フジテレビ、今日から一部番組をYouTubeで無料配信開始 − 「テルマエ・ロマエ」や「アイドリング!!!」、FNNニュースなど
先日お伝えしたとおり(関連ニュース)、(株)フジテレビジョンは、YouTubeにてテレビ放送したアニメやニュース番組などを本日から無料配信開始した。
当初はYouTubeにニュース/エンターテイメント/アニメの3ジャンル6つのチャンネルを用意し、年間1,000〜1,500時間程度の番組を配信していく。ラインナップと各チャンネルの展開方法は以下の通り。
FNN フジニュースネットワーク
http://www.youtube.com/user/FNNnewsCH
FNNニュースの動画クリップ(1本1分前後)を、1日平均40本程度配信する。テレビで放送後数時間での配信を予定しているとのこと。配信期間は1ヶ月程度。
新報道2001WEB版
http://www.youtube.com/user/hodo2001 ※4/23公開予定
(フジテレビ系列 日曜7:30〜8:55)
BS フジ LIVE プライムニュース ※4/23公開予定
http://www.youtube.com/user/primenews
(BSフジ 月曜〜金曜 20時〜21:55)
「新報道2001WEB版」と「BS フジ LIVE プライムニュース」については、テレビ放送された本編を40分程度に編集しなおした“web用スペシャルエディション”を配信。たとえば「新報道2001WEB版」では、討論の部分を中心に編集した配信する予定とのこと。テレビ放送で流れていなかった部分がYouTubeでは流れる、ということはないという。
テレビ放送が終了した数日後に配信がスタートし、配信期間は2週間程度。
フジテレビに出たい人TV
http://www.youtube.com/user/detaitv
(フジテレビ 毎週月曜深夜0:45〜1:10)
4月9日よりスタートした同番組は、「フジテレビに出たい」と思っている人が自慢の一芸動画を動画HPを通じてYouTubeに投稿。その投稿動画のYouTubeでの評価と番組での評価によって、フジテレビ番組への出演が決まるオーディションバラエティ番組。
アイドリング!!!
http://www.youtube.com/user/idolingch
(月〜金曜 17:30〜18:00)
メンバーが自分で撮影した1〜2分程度の日常風景を公開する「日刊アイドリング!!! 」、10分程度の体当たりロケを撮影する「週刊アイドリング!!! 」といったオリジナルショートコンテンツを配信。また、過去6年間にわたる放送番組の中から好評なものを厳選して配信するほか、過去のコンサート映像や楽曲、PVなども流す予定という。
フジテレビアニメ
http://www.youtube.com/user/fujianimation
深夜アニメ枠「ノイタミナ」などで放送された人気アニメを配信予定。当初は「テルマエ・ロマエ」と「空中ブランコ」の2作が用意される。
なお、6つのチャンネルのうち、アニメのみ国内限定配信となる。これは権利上の問題などが理由とのこと。
また、「フジテレビオンデマンド」をはじめとした有料VODサービスとの住み分けについては、「有料VODは基本的にドラマなどの見逃し視聴をカバーするための用途。YouTubeはニュースやバラエティ、アニメの配信など、コンテンツのジャンル的な住み分けがまずある。現状、ドラマやバラエティ番組がYouTubeですぐに配信されることはないと思う」(本多氏)とコメント。
さらに、「有料VODと無料のYouTube配信を住み分ける、というより、“どちらもやっていかなければいけない”というのが正直なところ。無料配信がどのくらいのビジネスになるのか測りかねる部分もある。これから色々なかたちを試していければ」と続けた。
■YouTube×フジテレビで「『どう遊べるか』を色々試したい」(本多氏)
本日開かれた記者会見には、GoogleのYouTubeコンテンツ担当副社長のロバート・キンセル氏、Google執行役員 YouTubeパートナーシップ日本代表の水野有平氏、フジテレビ 執行役員 クリエイティブ事業局長の大多 亮氏が出席した。
フジテレビの本多氏は「YouTubeとタッグを組んだ包括的配信は、日本のテレビ局として初めてだと自負している」とコメント。同氏によれば、YouTube上でフジテレビのコンテンツを展開するかどうかという議論は数年前からされており、昨年5月には、番宣動画などを見られる「ミトカナイトフジ!」をスタート。今回のような展開は、同社の日枝会長がGoogleのツァイトガイスト・カンファレンス(主要パートナーや広告主向けのイベント)に招待され出席した際、Googleのエリック・シュミット氏らとテレビとネットの未来について会談したことがきっかけのひとつになったのだという。
「今回のYouTube配信は、フジテレビのコンテンツのグローバル展開が大きな目標のひとつ。YouTubeを利用して世界中の方々に視聴して貰える機会が増えることを期待している。また、ネット世代の視聴者にも番組が認知され、地上波放送の視聴者増加などの相乗効果も期待したい。コンテンツの内容については、まだまだ“はじめの一歩”。YouTubeという巨大プラットフォームとフジテレビのコンテンツを融合させることで何ができるのか − フジテレビ風に言うと『どう遊べるのか』を色々試して、面白いものを配信していきたいと考えているところだ」と、今後の展開に意欲を見せた。
Googleのロバート・キンセル氏も「既にディズニーやワーナー、BBCなどが利用しているYouTubeのプラットフォームに、今回新たにフジテレビが参加することになり、大変期待している。我々は、これはフジテレビが先見の明をもって、今後インターネット配信を加速化していく試みの証だと捉えている。フジテレビの高品質なコンテンツを、日本はもちろん海外の視聴者に提供するサポートができるのを、大変楽しみにしている」と賛辞を送った。
