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デジタル放送が視聴可能に

エプソン、“MOVERIO”「BT-100」をDLNA/CPRM対応に − 無償アップデートも実施

公開日 2012/07/26 12:00 ファイル・ウェブ編集部
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エプソンは、シースルーモバイルビューアー“MOVERIO”「BT-100」にDLNAとCPRMの新機能を追加し、8月1日から発売する。

シースルーモバイルビューアー“MOVERIO”「BT-100」

新たに追加される機能は「ホームネットワーク機能」と「(コンテンツ)持ち出し機能」の2つ。8月1日以降に販売されるモデルは、両機能ともプリインストールされている。どちらも、ユーザーからの要望が非常に多かった機能という。

ホームネットワーク機能では、DLNAに対応。著作権保護技術のDTCP-IPにも対応する。これにより、DLNA/DTCP-IP対応のBDレコーダーなどから、ネットワークを介して配信されたデジタル放送を、BT-100で視聴することが可能になる。

BDレコーダーで録画した番組をネットワーク経由で視聴することが可能になる

ホームネットワーク機能には専用アプリ「Moverio Air」を使用する。なお同社では、パナソニックやシャープ、東芝などのレコーダーで動作を確認している。いずれも、MPEG-2 TSをそのまま記録するDRモードでは正常に動作せず、5倍程度以下のビットレートのAVC動画で使用することを推奨している。

「(コンテンツ)持ち出し機能」では、CPRMに対応し、SD-Video規格の映像再生が可能になる。BDレコーダーからSDカードに持ち出したデジタル放送を、本機で視聴することが可能になる。なお現在、SDカードに番組を持ち出せるレコーダーはパナソニックのDIGAのみ。またBT-100はmicroSDスロットを装備しているので、レコーダーから映像を書き出す際にはSD/microSDの変換アダプターが必要になる。再生にはアプリ「MOVERIO Compact」を使用する。

なおSD-Videoに対応したことで、同規格を採用したパッケージソフト「モバコンHQ」も視聴可能となる。

今回の新機能追加を受け、新機能を活用した他社製のアプリも提供開始される。加賀ハイテックは、同社TAXANブランドのワンセグチューナー「MEO-WIFI-1SEG」をBT-100で使用可能にするアプリを8月に提供する。またNTTぷららは、VOD「ひかりTVどこでも」が利用可能になるアプリを9月に提供開始する。

さらにJVCケンウッドも、Wi-Fi対応のビデオカメラ「GZ-VX770/-EX220/-EX250」と連携するアプリを開発。同アプリでは撮影中の視聴や録画・停止、ズーム操作が可能になり、8月に提供をはじめる。ただし同アプリでは、録画した動画を視聴することはできない。なお、これらの他社製アプリはepson.jpで提供され、BT-100から直接ダウンロードすることが可能だ。

すでにBT-100を購入したユーザーに対しては、今回追加された新機能を加える無償アップデートを行う。受付期間は8月20日から2013年1月10日で、アップデート申込書をダウンロードして印刷、必要事項を記入の上、製品とともに、修理センターに送付する。預かってから返却まで10日から2週間程度かかるという。またアップデートの際、本体メモリーが初期化され、データやアプリが消されるため、事前の注意が必要だ。

なお今回の新機能追加にあわせ、同社ではキャンペーン「MOVERIOでワンセグを見よう!」を実施する。BT-100の新規購入者に、TAXANのワンセグチューナー「MEO-WIFI-1SEG」をプレゼントするというもの。キャンペーン期間は8月1日から10月31日、または先着300名の早い方。応募チラシまたはepson.jpの専用受付フォームから申込を受け付ける。


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