AVレビュー編集部が現地取材を敢行!
最新サラウンド技術の発信地、米DTS本社の新社屋を訪問した
サラウンドフォーマットの中核を担うDTS。ロサンゼルスに本拠を置く本社が昨年末に移転したとの知らせを受け、AVレビュー編集部は早速、新社屋への取材を試みた。本誌に載せきれなかった秘蔵写真も紹介しながら新社屋をレポートする。(本文は「月刊AVレビュー」2010年3月号より転載しました)
DTS-HD Master Audioをはじめ、AVにおけるサラウンドフォーマットの中核を担うDTS。編集部は今回、昨年11月に移転したばかりのDTS本社の新社屋を取材した。新社屋はロサンゼルスの郊外に位置している。広大なオフィスを案内してくれたのは、DTS,Inc VP,MarketingのTom Dixon氏だ。社屋にはオフィスや開放的な会議スペースの他、本格的なPAシステムを備えたホールがあり、快適な空間が用意されていた。
ロサンゼルス郊外に構えるDTS本社の新社屋。取材日がCES直後ということもあり、
各国の同社オフィスからスタッフが集まっていた
中でも印象に残ったのは、7.2chのシステムを持つデモルームである。ここで日夜、様々な技術や新フォーマットの視聴やプレゼンテーションが行われているという。
様々なコンテンツを視聴することができたが、映画ソフトはもちろん、音楽ソフトのマルチch再生クオリティも特に印象に残った。Dixon氏によれば、DTSはそのテクノロジーを音楽ソフトにも今まで以上に積極的に活かしていきたいと考えているという。また、BDがCDをはるかに凌駕するハイレゾリューション・サウンドを収録できるという点を非常に重視しているとのこと。DTSフォーマットの音楽BDソフトへの採用も、すでに多くの例がある。BDの巨大なキャパシティを用いて、DTSはより音の素晴らしさを強調していきたい、とのことだ。ネットを通して音楽配信などでも、同社のフォーマットを活かす方法も模索しているという。
CES2010の同社ブース(関連ニュース)では、PC向けの技術の「DTS Premium Suite」、放送・ゲーム等に適したエンコード技術「DTS Neural Surround」など、BDに留まらない同社の技術展開が窺えた。それをふまえ、Dixon氏に同社のビジョンを伺うと、「2ch、マルチch、バーチャルサラウンドなどサウンドの形式を問わず、ピュアなクオリティを追求していくという姿勢は変わりません。コンテンツの魅力をDTSの技術でいかに自然に再現することが重要なのです」と答えてくれた。
DTS-HD Master Audioをはじめ、AVにおけるサラウンドフォーマットの中核を担うDTS。編集部は今回、昨年11月に移転したばかりのDTS本社の新社屋を取材した。新社屋はロサンゼルスの郊外に位置している。広大なオフィスを案内してくれたのは、DTS,Inc VP,MarketingのTom Dixon氏だ。社屋にはオフィスや開放的な会議スペースの他、本格的なPAシステムを備えたホールがあり、快適な空間が用意されていた。
各国の同社オフィスからスタッフが集まっていた
中でも印象に残ったのは、7.2chのシステムを持つデモルームである。ここで日夜、様々な技術や新フォーマットの視聴やプレゼンテーションが行われているという。
様々なコンテンツを視聴することができたが、映画ソフトはもちろん、音楽ソフトのマルチch再生クオリティも特に印象に残った。Dixon氏によれば、DTSはそのテクノロジーを音楽ソフトにも今まで以上に積極的に活かしていきたいと考えているという。また、BDがCDをはるかに凌駕するハイレゾリューション・サウンドを収録できるという点を非常に重視しているとのこと。DTSフォーマットの音楽BDソフトへの採用も、すでに多くの例がある。BDの巨大なキャパシティを用いて、DTSはより音の素晴らしさを強調していきたい、とのことだ。ネットを通して音楽配信などでも、同社のフォーマットを活かす方法も模索しているという。
CES2010の同社ブース(関連ニュース)では、PC向けの技術の「DTS Premium Suite」、放送・ゲーム等に適したエンコード技術「DTS Neural Surround」など、BDに留まらない同社の技術展開が窺えた。それをふまえ、Dixon氏に同社のビジョンを伺うと、「2ch、マルチch、バーチャルサラウンドなどサウンドの形式を問わず、ピュアなクオリティを追求していくという姿勢は変わりません。コンテンツの魅力をDTSの技術でいかに自然に再現することが重要なのです」と答えてくれた。