アイ・オー、Android OS搭載マルチメディアプレーヤー“alimo（アリモ）”を発売

（株）アイ・オー・データ機器は、Android OSと7型マルチタッチ液晶を搭載したマルチメディアプレーヤー“alimo（アリモ）”「IAT-PSR701」を8月上旬に発売する。価格はオープンだが、34,800円前後での販売が予想される。

本機はAndroid OS 2.2を搭載したマルチメディアプレーヤー。7型の静電容量式マルチタッチTFT液晶モニターを装備し、動画や音楽、静止画コンテンツの再生が楽しめる。画面の解像度は800×480ドット（WVGA）。画面は縦横ローテーション表示に対応。Adobe Flash Player 10.1もサポートした。内蔵CPUは800MHz。発売後にAndroid OS 2.3へのアップデートも実施を予定しているという。

本体外形寸法は約230W×120H×40Dmm、質量は約470g。本体をデスクトップ上に立てて置けるようなデザインとしたほか、手持ちに便利なハンズオングリップ構造により持ち歩きスタイルでの携帯性も高めている。QWERTY配置のソフトウェアキーボードも搭載した。

外部記録媒体は最大32GBのSDHCメモリーカードに対応。商品パッケージには4GBのSDカードが付属する。USBマスストレージクラスのデバイスについても読み込み専用で対応しており、FAT/FAT32/NTFSフォーマットをサポートする。

無線LANはIEEE802.11b/g/n（2.4GHz）規格に準拠。Bluetooth機能もVer.2.0+EDR準拠とし、A2DP/HSPプロファイルに対応している。

再生可能なファイルフォーマットは、動画がMPEG-4/3GPP、音楽がMP3/WAVE/MPEG-4、静止画はJPEG/GIF/PNG/BMP。本機をフォトフレームとしても使うことも可能だ。SDカードやUSBメモリーに保存したファイルのほかにも、DLNAサーバー（DMS）に対応したNASのコンテンツも無線LAN経由で再生が行える。DTCP-IPには非対応。

本体には約200万画素のメインカメラと約32万画素のインカメラを備える。動画撮影は最大640×480/30fpsに対応。保存されるファイル形式はMPEG-4（3GPP）となる。静止画は2メガのJPEGファイルが撮影できる。

Skypeアプリがプリインストールされており、インターネットに接続すればビデオ・音声通話が手軽に楽しめる。Skypeの他にもGmailやYouTube、radikoプレーヤーやGoogleマップをはじめ、標準で33種類のアプリケーションがプリインストールされている。Androidマーケットにも対応しており、本機でAndroidアプリをダウンロードすることも可能だ。またスケジュールやTwitter、RSSリーダー、お天気、ラジオや占いなど、一つの画面で使える便利なガジェットアプリも搭載している。

本体にはGPS、3軸電子コンパス・加速度センサー、照度センサー、モノラルマイクを内蔵。ステレオスピーカーも搭載する。

赤外線マルチリモコン機能も搭載されている。アイ・オー・データ製品のリモコンコードをサポートし、同社製の地デジチューナーやリンクプレーヤー、地デジチューナー搭載液晶モニターなどのシリーズ製品が本機からコントロールできる。また他社製品についても、テレビ13社、BD/DVDプレーヤー15社、オーディオレシーバー12社、CDプレーヤー11社などの基本操作にも対応した。

入出力端子はイヤフォン用3.5mmステレオミニジャック、USB2.0端子をAタイプ（ホスト）×1、マイクロBタイプ（デバイス）×1を搭載する。ホスト側端子にキーボードやマウスをつなぐことも可能だ。

HDMI端子（ミニタイプ）も設けられており、本機で再生しているインターネットの画面や動画/静止画、ゲームなどを大画面に映して楽しめる。テレビのみの出力表示に切り替えれば、HDMI経由で1920×1080pのフルHD動画ファイル出力も行える。

その他の便利な機能には、「見守り機能」を搭載し、本機の電源とカメラアプリを起動したまま、外出先からSkype経由で本機にアクセスして自宅の様子をスマートフォンやPCでモニタリングすることも可能だ。

電源はリチウムイオン充電池を採用しており、約4時間のフル充電で約2.5時間の動画が再生できる。AC電源でも利用できる。

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