバックライト搭載の3D液晶テレビを開発

デモ用に用意された3D視聴用メガネ
他社製品との決定的な違いは、やはり一体型であるという点。本機一台を入手すればすぐに3D映像が観られるという分かりやすさは、特に市場に3Dが普及していく最初の過程において大きなアピールポイントとも言えるだろう。

製品化については「需要を見極めながら検討していく」(同社説明員)とやや慎重だったが、この説明員からは「機が熟せばすぐに製品化に向けた次の動きに入れる“Readyな状態”にはなっている」との言葉を聞くこともできた。熱烈な支持があれば、もしかしたらそう遠くない時期に具体的な動きが出てくるのかもしれない。

そのほかでは、プレスカンファレンス(関連ニュース)で発表された「QuadPixel Technology」搭載モデル“AQUOS”「LE Series」など、各種新製品の実機を展示。BDプレーヤー「BD-HP70U」など、カンファレンス会場では資料のみの紹介だったモデルについても実機が用意されている。

LE920シリーズの展示スペース

LE920シリーズ


LE820シリーズ

LE810シリーズ


LE700シリーズ


BD-HP70U

BD-HP52U


BD-HP24U

BD-MPC41U

また、実機の展示とともに行われているのが、各種搭載技術の実力をアピールするデモ。240Hz駆動技術「AquoMotion 240」の実力を120Hz駆動機と比較したり、UV2Aパネルによる白の明るさと黒の沈み方の進化を解説するコーナーを設けるなどしている。


AquoMotionのデモ

UV2Aパネルのデモ
また、特にデモなどはなく実機の展示のみだったが、アメリカでは既に発売中のフルHD DLPプロジェクター「XV-Z15000」も用意。そのほかでは、iPodドックを搭載したコンポやスピーカーなども展示されていた。

XV-Z15000

スピーカーやコンポなどの各種iPodドック搭載製品も展示


ブース入口には同社がソーラーパネルを提供している東海大学のソーラーカーの姿も

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