アップデートでAndroid 4.2にも対応予定
ピクセラ、録画もできるAndroid対応ワイヤレス3波デジタルTVチューナー
(株)ピクセラは、Android対応ワイヤレス3波デジタルテレビチューナー「PIX-BR321」を12月中旬から発売する。価格はオープンだが、18,000円前後での販売が予想される。
同社ではiOS対応の「SB-TV03-WFRC」をSoftBank SELECTIONのブランドから7月に発売し(関連ニュース)、今年の10月にはピクセラのブランドからWindows 8対応の「PIX-BR320」を発売した(製品情報)。本機はブランド初のAndroid対応ワイヤレス3波デジタルテレビチューナーとなる。
本日ピクセラは新製品の記者発表会を開催。同社営業本部 副本部長 森佳昭氏が新商品の説明を行った。
Android対応ワイヤレス3波デジタルテレビチューナー「PIX-BR321」
本機はAndroid 4.0/4.1搭載のタブレットやスマートフォンでテレビをワイヤレス視聴できる製品。Android OS 4.2には後日アップデートで対応を予定する。なおAndroid OS 2.x/3.x世代の端末には対応しない。なお、森氏によれば「まだ最終確定ではないが、後日Android OSをベースにカスタマイズされている、アマゾンのKindle Fire HDのプラットフォームにも対応できるよう準備を進めている」という。また、本機とWindows 8対応の「PIX-BR320」とのファームウェアのクロスアップデートも予定されており、本機をWindows 8のデバイスで使用したり、「PIX-BR320」をAndroid端末で使えるようにもなるという。
本体には地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2系統搭載する。1基は視聴専用のチューナー、1基は録画専用チューナーとなり、2013年1月にスケジュールされている無償ソフトウェアアップデートにより、外付USB-HDDへのテレビ録画機能も追加される予定。なお、2番組同時録画はサポートしていない。
ワイヤレス通信はIEEE 802.11 a/b/g/nの各規格に対応し、周波数帯域は2.4Hz/5.2GHz帯をサポートする。ルーター機能は備えていないが、アクセスポイント機能を搭載しているので、他の無線LAN対応機器をつなげてインターネットを利用できる。
本体にはLAN端子のほか、2基のUSB端子を搭載。うち1基が先述の録画用HDDを接続するための端子となり、1基は拡張用。なお、録画用に接続できるUSB-HDDは最大2TBで、同時に1台までという制限がある。
専用の視聴アプリ「StationTV for Android」はGoogle Playストアから無償ダウンロード提供される。チャンネルの選択や切替えはタッチやフリック操作でスムーズに行え、タブレットやスマートフォンを縦に構えて視聴する「ながら見モード」では、テレビ画面の下に裏番組表が表示され、好みの番組を放送中の局を手軽に選局ができる。また裏番組表のほかにも設けられているウェブ連動機能のタブに切り替えると、放送局が提供している番組情報のウェブサイトが参照できるほか、任意のキーワードをブラウザーで検索することも可能だ。
外付USB-HDDへの録画はDRモードで保存され、タブレットやスマートフォンへの配信はH.264トランスコーダーによりリアルタイム変換して送り出す。配信、および録画画質は6Mbpsの「高画質」、4Mbpsの「標準画質」、2Mbpsの「低画質」より選べる。「Gガイド.テレビ王国」のホームページからのリモート予約にも対応しており、外出先から録画予約も行える。追いかけ再生や番組追従録画の機能もサポートする。
本体外形寸法は約170W×35H×150Dmm、質量は約310g。付属のスタンドで縦置き設置も可能だ。
本日の記者発表会には開発中商品として、ピクセラのブランドから発売を予定している8インチのIPS液晶タブレットも展示された。本日発表の「PIX-BR321」とのセット販売を計画している。本日時点でタブレットの詳しい仕様は明らかにされなかったが、同社の森氏は「CPUはデュアルコア以上の仕様。値段はまだ明らかにできないが、驚いていただけるものにしたい」とコメントした。なおタブレット単品販売を行うかは決まっていない。
