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ホームユースを意識した価格とデザインに

ソニー、AV機器など向けの蓄電池“ホームエネルギーサーバー”を15万円で発売

公開日 2011/09/05 13:05 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、家庭用の蓄電池“ホームエネルギーサーバー”「CP-S300」を10月に発売する。価格はオープンだが15万円前後での実売が予想される。50Hz地域専用モデルの「CP-S300E」と60Hz地域専用モデルの「CP-S300W」を用意している。

CP-S300

ACアダプター経由で充電しておいた電気を、AV家電の駆動や携帯電話の充電のために使用できる蓄電池。他機器接続用のコンセントを2口搭載している。現在存在している蓄電池の多くは業務用で高価なため、一般家庭でも使用できるよう、なるべく安価でコンパクトなものを開発しようとしたという。なお、Whあたりの単価も493円という数値を実現している。

電池容量は300Whで、フル充電時間が約6時間。機種にもよるがBDレコーダーなら約5時間、40V型以下の液晶/プラズマテレビでは約1〜2.5時間の駆動、携帯電話/スマートフォンでは約50時間の使用や約30回分のフル充電ができる。なお、41V型以上のテレビやデスクトップパソコンなど、消費電力が300Wh以上となる機器は使用不可能。

外形寸法は210W×350H×290Dmm、質量が約12kg。天面には電池残量確認ランプや出力オン/オフボタンなどを供え、家庭内に置いても違和感のないようスタイリッシュなデザインを意識。非常時での使用が多くなることを想定し、説明書を見なくても操作方法が分かるよう、本体に必要事項を記載している。

蓄電池には、同社製のオリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池を使用。1日1回の充電・放電をした場合で10年以上繰り返し使える長寿命を実現している。そのほか、過電流防止機能や保護タイマー、異常温度・異常出力検知機能も備え、安全性にも配慮している。

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