独自「SHDD」にも対応
【情報追加】シャープ、「1チャンネル自動録画」や新開発UI搭載の“AQUOSブルーレイ”2機種
シャープ(株)は、BDレコーダー“AQUOSブルーレイ”の新モデルとして、単体チャンネルの自動録画機能や新開発UI「ビジュアルホームメニュー」を搭載した「BD-T2300」「BD-T1300」を3月13日から発売する。
価格はともにオープンだが、2TBのHDDを搭載するT2300が15万円前後、1TBのHDD搭載機のT1300が11万円前後で販売される見込みだ。
発表会は大阪記者クラブで行われ、同社デジタル情報家電本部液晶デジタルシステム第一事業部副事業部長兼第二商品企画部長の松浦文俊氏が登壇し、製品説明のほか、実機によるデモンストレーションも披露した。
地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載する「トリプルチューナー」仕様で、3番組同時録画に対応。またスカパー!プレミアムサービス対応のチューナーを接続すれば4番組同時録画も可能になる。
H.264長時間録画は最大約12倍をサポートする。長時間録画したコンテンツも高精細に再生するための「高画質マスターエンジンBD」機能も搭載。長時間モードでのブロックノイズや文字などのエッジノイズを低減する。本機能は放送視聴やDRモードで録画した番組、BD/DVD再生時にも効果を発揮して、高品位な映像再生をサポートする。
記録媒体は内蔵HDDのほか、別売のスロットイン方式のカセット型HDD「SHDD(スロットインハードディスク)」にも対応し、録画容量が拡張できる。SHDDを含む3番組同時録画にも対応するほか、内蔵HDDからSHDDへの約10倍の高速ダビングも可能だ。このほか、外付けUSB-HDDへの直接録画にも対応している。
録画系機能では、お気に入りの1チャンネルを最大8日分自動録画できる「1チャンネル自動録画機能」も採用した。本機能で自動録画できるチャンネルは1チャンネルのみで、複数チャンネル同時に設定することはできない。2基のチューナーで個別に予約を行い、残り1基のチューナーで本機能を使うことが可能。3番組同時録画を行う際は手動録画のコマンドが優先され1チャンネル自動録画機能は停止する。録画先は内蔵HDD、SHDD、外付けUSB-HDDから選択が可能。なお、1日の最大録画時間は18時間までとなる。自動録画された番組は録画から8日間経過するか、HDDの残り時間が少なくなると自動消去される。ただし、残しておきたい番組はプロテクト設定ができるほか、通常の録画番組として保存しておく事も可能だ。
本機から新しいユーザーインターフェースの「ビジュアルホームメニュー」が採用されたことも特徴のひとつ。リモコンの操作がわからないときに「ホーム」ボタンを押すと、「見る・編集」「予約する」「ダビング」などの操作項目が大きな文字とイラストで表示され、操作項目のガイダンスを見ながら簡単に操作が行える。放送中番組も同一画面に子画面表示され、番組を視聴しながら操作ができる。
ほかにも予約設定を行う際に、放送や録画番組を見ながら予約設定ができる「見ながら番組予約」や、子画面で録画番組の内容を確認して見たいシーンが選べる「見どころポップアップサーチ」にも対応している。
スマートフォンとの連携は、専用アプリ「AQUOSリモート予約」をインストールして、外出先などからスマートフォンで番組検索や録画予約ができる「スマートフォン リモート予約」機能なども搭載する。アプリは現時点でAndroidにみに対応し、iOS版は開発中とのこと。
録画システムはRoviに乗っ取ったもので、Gガイドのメタデータを利用し、きめ細やかな番組情報の提供や、おすすめ番組をサムネイル付きで表示できる。スマホでの予約操作からレコーダーへの反映はRoviのサーバーを介し、レコーダーが15分間隔でサーバーに問い合わせをするので、確実に予約するには、録画したい番組が放送される15分以上前に余裕を持って行う必要があるなど、少々注意も必要だ。
スマートフォン、携帯電話への録画番組ダビングはWiFi/USB経由で行える。USB経由のダビングでVGAに限定されていた画質は、今回追加された「Wi-Fiダビング」によって、フルHD画質での転送が可能になった。(番組のダビングや視聴は、対応するAQUOS Phoneに限定される)。
会場では、IGZOのフルHD液晶を搭載する「SH-02E」で再生デモが披露されたが、緻密さ、滑らかさは紛れも無いハイビジョン画質で、モバイル視聴がまた一歩進化した印象を受けた。
なお、転送出来るのはDR以外、H.264で2倍〜12倍の長時間録画された番組が対象。DR録画した番組は、一旦レコーダー内部でレート変換ダビングを行うと転送可能な状態になる。
また音声コマンド入力機能「スマートフォン ボイスリモコン」を使えば、番組表から録画したい番組をボイスコマンドで検索したり、番組表/録画リストの表示や再生・停止などの操作を音声操作で行える。
その他、対応する薄型テレビAQUOSとのHDMI連携操作機能「AQUOSファミリンクII」をサポート。無線LANユニットを内蔵し、本機のHDDに録画した番組や放送中の番組を、ホームネットワーク上のAQUOSやスマートフォン、別売のネットワークアダプター「VR-NP1」へダイレクトにワイヤレス送信できる「W-Fiコネクト機能」にも対応した。
本体キャビネットは独自の防振設計を採用した「アンチバイブレーションキャビネット」を採用。再生画質の向上を図るとともに、電源強化により映像・音声回路の安定駆動を実現した。HDMI端子は2系統を備え、うち1系統は音声専用出力として使うことができる。本体パッケージには端子に金メッキ処理を施したHDMIケーブルが1本、3極タイプの電源ケーブルが付属する。