記者会見の最後には、アイドリング!!!のみなさんが登場。この模様もYouTubeで配信されるとのことで、全世界の視聴者に向けて15カ国語でアイドリング!!! をアピールしていた。
当初はYouTubeにニュース/エンターテイメント/アニメの3ジャンル6つのチャンネルを用意し、年間1,000〜1,500時間程度の番組を配信していく。ラインナップと各チャンネルの展開方法は以下の通り。
FNN フジニュースネットワーク
http://www.youtube.com/user/FNNnewsCH
FNNニュースの動画クリップ(1本1分前後)を、1日平均40本程度配信する。テレビで放送後数時間での配信を予定しているとのこと。配信期間は1ヶ月程度。
新報道2001WEB版
http://www.youtube.com/user/hodo2001 ※4/23公開予定
(フジテレビ系列 日曜7:30〜8:55)
BS フジ LIVE プライムニュース ※4/23公開予定
http://www.youtube.com/user/primenews
(BSフジ 月曜〜金曜 20時〜21:55)
「新報道2001WEB版」と「BS フジ LIVE プライムニュース」については、テレビ放送された本編を40分程度に編集しなおした“web用スペシャルエディション”を配信。たとえば「新報道2001WEB版」では、討論の部分を中心に編集した配信する予定とのこと。テレビ放送で流れていなかった部分がYouTubeでは流れる、ということはないという。
テレビ放送が終了した数日後に配信がスタートし、配信期間は2週間程度。
フジテレビに出たい人TV
http://www.youtube.com/user/detaitv
(フジテレビ 毎週月曜深夜0:45〜1:10)
4月9日よりスタートした同番組は、「フジテレビに出たい」と思っている人が自慢の一芸動画を動画HPを通じてYouTubeに投稿。その投稿動画のYouTubeでの評価と番組での評価によって、フジテレビ番組への出演が決まるオーディションバラエティ番組。
アイドリング!!!
http://www.youtube.com/user/idolingch
(月〜金曜 17:30〜18:00)
メンバーが自分で撮影した1〜2分程度の日常風景を公開する「日刊アイドリング!!! 」、10分程度の体当たりロケを撮影する「週刊アイドリング!!! 」といったオリジナルショートコンテンツを配信。また、過去6年間にわたる放送番組の中から好評なものを厳選して配信するほか、過去のコンサート映像や楽曲、PVなども流す予定という。
フジテレビアニメ
http://www.youtube.com/user/fujianimation
深夜アニメ枠「ノイタミナ」などで放送された人気アニメを配信予定。当初は「テルマエ・ロマエ」と「空中ブランコ」の2作が用意される。
なお、6つのチャンネルのうち、アニメのみ国内限定配信となる。これは権利上の問題などが理由とのこと。
また、「フジテレビオンデマンド」をはじめとした有料VODサービスとの住み分けについては、「有料VODは基本的にドラマなどの見逃し視聴をカバーするための用途。YouTubeはニュースやバラエティ、アニメの配信など、コンテンツのジャンル的な住み分けがまずある。現状、ドラマやバラエティ番組がYouTubeですぐに配信されることはないと思う」(本多氏)とコメント。
さらに、「有料VODと無料のYouTube配信を住み分ける、というより、“どちらもやっていかなければいけない”というのが正直なところ。無料配信がどのくらいのビジネスになるのか測りかねる部分もある。これから色々なかたちを試していければ」と続けた。
■YouTube×フジテレビで「『どう遊べるか』を色々試したい」(本多氏)
本日開かれた記者会見には、GoogleのYouTubeコンテンツ担当副社長のロバート・キンセル氏、Google執行役員 YouTubeパートナーシップ日本代表の水野有平氏、フジテレビ 執行役員 クリエイティブ事業局長の大多 亮氏が出席した。
フジテレビの本多氏は「YouTubeとタッグを組んだ包括的配信は、日本のテレビ局として初めてだと自負している」とコメント。同氏によれば、YouTube上でフジテレビのコンテンツを展開するかどうかという議論は数年前からされており、昨年5月には、番宣動画などを見られる「ミトカナイトフジ!」をスタート。今回のような展開は、同社の日枝会長がGoogleのツァイトガイスト・カンファレンス(主要パートナーや広告主向けのイベント)に招待され出席した際、Googleのエリック・シュミット氏らとテレビとネットの未来について会談したことがきっかけのひとつになったのだという。
「今回のYouTube配信は、フジテレビのコンテンツのグローバル展開が大きな目標のひとつ。YouTubeを利用して世界中の方々に視聴して貰える機会が増えることを期待している。また、ネット世代の視聴者にも番組が認知され、地上波放送の視聴者増加などの相乗効果も期待したい。コンテンツの内容については、まだまだ“はじめの一歩”。YouTubeという巨大プラットフォームとフジテレビのコンテンツを融合させることで何ができるのか − フジテレビ風に言うと『どう遊べるのか』を色々試して、面白いものを配信していきたいと考えているところだ」と、今後の展開に意欲を見せた。
Googleのロバート・キンセル氏も「既にディズニーやワーナー、BBCなどが利用しているYouTubeのプラットフォームに、今回新たにフジテレビが参加することになり、大変期待している。我々は、これはフジテレビが先見の明をもって、今後インターネット配信を加速化していく試みの証だと捉えている。フジテレビの高品質なコンテンツを、日本はもちろん海外の視聴者に提供するサポートができるのを、大変楽しみにしている」と賛辞を送った。
記者会見の最後には、アイドリング!!!のみなさんが登場。この模様もYouTubeで配信されるとのことで、全世界の視聴者に向けて15カ国語でアイドリング!!! をアピールしていた。