発表会には同社営業本部 本部長の荻 猛氏も出席した。荻氏は挨拶の中で「すべて内製による基幹技術を融合させ、魅力ある製品とサービスが実現できる点が当社の強み。本日発表のデジタルワイヤレスチューナーも主力商品分野の一つだが、今後はさらに強化を図り、あらゆるプラットフォームのスマートフォン、タブレットで活用できるようシーン拡大を図る。同時にSTBとの新たな連携を模索して、既存のテレビとの連携も模索していく。また車載用のワイヤレステレビチューナーも本日プロトタイプを紹介しているが、こういった商品も完成度をさらに高めつつ、ASEAN、ブラジル、エクアドルをはじめとした海外地域も含めて、ワールドワイドに広めていきたい」とビジネスの見通しを語った。
無線LAN機能も搭載した多機能モバイルバッテリー「StationDrive」
本日の発表会ではAndroid対応テレビチューナー「PIX-BR321」のほかにも、いくつかのピクセラ新製品が発表された。
「Station Drive」は、本体にフラッシュストレージを内蔵したモバイルバッテリー。無線LANのアクセスポイント機能も内蔵しており、iOS/Androidから保存したデータにアクセスし、動画・写真・音楽データの視聴やビジネスファイルの表示などが行える。本体サイズはスマートフォンと同等の118W×60H×11mm、質量も約100gを実現した。
内蔵ストレージの容量が異なる2製品をラインナップ。価格はオープンだが64GBタイプ「PIX-FS200-64」が13,000円前後、32GBタイプ「PIX-FS200-32」が10,000円前後で1月中旬から発売される。
リチウムポリマー充電池の容量は3,000mAh。スマートフォン1回分の充電が可能。本体パッケージに付属する変換ケーブルでLANに接続してアクセスポイント機能を利用することも可能だ。無線LANはIEEE 802.11 b/g/nに対応。周波数は2.4GHz、セキュリティはWEP/WPA/WPA2をサポートする。
iOS/Android搭載のモバイルデバイス用には、ストレージ内のコンテンツを管理できる専用アプリ「StationDrive」も無償提供される。再生可能なファイル形式は動画がMP4/MOV、写真がJPG/BMP/PNG(iOSはBMP非対応)、音楽がAAC/MP3。閲覧のみであればWord/Excel/PowerPoint/PDFファイルも対応する。Windows/Mac OSはUSB接続のストレージ、およびアクセスポイントとして利用できる。
15倍ダブル録画対応のWindows向けTVキャプチャーボード
コンパクトなロープロファイルPCIexpress対応の内蔵型フルHDテレビキャプチャーボード「PIX-DT260」も12月下旬から発売される。価格はオープンだが、18,000円前後での販売が予想される。
OSはWindows 8/7をサポート。チューナーは地上・BS・110度CSの3波対応ダブルチューナー仕様。内蔵2基のトランスコーダーにより、最大15倍速のダブル録画にも対応する。DLNAのDTCP-IP対応も実現し、録画した番組のDTCP-IP配信が行える。外出先からのリモート録画予約にも対応した。視聴だけでなくカット編集やダイジェスト再生、BD/DVDメディア、SDカードへの書き出し機能も搭載する。
参考出展のアプリや製品も
Windows 8の新しいUIに最適化したDLNAクライアントアプリ「StationTV Link」。DTCP-IPに対応しており、DMS機器に録画した映像をDLNAネットワーク経由で「StationTV Link」をインストールしたWindows 8対応機器で視聴して楽しめる。アプリの提供はWindows Store経由で予定されており、近日発売を予定。価格は未定。
Windows 8の新しいUIを使うPC初心者にも直感的に利用できるよう、同一のDLNAネットワーク上にある複数のサーバー機器から動画や静止画ファイルを検索・表示する際の使い勝手などを今後高めて行くという。詳細は近日予定のプレスリリースで明らかになる見込み。
地上デジタル対応の車載ワイヤレステレビチューナー「PIX-BC100」も商品化が計画されている。4チューナー/4アンテナのダイバーシティ仕様とし、車内でもストリーム再生のエラーやノイズを抑えた快適なデジタル放送の受信・視聴を、iOS/Android機器で楽しめるようにしている。本日展示されたプロトタイプはアンテナ部とチューナー部をセパレートにした製品構成となっていたが、商品化の時点ではワンボックスにまとめる計画もあるという。車内へのインストールについては、ピクセラのスタッフによれば「ボックスを座席下のスペースに配置して、アンテナをウィンドに配線する使い方が多くなるはず。商品化に向けて、カー用品の販売店やディーラーと連携を図りながら、車載インストールのサービスと一緒に提供していくことも考えたい」という。
