画質・音質のグレードアップも図った
<IFA>ソニー、タブレットも“Xperia”ブランドで展開 ー Android 4.0搭載「Xperia Tablet S」
ソニーは、昨年のIFA2011のプレスカンファレンスで発表した“Sony Tablet”(関連ニュース)の第2弾となる新製品を発表。Android搭載タブレットのブランドネームを、スマートフォンの“Xperia”に統合するとともに、新製品「Xperia Tablet S」を公開した。
ヨーロッパではWiFi/3Gモデルを展開 ー “BRAVIA”の「オプティコントラストパネル」をタブレットに初搭載
OSにはAndroid 4.0を搭載。Wi-FiモデルとSIMフリー対応のWi-Fi+3Gモデルが発売され、それぞれ内蔵メモリーの容量が異なる64GB/32GB/16GBの3種類がラインナップする。ヨーロッパでは9月からの出荷開始が予定されており、価格については16GBのWi-Fi専用モデルの場合399ユーロ。
WiFiはIEEE802.11a/b/g/n対応。Sony Tablet Sでは非対応だった11aも今回サポートする。Bluetooth機能はVer.3.0対応。外部記録メディアにSDメモリーカードを利用できる。
ディスプレイは9.4型のIPS液晶ディスプレイ。解像度はWXGA/1,280×800ピクセルと、Sony Tablet Sから変更はない。
液晶テレビ“BRAVIA”でも使われている、液晶パネルと前面ガラス板の間に貼合樹脂を挟んだ構造を持つ「オプティコントラストパネル」をタブレットに初採用。映像全体のコントラスト感や色再現性が高められている。
プロセッサーはクアッドコアエンジンの「NVIDIA Tegra3」を搭載。高速処理性能により、グラフィカルなゲームやUIもストレスなく操作できるという。ソニーブースにはXperiaタブレットでゲームが遊べるコーナーが数多く設けられていた。
カメラユニットは撮像素子に裏面照射型CMOSセンサーを搭載。リアカメラは8メガピクセルで、新たに1,920×1,080ピクセル/30fpsのフルHD撮影に対応した。
デジタルアンプ「S-Master」を搭載 − スピーカーユニットも強化
音響面でも強化を図っている。スピーカーユニットはSony Tablet Sでは本体左右に配置していたユニットを、本機では裏側のボトム左右にレイアウトしている。イヤホン出力端子は1系統備えている。
ワイドレンジでフラットな音響特性に補正を行う「CLEAR PHASE」、低音強化技術「CLEAR BASS」、内蔵スピーカーの音量を増強する「xLOUD」はSony Tablet Sと同様に搭載。フルデジタルアンプ「S-Master」、ならびにステレオスピーカーで仮想5.1chの音場を再現する「S-FORCEフロントサラウンド」が新たに搭載されている。また各音響技術の効果は、Sony Tablet SではソニーのMusic、Video Playerアプリのみに有効だったが、本機からはDSPの処理で全てのアプリに働くようになっている。
また設定メニューに「Clear Audio+」の項目を設け、上記の高音質技術を含む最適なサウンド設定が、当設定の切換だけで簡単に行えるようになっている。
デザインはよりスリムに、外装はIPX4相当の防滴仕様
Xperia Tablet Sの外見は、Sony Tablet Sをよりフラットに、スリムにしたイメージ。本体の背面・側面を中心に、外装素材にはアルミを用いている。
Sony Tablet Sで採用していた、雑誌を折り返した形状を引き継ぎながら、片側を厚く、もう片側を薄くした偏重心デザインを変更。背面の折り返しをより少なくして、本体をフラットな形状にして、卓上などに平置きした際にも傾斜角度が少なくなった。本体厚みはSony Tablet Sよりも薄くなった。
なお、外装はIPX4相当の防滴仕様。キッチンでの利用なども想定した仕様となっている。
インターフェースには、本機から新たに採用された「マルチポート」も背面ボトム側に搭載。対応する本機専用アクセサリー製品などに接続して、タブレットのバッテリー充電やデータ転送などが行える。
