新サービスやプラットフォームでビジネス多角化を狙う
アクトビラ、2012年度はスマホ対応機能拡充/映画館連携などプラットフォーム強化を推進
アクトビラは、2012年度の事業説明会を本日都内にて開催した。
2012年4月末現在、アクトビラは60,000本以上のコンテンツを用意し、VOD作品提供事業者数は63社。会員登録数は52万台、累計接続台数(アクトビラのポータルページにアクセスした台数)は420万台に達した。また、アクトビラ対応テレビのラインナップや台数も11社227機種、約4,000万台にのぼるという。
アクトビラで配信しているVODコンテンツの取扱高は前年比約2倍にまで増加。なかでも月額見放題パックの販売割合が47%とアップしているとのこと。「映画」「ドラマ」アニメ」の3ジャンルで、売上構成の約80%を占めているという。
同社の香西 卓社長は、アクトビラの今後の展開について説明。「映像配信事業とプラットフォーム事業を両輪で進めるテレビ向けネットサービス企業を目指す」と語る。まず、これまで進めてきたVODや広告、情報サービスを核に、新規のサービスやプラットフォーム、B2B事業を追加。それぞれを大きく発展させるとともに、シナジー効果も狙う。
テレビだけでなく「スマートフォン」や「映画館」という新規プラットフォームにも進出。先日発表した、スマホからコンテンツ検索/視聴予約を行えるサービスのように(関連ニュース)、テレビとスマートフォン/タブレットなどとの視聴連携を図ってゆく。当面は「スマホでコンテンツ検索し、テレビで視聴する」という使い分けを想定しているが、今年度中にスマートフォンで予告動画などを見られるサービスを開始予定。さらに今後はマルチスクリーン対応し、購入したコンテンツをテレビ/スマホ/タブレット/PC間で視聴できるようにすることも検討中だという。
また、「映画館」とは、新作映画の前売り券とアクトビラで配信されている関連コンテンツの視聴キーをセットにする、といった連携を検討。5月12日からスタートする「中島みゆき『歌旅 劇場版』」のように(関連ニュース)、映画館でのODS(Other Digital Stuff)配信とVOD配信の連携も行っていく考えとのことだ。
放送通信連携サービスもブラッシュアップ。放送通信連携サービスとは、放送中の番組を見ている際に、関連するVODコンテンツを表示させ、そこから再生画面に遷移できるというもの。これまでは放送画面からHTMLブラウザを起動させてVODを再生するシステムだったため、VOD再生画面に遷移してしまうと放送画面に自動復帰できなかったが、今年夏からは、放送画面上にVOD再生画面を重ね合わせて表示させることが可能になり、放送 − VOD間の視聴連携がスムーズになるとのことだ。
B2B事業としては、今春からスタートした、アクトビラポータルと他業界ポータル画面を両方表示する「マイチャンネル」を訴求し、接続台数やアクセス数のアップを狙う。連携する事業者がポイント制度を持っている場合は、そのポイントをアクトビラでの番組視聴に連携させるサービスも可能だという。
また、B2B向けVODサービス(ホテル向けVODへの参入や、株主総会の配信など)にも取り組んでゆくという。香西社長は「対応機器が広く普及しているアクトビラのプラットフォームと使うことで、簡単にサービス導入を行える」とメリットを訴求した。
2012年4月末現在、アクトビラは60,000本以上のコンテンツを用意し、VOD作品提供事業者数は63社。会員登録数は52万台、累計接続台数(アクトビラのポータルページにアクセスした台数)は420万台に達した。また、アクトビラ対応テレビのラインナップや台数も11社227機種、約4,000万台にのぼるという。
アクトビラで配信しているVODコンテンツの取扱高は前年比約2倍にまで増加。なかでも月額見放題パックの販売割合が47%とアップしているとのこと。「映画」「ドラマ」アニメ」の3ジャンルで、売上構成の約80%を占めているという。
同社の香西 卓社長は、アクトビラの今後の展開について説明。「映像配信事業とプラットフォーム事業を両輪で進めるテレビ向けネットサービス企業を目指す」と語る。まず、これまで進めてきたVODや広告、情報サービスを核に、新規のサービスやプラットフォーム、B2B事業を追加。それぞれを大きく発展させるとともに、シナジー効果も狙う。
テレビだけでなく「スマートフォン」や「映画館」という新規プラットフォームにも進出。先日発表した、スマホからコンテンツ検索/視聴予約を行えるサービスのように(関連ニュース)、テレビとスマートフォン/タブレットなどとの視聴連携を図ってゆく。当面は「スマホでコンテンツ検索し、テレビで視聴する」という使い分けを想定しているが、今年度中にスマートフォンで予告動画などを見られるサービスを開始予定。さらに今後はマルチスクリーン対応し、購入したコンテンツをテレビ/スマホ/タブレット/PC間で視聴できるようにすることも検討中だという。
また、「映画館」とは、新作映画の前売り券とアクトビラで配信されている関連コンテンツの視聴キーをセットにする、といった連携を検討。5月12日からスタートする「中島みゆき『歌旅 劇場版』」のように(関連ニュース)、映画館でのODS(Other Digital Stuff)配信とVOD配信の連携も行っていく考えとのことだ。
放送通信連携サービスもブラッシュアップ。放送通信連携サービスとは、放送中の番組を見ている際に、関連するVODコンテンツを表示させ、そこから再生画面に遷移できるというもの。これまでは放送画面からHTMLブラウザを起動させてVODを再生するシステムだったため、VOD再生画面に遷移してしまうと放送画面に自動復帰できなかったが、今年夏からは、放送画面上にVOD再生画面を重ね合わせて表示させることが可能になり、放送 − VOD間の視聴連携がスムーズになるとのことだ。
B2B事業としては、今春からスタートした、アクトビラポータルと他業界ポータル画面を両方表示する「マイチャンネル」を訴求し、接続台数やアクセス数のアップを狙う。連携する事業者がポイント制度を持っている場合は、そのポイントをアクトビラでの番組視聴に連携させるサービスも可能だという。
また、B2B向けVODサービス(ホテル向けVODへの参入や、株主総会の配信など)にも取り組んでゆくという。香西社長は「対応機器が広く普及しているアクトビラのプラットフォームと使うことで、簡単にサービス導入を行える」とメリットを訴求した。