同社ではiOS対応の「SB-TV03-WFRC」をSoftBank SELECTIONのブランドから7月に発売し(関連ニュース)、今年の10月にはピクセラのブランドからWindows 8対応の「PIX-BR320」を発売した(製品情報)。本機はブランド初のAndroid対応ワイヤレス3波デジタルテレビチューナーとなる。
本日ピクセラは新製品の記者発表会を開催。同社営業本部 副本部長 森佳昭氏が新商品の説明を行った。
Android対応ワイヤレス3波デジタルテレビチューナー「PIX-BR321」
本機はAndroid 4.0/4.1搭載のタブレットやスマートフォンでテレビをワイヤレス視聴できる製品。Android OS 4.2には後日アップデートで対応を予定する。なおAndroid OS 2.x/3.x世代の端末には対応しない。なお、森氏によれば「まだ最終確定ではないが、後日Android OSをベースにカスタマイズされている、アマゾンのKindle Fire HDのプラットフォームにも対応できるよう準備を進めている」という。また、本機とWindows 8対応の「PIX-BR320」とのファームウェアのクロスアップデートも予定されており、本機をWindows 8のデバイスで使用したり、「PIX-BR320」をAndroid端末で使えるようにもなるという。
本体には地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2系統搭載する。1基は視聴専用のチューナー、1基は録画専用チューナーとなり、2013年1月にスケジュールされている無償ソフトウェアアップデートにより、外付USB-HDDへのテレビ録画機能も追加される予定。なお、2番組同時録画はサポートしていない。
ワイヤレス通信はIEEE 802.11 a/b/g/nの各規格に対応し、周波数帯域は2.4Hz/5.2GHz帯をサポートする。ルーター機能は備えていないが、アクセスポイント機能を搭載しているので、他の無線LAN対応機器をつなげてインターネットを利用できる。
本体にはLAN端子のほか、2基のUSB端子を搭載。うち1基が先述の録画用HDDを接続するための端子となり、1基は拡張用。なお、録画用に接続できるUSB-HDDは最大2TBで、同時に1台までという制限がある。
専用の視聴アプリ「StationTV for Android」はGoogle Playストアから無償ダウンロード提供される。チャンネルの選択や切替えはタッチやフリック操作でスムーズに行え、タブレットやスマートフォンを縦に構えて視聴する「ながら見モード」では、テレビ画面の下に裏番組表が表示され、好みの番組を放送中の局を手軽に選局ができる。また裏番組表のほかにも設けられているウェブ連動機能のタブに切り替えると、放送局が提供している番組情報のウェブサイトが参照できるほか、任意のキーワードをブラウザーで検索することも可能だ。
外付USB-HDDへの録画はDRモードで保存され、タブレットやスマートフォンへの配信はH.264トランスコーダーによりリアルタイム変換して送り出す。配信、および録画画質は6Mbpsの「高画質」、4Mbpsの「標準画質」、2Mbpsの「低画質」より選べる。「Gガイド.テレビ王国」のホームページからのリモート予約にも対応しており、外出先から録画予約も行える。追いかけ再生や番組追従録画の機能もサポートする。
本体外形寸法は約170W×35H×150Dmm、質量は約310g。付属のスタンドで縦置き設置も可能だ。
本日の記者発表会には開発中商品として、ピクセラのブランドから発売を予定している8インチのIPS液晶タブレットも展示された。本日発表の「PIX-BR321」とのセット販売を計画している。本日時点でタブレットの詳しい仕様は明らかにされなかったが、同社の森氏は「CPUはデュアルコア以上の仕様。値段はまだ明らかにできないが、驚いていただけるものにしたい」とコメントした。なおタブレット単品販売を行うかは決まっていない。
発表会には同社営業本部 本部長の荻 猛氏も出席した。荻氏は挨拶の中で「すべて内製による基幹技術を融合させ、魅力ある製品とサービスが実現できる点が当社の強み。本日発表のデジタルワイヤレスチューナーも主力商品分野の一つだが、今後はさらに強化を図り、あらゆるプラットフォームのスマートフォン、タブレットで活用できるようシーン拡大を図る。同時にSTBとの新たな連携を模索して、既存のテレビとの連携も模索していく。また車載用のワイヤレステレビチューナーも本日プロトタイプを紹介しているが、こういった商品も完成度をさらに高めつつ、ASEAN、ブラジル、エクアドルをはじめとした海外地域も含めて、ワールドワイドに広めていきたい」とビジネスの見通しを語った。