以下に本日の発表会場で行われた質疑応答の模様を紹介する。
Q. トリプルチューナー機の注目度は?
A. 現時点でシャープ内での比率はシングル30%、ダブル60%、トリプルが10%。手応えを感じている。
Q. 販売目標は?
A. 統計上、全体では2011年の出荷台数が589万台、2012年度が300万台の見込み。2013年度も2012年度と同様の水準と見ている。2012年度、シャープのシェアは30%程度で、2013年度も引き続き維持したい。
Q. 「1チャンネル自動録画機能」(最大8日間)でどの程度のHDD容量が必要か?
A. DRモードで8日間録画すると約1.6T。2TBのBD-T2300なら対応可能。1TBのBD-T1300の場合は最大約5日間の録画が可能。もちろん、長時間モードを利用すれば必要な容量は変わる。12倍長時間モードも利用できる。
【問い合わせ先】
シャープ
TEL/0120-001-251
価格はともにオープンだが、2TBのHDDを搭載するT2300が15万円前後、1TBのHDD搭載機のT1300が11万円前後で販売される見込みだ。
発表会は大阪記者クラブで行われ、同社デジタル情報家電本部液晶デジタルシステム第一事業部副事業部長兼第二商品企画部長の松浦文俊氏が登壇し、製品説明のほか、実機によるデモンストレーションも披露した。
地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載する「トリプルチューナー」仕様で、3番組同時録画に対応。またスカパー!プレミアムサービス対応のチューナーを接続すれば4番組同時録画も可能になる。
H.264長時間録画は最大約12倍をサポートする。長時間録画したコンテンツも高精細に再生するための「高画質マスターエンジンBD」機能も搭載。長時間モードでのブロックノイズや文字などのエッジノイズを低減する。本機能は放送視聴やDRモードで録画した番組、BD/DVD再生時にも効果を発揮して、高品位な映像再生をサポートする。
記録媒体は内蔵HDDのほか、別売のスロットイン方式のカセット型HDD「SHDD(スロットインハードディスク)」にも対応し、録画容量が拡張できる。SHDDを含む3番組同時録画にも対応するほか、内蔵HDDからSHDDへの約10倍の高速ダビングも可能だ。このほか、外付けUSB-HDDへの直接録画にも対応している。
録画系機能では、お気に入りの1チャンネルを最大8日分自動録画できる「1チャンネル自動録画機能」も採用した。本機能で自動録画できるチャンネルは1チャンネルのみで、複数チャンネル同時に設定することはできない。2基のチューナーで個別に予約を行い、残り1基のチューナーで本機能を使うことが可能。3番組同時録画を行う際は手動録画のコマンドが優先され1チャンネル自動録画機能は停止する。録画先は内蔵HDD、SHDD、外付けUSB-HDDから選択が可能。なお、1日の最大録画時間は18時間までとなる。自動録画された番組は録画から8日間経過するか、HDDの残り時間が少なくなると自動消去される。ただし、残しておきたい番組はプロテクト設定ができるほか、通常の録画番組として保存しておく事も可能だ。
本機から新しいユーザーインターフェースの「ビジュアルホームメニュー」が採用されたことも特徴のひとつ。リモコンの操作がわからないときに「ホーム」ボタンを押すと、「見る・編集」「予約する」「ダビング」などの操作項目が大きな文字とイラストで表示され、操作項目のガイダンスを見ながら簡単に操作が行える。放送中番組も同一画面に子画面表示され、番組を視聴しながら操作ができる。
ほかにも予約設定を行う際に、放送や録画番組を見ながら予約設定ができる「見ながら番組予約」や、子画面で録画番組の内容を確認して見たいシーンが選べる「見どころポップアップサーチ」にも対応している。
スマートフォンとの連携は、専用アプリ「AQUOSリモート予約」をインストールして、外出先などからスマートフォンで番組検索や録画予約ができる「スマートフォン リモート予約」機能なども搭載する。アプリは現時点でAndroidにみに対応し、iOS版は開発中とのこと。
録画システムはRoviに乗っ取ったもので、Gガイドのメタデータを利用し、きめ細やかな番組情報の提供や、おすすめ番組をサムネイル付きで表示できる。スマホでの予約操作からレコーダーへの反映はRoviのサーバーを介し、レコーダーが15分間隔でサーバーに問い合わせをするので、確実に予約するには、録画したい番組が放送される15分以上前に余裕を持って行う必要があるなど、少々注意も必要だ。
