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インテリジェントプレイリスト機能も搭載

バング&オルフセン、スタイリッシュなデジタルオーディオシステム「BeoSound 5」を発売

公開日 2010/04/08 18:12 ファイル・ウェブ編集部
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バング&オルフセン ジャパン(株)は、デジタルオーディオやインターネットラジオが楽しめるプレーヤー「BeoSound 5」を4月1日より販売している。

中央が「BeoSound 5」、奥の黒いボックスが「Beomaster 5」

「BeoSound 5」は、曲選択や再生などを行うコンソール「BeoSound 5」(税込273,000円)と、500GB HDD内蔵のプレーヤー「Beomaster 5」(税込315,000円)のセット。付属品としてUSBケーブル(4.5m/9m)など3種類のケーブルが同梱され、アクセサリーとしてフロアスタンド「FS2191」(税込61,950円)、テーブルスタンド「TS2192」(税込26,250円)、ウォールブラケット「WB2193」(税込11,550円)が用意されている。

「BeoSound 5」はアナース・ハーマンセン氏がデザイン。10.4インチ、解像度1,024×768の液晶ディスプレイを持ち、右サイドに備えられたスクロール用/ポインター用/音量調節用の3つのホイールで操作を行う。接続端子としてHDMI、USBを搭載するが、接続は「Beomaster 5」のみに限られるとのこと。ディスプレイ部は約90度ほど傾斜させることも可能。電力の供給はBeomaster 5経由で行う。HDMI経由で同社のテレビ「BeoVision」と接続し、映像を出力することが可能。

右サイドのホイールを回して、画面をスクロールさせたりポインターを動かしたりしてメニューをセレクトする

ホイールはスクロール用/ポインター用/音量調節用の3つ


ディスプレイは約90度ほど傾斜させることも可能
「Beomaster 5」はデビッド・ルイス氏がデザイン。キャビネットはブラックのソフトタッチラッカー仕上げで、その外観は非常にシンプルだ。接続端子としてUSB(2.0対応)2系統、LAN端子(10/100Mbps対応)、SPDIF、DVI-D端子などを備える。BeoSound 5とはUSB経由で接続する。BeoLink経由でマルチルーム音楽配信も行える。

Beomaster 5

再生可能な音楽ファイルはWMA/MP3/WAV/AAC。FLACにも「今後対応を検討中」(同社説明員)だという。またJPEG/BMP/GIF/TIFFの再生にも対応し、写真を保存して見ることもできる。

インターフェースはとてもスマート。アルバムアートワークの表示も可能。スクロールはホイールを回して行える

特定のアルバムのアートワークを大きく表示させることも可能

「BeoSound 5」で再生する音源は、PCにインストールしたソフト「BeoPlayer」(対応OS:Windows 2000/VP/Vista/7)で取り込み。LAN経由で「Beomaster 5」の内蔵HDDへとコピーする。なお既にPC内に存在する音源も、DRMがかかっているもの以外はBeomaster 5へ勿論コピーすることが可能だ。BeoPlayer非対応のMacの場合は、iTunesの楽曲ライブラリをコピーして使うことができる。

なお、Beomaster 5内蔵のHDD以外は使えないため、記録容量を増設することはできない。

こういった設置時の作業はインストーラーが設定を行ってくれるとのこと。またソフトウェアアップデートはB&Oから自動的に配信&実施されるという。

「BeoSound 5」の一番の特徴は、インテリジェントプレイリスト機能「MOTS(More Of The Same)」という機能だ。B&OとOFAI(オーストリア人工知能研究協会)が共同で開発した特許出願中のアルゴリズムにより、ユーザーが選んだ1曲(「SEED」と呼ばれる)と似た曲を自動で集めてプレイリストを作ってくれるというもの。18,000曲のリズムやシンコペーション、調性の変化、ボーカルハーモニーなどを解析し、人間の耳によるテストを経てデータベース化している。


MOTSで生成したフォルダ(写真内の白文字のもの)。「RED」などは自分で作れるプレイリスト
「SEED」は99個まで設定可能。1つのSEEDを元に、無限に曲を集められるとのこと。MOTS以外にも、全て自分でセレクトできるプリセットフォルダも4つ用意されている。


バング&オルフセン  ヨハン・ギルド氏

バング&オルフセン 橋本隆俊氏
本日デンマーク大使館で行われた説明会に登壇した同社カントリー・マネージャーのヨハン・ギルド氏は「BeoSound 5を使うことによって、家に来た友人と音楽のコレクションを共有するなどの楽しみ方もできる」とコメント。また製品の説明を行ったプロダクトマネージャーの橋本隆俊氏は「バング&オルフセンはこれまでもその時代ごとに求められる技術や製品を提案・提供してきた。MOTSはデジタルミュージックならではの楽しみ方。沢山の曲のなかからアーティストやジャンルを超えて同じ傾向の曲を集めることができ、音楽の再発見につながる」と本機をアピールした。

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