無線LAN機能も搭載した多機能モバイルバッテリー「StationDrive」
本日の発表会ではAndroid対応テレビチューナー「PIX-BR321」のほかにも、いくつかのピクセラ新製品が発表された。
「Station Drive」は、本体にフラッシュストレージを内蔵したモバイルバッテリー。無線LANのアクセスポイント機能も内蔵しており、iOS/Androidから保存したデータにアクセスし、動画・写真・音楽データの視聴やビジネスファイルの表示などが行える。本体サイズはスマートフォンと同等の118W×60H×11mm、質量も約100gを実現した。
内蔵ストレージの容量が異なる2製品をラインナップ。価格はオープンだが64GBタイプ「PIX-FS200-64」が13,000円前後、32GBタイプ「PIX-FS200-32」が10,000円前後で1月中旬から発売される。
リチウムポリマー充電池の容量は3,000mAh。スマートフォン1回分の充電が可能。本体パッケージに付属する変換ケーブルでLANに接続してアクセスポイント機能を利用することも可能だ。無線LANはIEEE 802.11 b/g/nに対応。周波数は2.4GHz、セキュリティはWEP/WPA/WPA2をサポートする。
iOS/Android搭載のモバイルデバイス用には、ストレージ内のコンテンツを管理できる専用アプリ「StationDrive」も無償提供される。再生可能なファイル形式は動画がMP4/MOV、写真がJPG/BMP/PNG(iOSはBMP非対応)、音楽がAAC/MP3。閲覧のみであればWord/Excel/PowerPoint/PDFファイルも対応する。Windows/Mac OSはUSB接続のストレージ、およびアクセスポイントとして利用できる。
15倍ダブル録画対応のWindows向けTVキャプチャーボード
コンパクトなロープロファイルPCIexpress対応の内蔵型フルHDテレビキャプチャーボード「PIX-DT260」も12月下旬から発売される。価格はオープンだが、18,000円前後での販売が予想される。
OSはWindows 8/7をサポート。チューナーは地上・BS・110度CSの3波対応ダブルチューナー仕様。内蔵2基のトランスコーダーにより、最大15倍速のダブル録画にも対応する。DLNAのDTCP-IP対応も実現し、録画した番組のDTCP-IP配信が行える。外出先からのリモート録画予約にも対応した。視聴だけでなくカット編集やダイジェスト再生、BD/DVDメディア、SDカードへの書き出し機能も搭載する。
参考出展のアプリや製品も
Windows 8の新しいUIに最適化したDLNAクライアントアプリ「StationTV Link」。DTCP-IPに対応しており、DMS機器に録画した映像をDLNAネットワーク経由で「StationTV Link」をインストールしたWindows 8対応機器で視聴して楽しめる。アプリの提供はWindows Store経由で予定されており、近日発売を予定。価格は未定。
Windows 8の新しいUIを使うPC初心者にも直感的に利用できるよう、同一のDLNAネットワーク上にある複数のサーバー機器から動画や静止画ファイルを検索・表示する際の使い勝手などを今後高めて行くという。詳細は近日予定のプレスリリースで明らかになる見込み。
地上デジタル対応の車載ワイヤレステレビチューナー「PIX-BC100」も商品化が計画されている。4チューナー/4アンテナのダイバーシティ仕様とし、車内でもストリーム再生のエラーやノイズを抑えた快適なデジタル放送の受信・視聴を、iOS/Android機器で楽しめるようにしている。本日展示されたプロトタイプはアンテナ部とチューナー部をセパレートにした製品構成となっていたが、商品化の時点ではワンボックスにまとめる計画もあるという。車内へのインストールについては、ピクセラのスタッフによれば「ボックスを座席下のスペースに配置して、アンテナをウィンドに配線する使い方が多くなるはず。商品化に向けて、カー用品の販売店やディーラーと連携を図りながら、車載インストールのサービスと一緒に提供していくことも考えたい」という。
- ジャンル地上/BS/110度CSデジタルチューナー
- ブランドPIXELA
- 型番PIX-BR321
- 発売日2012年12月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格18,000円前後)
【SPEC】●対応OS:Android OS 4.0以上 ●外形寸法:約170W×35H×150Dmm ●質量:約310g