SXRD方式の反射型液晶パネルを採用
【CES】三菱、同社初の3Dプロジェクター「HC9000D」を出展 − 超大画面テレビ・3Dエンターテインメントの取り組みもアピール
三菱電機はセントラルホールにブースを構えている。
同社初のSXRD搭載3Dプロジェクター「HC9000D」
まず日本のホームシアターファンに注目してほしいのが、同社初のフルハイビジョン3Dプロジェクター「HC9000D」だ。価格は未定だが、10,000ドル以下での販売を想定。発売時期は2月中旬を予定しているという。北米では写真の“ミッドナイトブラック”のみの展開となるが、日本や欧州などでは、“プレミアムホワイト”も展開する予定だ。3D視聴に必要なメガネとエミッターは、基本的に別売オプションでの展開を想定している。
三菱はこれまでDLP方式、透過型液晶方式のプロジェクターをラインアップしてきたが、本機ではじめて、高輝度/高コントラスト/高速応答速度に定評があるソニー製の反射型液晶パネルSXRDを採用した。ランプパワーは従来のモデルよりぐっとあがって約230W。新開発の光学エンジンとの組み合わせによって、12万対1というハイコントラストを実現する(アイリス閉時)。
そのほか、色収差を低減させるED(超低分散レンズ)を含む6群17枚構成の新開発レンズや、RGBCMYを独立して「色彩」「彩度」「明度」で調整できるカラーマネージメント機能など、さまざまな三菱独自の高画質テクノロジーが搭載されている。
画質面でとくにこだわったのは「色」と「動画レスポンス」だという。カラーフィルターに工夫を施して、グリーンとシアンの色域を広げられるようにして、三管式のプロジェクターに近いイメージの画質につくりこんだそうだ。動画性能の面では、フィルム特有のカタカタ感を残しながらクッキリ鮮明な映像を映し出すフレームレートコンバーターの搭載に注目したい。
カスタムインストーラーへの配慮も進んでいて、設置性にも優れている。新開発レンズは1.8倍電動ズームに対応。レンズシフトも電動式で、上下100%、左右45%と広範囲に動かせる。
3D映像を楽しむには、専用のアクティブシャッターメガネとエミッターを用いる。ちなみに3D対応で、なおかつ2.35対1のシネスコ表示に対応しているのは、ホームシアター用途としては本機だけとのことだ。
ホームシアターファンはぜひチェックしてほしい3Dプロジェクターだ。ちなみに三菱はエントリーシリーズでは、今後もDLP方式での製品づくりを継続していくそうだ。
92インチのDLP搭載3Dプロジェクションテレビなど大画面テレビのラインナップ
そのほか、他社ブースと同じく、超大画面テレビも多数展示されている。3D対応の75インチレーザーテレビ「LASER VUE」や、先日のCES Unveiledで公開された92インチの3D DLPホームシネマテレビを展示。ショッピングモールなどでの活用が見込まれている155インチの「ダイヤモンドビジョンOLED(オーロラビジョンの海外版名称)」も来場者の注目を集めていた。
リアプロジェクション方式の3D DLPホームシネマTVでは、DLP方式の利点を活かし、クロストークを抑えた「見やすい3D映像」をアピールしていた。
また、三菱の液晶テレビの音のよさは日本でも「DIATONEサラウンド」が注目されているが、米国ではさらに進んだ取り組みがみられる。三菱のLEDテレビは北米では「unisen」ブランドで展開している。その上位機種ではテレビ本体に内蔵した複数個のスピーカーとマイク測定による音場補正技術によって、壁反射を用いた立体感のある本格サラウンドが実現できるのだ。測定結果をGUIで表示することも可能だ。まさに1台でホームシアターが完成するユニークなテレビである。
同社初のSXRD搭載3Dプロジェクター「HC9000D」
まず日本のホームシアターファンに注目してほしいのが、同社初のフルハイビジョン3Dプロジェクター「HC9000D」だ。価格は未定だが、10,000ドル以下での販売を想定。発売時期は2月中旬を予定しているという。北米では写真の“ミッドナイトブラック”のみの展開となるが、日本や欧州などでは、“プレミアムホワイト”も展開する予定だ。3D視聴に必要なメガネとエミッターは、基本的に別売オプションでの展開を想定している。
三菱はこれまでDLP方式、透過型液晶方式のプロジェクターをラインアップしてきたが、本機ではじめて、高輝度/高コントラスト/高速応答速度に定評があるソニー製の反射型液晶パネルSXRDを採用した。ランプパワーは従来のモデルよりぐっとあがって約230W。新開発の光学エンジンとの組み合わせによって、12万対1というハイコントラストを実現する(アイリス閉時)。
そのほか、色収差を低減させるED(超低分散レンズ)を含む6群17枚構成の新開発レンズや、RGBCMYを独立して「色彩」「彩度」「明度」で調整できるカラーマネージメント機能など、さまざまな三菱独自の高画質テクノロジーが搭載されている。
画質面でとくにこだわったのは「色」と「動画レスポンス」だという。カラーフィルターに工夫を施して、グリーンとシアンの色域を広げられるようにして、三管式のプロジェクターに近いイメージの画質につくりこんだそうだ。動画性能の面では、フィルム特有のカタカタ感を残しながらクッキリ鮮明な映像を映し出すフレームレートコンバーターの搭載に注目したい。
カスタムインストーラーへの配慮も進んでいて、設置性にも優れている。新開発レンズは1.8倍電動ズームに対応。レンズシフトも電動式で、上下100%、左右45%と広範囲に動かせる。
3D映像を楽しむには、専用のアクティブシャッターメガネとエミッターを用いる。ちなみに3D対応で、なおかつ2.35対1のシネスコ表示に対応しているのは、ホームシアター用途としては本機だけとのことだ。
ホームシアターファンはぜひチェックしてほしい3Dプロジェクターだ。ちなみに三菱はエントリーシリーズでは、今後もDLP方式での製品づくりを継続していくそうだ。
92インチのDLP搭載3Dプロジェクションテレビなど大画面テレビのラインナップ
そのほか、他社ブースと同じく、超大画面テレビも多数展示されている。3D対応の75インチレーザーテレビ「LASER VUE」や、先日のCES Unveiledで公開された92インチの3D DLPホームシネマテレビを展示。ショッピングモールなどでの活用が見込まれている155インチの「ダイヤモンドビジョンOLED(オーロラビジョンの海外版名称)」も来場者の注目を集めていた。
リアプロジェクション方式の3D DLPホームシネマTVでは、DLP方式の利点を活かし、クロストークを抑えた「見やすい3D映像」をアピールしていた。
また、三菱の液晶テレビの音のよさは日本でも「DIATONEサラウンド」が注目されているが、米国ではさらに進んだ取り組みがみられる。三菱のLEDテレビは北米では「unisen」ブランドで展開している。その上位機種ではテレビ本体に内蔵した複数個のスピーカーとマイク測定による音場補正技術によって、壁反射を用いた立体感のある本格サラウンドが実現できるのだ。測定結果をGUIで表示することも可能だ。まさに1台でホームシアターが完成するユニークなテレビである。