スマートフォン、携帯電話への録画番組ダビングはWiFi/USB経由で行える。USB経由のダビングでVGAに限定されていた画質は、今回追加された「Wi-Fiダビング」によって、フルHD画質での転送が可能になった。(番組のダビングや視聴は、対応するAQUOS Phoneに限定される)。
会場では、IGZOのフルHD液晶を搭載する「SH-02E」で再生デモが披露されたが、緻密さ、滑らかさは紛れも無いハイビジョン画質で、モバイル視聴がまた一歩進化した印象を受けた。
なお、転送出来るのはDR以外、H.264で2倍〜12倍の長時間録画された番組が対象。DR録画した番組は、一旦レコーダー内部でレート変換ダビングを行うと転送可能な状態になる。
また音声コマンド入力機能「スマートフォン ボイスリモコン」を使えば、番組表から録画したい番組をボイスコマンドで検索したり、番組表/録画リストの表示や再生・停止などの操作を音声操作で行える。
その他、対応する薄型テレビAQUOSとのHDMI連携操作機能「AQUOSファミリンクII」をサポート。無線LANユニットを内蔵し、本機のHDDに録画した番組や放送中の番組を、ホームネットワーク上のAQUOSやスマートフォン、別売のネットワークアダプター「VR-NP1」へダイレクトにワイヤレス送信できる「W-Fiコネクト機能」にも対応した。
本体キャビネットは独自の防振設計を採用した「アンチバイブレーションキャビネット」を採用。再生画質の向上を図るとともに、電源強化により映像・音声回路の安定駆動を実現した。HDMI端子は2系統を備え、うち1系統は音声専用出力として使うことができる。本体パッケージには端子に金メッキ処理を施したHDMIケーブルが1本、3極タイプの電源ケーブルが付属する。
以下に本日の発表会場で行われた質疑応答の模様を紹介する。
Q. トリプルチューナー機の注目度は?
A. 現時点でシャープ内での比率はシングル30%、ダブル60%、トリプルが10%。手応えを感じている。
Q. 販売目標は?
A. 統計上、全体では2011年の出荷台数が589万台、2012年度が300万台の見込み。2013年度も2012年度と同様の水準と見ている。2012年度、シャープのシェアは30%程度で、2013年度も引き続き維持したい。
Q. 「1チャンネル自動録画機能」(最大8日間)でどの程度のHDD容量が必要か?
A. DRモードで8日間録画すると約1.6T。2TBのBD-T2300なら対応可能。1TBのBD-T1300の場合は最大約5日間の録画が可能。もちろん、長時間モードを利用すれば必要な容量は変わる。12倍長時間モードも利用できる。
【問い合わせ先】
シャープ
TEL/0120-001-251
関連リンク
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドSHARP
- 型番BD-T2300
- 発売日2013年3月13日
- 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:2TB ●記録圧縮方式:映像→MPEG2/MPEG-4 AVC/H.264、音声→MPEG2 AAC/ドルビーデジタル(2ch)/リニアPCM(2ch) ●搭載端子:HDMI出力×2、映像入出力×各1、D3映像出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×2、LAN×1(無線LANユニット内蔵) ●外形寸法:430W×61H×235Dmm ●質量:約4.1kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドSHARP
- 型番BD-T1300
- 発売日2013年3月13日
- 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:1TB ●記録圧縮方式:映像→MPEG2/MPEG-4 AVC/H.264、音声→MPEG2 AAC/ドルビーデジタル(2ch)/リニアPCM(2ch) ●搭載端子:HDMI出力×2、映像入出力×各1、D3映像出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×2、LAN×1(無線LANユニット内蔵) ●外形寸法:430W×61H×235Dmm ●質量:約3.9kg