アプリの使い勝手や種類を強化 − DLNAネットワーク再生がより手軽に楽しめる
ソニーオリジナルの音楽再生用アプリ「WALKMAN」をはじめ動画、静止画などメディア系アプリはデザインと使い勝手を刷新している。Sony Tabletではメディア系アプリのアイコンのデザインをシンプルな、オリジナルのものにしていたが、Xperia Tabletからはよりカラフルな彩色にして、Xperiaスマートフォンとフィーリングを共通化している。
これまでの「ミュージックプレーヤー」は「WALKMAN」へ、「ギャラリー」は「アルバム」へ、「ビデオプレーヤー」は「ムービー」へと変更され、役割を引き継いだ。またDLNAストリーミング再生は、これまで「DLNA」アプリから呼び出していたが、その機能を「WALKMAN」など各アプリに統合することによって使いやすさを高めた。各アプリからホームネットワークのDLNAサーバーに直接アクセスして、メディアファイルを検索・再生できる。「ムービー」アプリでは、DLNAサーバー上の動画ファイルのストリーミング再生が行える。
ほかにもソーシャルコミュニケーション用アプリの「Socialife」や、タブレットにテザリング機能を追加する「Xperia Link」アプリなど新規アプリの追加も行った。
新開発のソーシャルアプリ「Socialife」も本機にプリインストールされている。「マイストリーム」と呼ばれるユーザーがカスタマイズ可能なインデックスページ上に、Facebook、Twitterなどソーシャルメディアの投稿やYouTube動画、Googole Readerに登録したニュースサイトの記事などを、まとめて見やすく表示することができる。
「Xperia Link」はXperiaスマートフォンと連携して、タブレットをインターネットに接続するためのアプリ。タブレットにはプリインストールされており、対応するXperiaスマートフォンにも同じアプリをインストールしてテザリング通信が利用できる。
その他ゲームアプリについては、昨年Android端末向けのゲームフレームワークとして提供を開始した「PlayStation Suite(PS Suite)」が名称を「PlayStation Mobile」に変更(関連ニュース)。今後「PlayStation Store」で配信開始が予定されているゲームコンテンツをダウンロードして楽しめるようになる予定だ。
ヨーロッパではWiFi/3Gモデルを展開 ー “BRAVIA”の「オプティコントラストパネル」をタブレットに初搭載
OSにはAndroid 4.0を搭載。Wi-FiモデルとSIMフリー対応のWi-Fi+3Gモデルが発売され、それぞれ内蔵メモリーの容量が異なる64GB/32GB/16GBの3種類がラインナップする。ヨーロッパでは9月からの出荷開始が予定されており、価格については16GBのWi-Fi専用モデルの場合399ユーロ。
WiFiはIEEE802.11a/b/g/n対応。Sony Tablet Sでは非対応だった11aも今回サポートする。Bluetooth機能はVer.3.0対応。外部記録メディアにSDメモリーカードを利用できる。
ディスプレイは9.4型のIPS液晶ディスプレイ。解像度はWXGA/1,280×800ピクセルと、Sony Tablet Sから変更はない。
液晶テレビ“BRAVIA”でも使われている、液晶パネルと前面ガラス板の間に貼合樹脂を挟んだ構造を持つ「オプティコントラストパネル」をタブレットに初採用。映像全体のコントラスト感や色再現性が高められている。
プロセッサーはクアッドコアエンジンの「NVIDIA Tegra3」を搭載。高速処理性能により、グラフィカルなゲームやUIもストレスなく操作できるという。ソニーブースにはXperiaタブレットでゲームが遊べるコーナーが数多く設けられていた。
カメラユニットは撮像素子に裏面照射型CMOSセンサーを搭載。リアカメラは8メガピクセルで、新たに1,920×1,080ピクセル/30fpsのフルHD撮影に対応した。
デジタルアンプ「S-Master」を搭載 − スピーカーユニットも強化
音響面でも強化を図っている。スピーカーユニットはSony Tablet Sでは本体左右に配置していたユニットを、本機では裏側のボトム左右にレイアウトしている。イヤホン出力端子は1系統備えている。
