フォーカル、v-modaのiPhone 4S/4専用バッテリー/ケース一体型ポタアン

フォーカルポイント（株）は、米v-moda社のiPhone 4S/4専用バッテリー内蔵ポータブルアンプ“v-moda VAMP for iPhone 4S/4”「VMO-OT-000008」を発売した。価格はオープンだが直販サイトでは59,800円（税込）で販売している。

ポータブルアンプ、バッテリー、iPhoneケースという3つの機能が一体化した製品。iPhone4/4S本体の保護、充電、高音質再生を一度に利用できる。DACにはAKM AK4353を、オペアンプにはTI社のOPA1612を採用している。

ベンチャークラフト社の「Go-Dap Unit4.0」をベースに、v-moda独自のチューニングによりフルカスタムし、立体感のあるサラウンディング効果を得られるという独自のサウンドモード「VQ mode」などを装備。バッテリー容量もオリジナルより約40%増量した2,200mAhとしている。

VQ modeは、「超迫力の重低音とクラブミュージックに最適な臨場感あふれるサウンドを楽しめる」というモード。また、音源をより自然に楽しめるという「PURE mode」も備え、両者を切り替えて使用できる。

ドックコネクタのデジタル出力を利用するため3.5mmステレオミニプラグによる接続よりも高音質再生が可能なほか、3.5ｍｍ丸型TOSLINK(S/PDIF)を搭載。内蔵DACのS/PDIFを通じて、デジタルオーディオとして48KHz/16ビットで処理され、光出力端子から高音質の状態で出力を得ることができる。これにより、例えばiPhoneを自宅のミュージックサーバーのように使用することも可能。

底部に搭載したディップスイッチを切り替えることで、HI/LOWの2段階の設定でゲインを切り替え可能。また、前述のように2,200mAhバッテリーを内蔵しており、本体上部のスイッチを切り替えることでiPhoneの充電を行える。iPhoneを約1回分充電することができるほか、アンプ単体で使用する場合でも約8時間の音楽再生が可能。

アンプやバッテリーなどのハードウェア部分には、アルミニウムを採用して機能的な部分を保護。iPhoneを装着する部分には、東レのハイトレル素材を使用したバンパー形状のケースを採用している。

ボリュームコントロールは本体上部に装備。本体横のボタンを押すことで、バッテリーの残量確認をLEDにより視覚的に確認できる機能も利用できる。

外形寸法は約63W×128H×23Dmm（突起部分除く）で、質量が約140g。SN比が95dBで、歪率が0.04%（10mW）。