ワイドレンジでフラットな音響特性に補正を行う「CLEAR PHASE」、低音強化技術「CLEAR BASS」、内蔵スピーカーの音量を増強する「xLOUD」はSony Tablet Sと同様に搭載。フルデジタルアンプ「S-Master」、ならびにステレオスピーカーで仮想5.1chの音場を再現する「S-FORCEフロントサラウンド」が新たに搭載されている。また各音響技術の効果は、Sony Tablet SではソニーのMusic、Video Playerアプリのみに有効だったが、本機からはDSPの処理で全てのアプリに働くようになっている。
また設定メニューに「Clear Audio+」の項目を設け、上記の高音質技術を含む最適なサウンド設定が、当設定の切換だけで簡単に行えるようになっている。
デザインはよりスリムに、外装はIPX4相当の防滴仕様
Xperia Tablet Sの外見は、Sony Tablet Sをよりフラットに、スリムにしたイメージ。本体の背面・側面を中心に、外装素材にはアルミを用いている。
Sony Tablet Sで採用していた、雑誌を折り返した形状を引き継ぎながら、片側を厚く、もう片側を薄くした偏重心デザインを変更。背面の折り返しをより少なくして、本体をフラットな形状にして、卓上などに平置きした際にも傾斜角度が少なくなった。本体厚みはSony Tablet Sよりも薄くなった。
なお、外装はIPX4相当の防滴仕様。キッチンでの利用なども想定した仕様となっている。
インターフェースには、本機から新たに採用された「マルチポート」も背面ボトム側に搭載。対応する本機専用アクセサリー製品などに接続して、タブレットのバッテリー充電やデータ転送などが行える。
アプリの使い勝手や種類を強化 − DLNAネットワーク再生がより手軽に楽しめる
ソニーオリジナルの音楽再生用アプリ「WALKMAN」をはじめ動画、静止画などメディア系アプリはデザインと使い勝手を刷新している。Sony Tabletではメディア系アプリのアイコンのデザインをシンプルな、オリジナルのものにしていたが、Xperia Tabletからはよりカラフルな彩色にして、Xperiaスマートフォンとフィーリングを共通化している。
これまでの「ミュージックプレーヤー」は「WALKMAN」へ、「ギャラリー」は「アルバム」へ、「ビデオプレーヤー」は「ムービー」へと変更され、役割を引き継いだ。またDLNAストリーミング再生は、これまで「DLNA」アプリから呼び出していたが、その機能を「WALKMAN」など各アプリに統合することによって使いやすさを高めた。各アプリからホームネットワークのDLNAサーバーに直接アクセスして、メディアファイルを検索・再生できる。「ムービー」アプリでは、DLNAサーバー上の動画ファイルのストリーミング再生が行える。
ほかにもソーシャルコミュニケーション用アプリの「Socialife」や、タブレットにテザリング機能を追加する「Xperia Link」アプリなど新規アプリの追加も行った。
新開発のソーシャルアプリ「Socialife」も本機にプリインストールされている。「マイストリーム」と呼ばれるユーザーがカスタマイズ可能なインデックスページ上に、Facebook、Twitterなどソーシャルメディアの投稿やYouTube動画、Googole Readerに登録したニュースサイトの記事などを、まとめて見やすく表示することができる。
「Xperia Link」はXperiaスマートフォンと連携して、タブレットをインターネットに接続するためのアプリ。タブレットにはプリインストールされており、対応するXperiaスマートフォンにも同じアプリをインストールしてテザリング通信が利用できる。
その他ゲームアプリについては、昨年Android端末向けのゲームフレームワークとして提供を開始した「PlayStation Suite(PS Suite)」が名称を「PlayStation Mobile」に変更(関連ニュース)。今後「PlayStation Store」で配信開始が予定されているゲームコンテンツをダウンロードして楽しめるようになる予定だ。