アクトビラ、スマホでの再生作品選択やプレイリスト機能などを追加 − 2013年度事業方針も説明
(株)アクトビラは、2013年度事業方針説明会を開催。新サービスの発表などを行った。
香西 卓社長は「2012年度は2年連続増収増益を実現。売上高・利益共に過去最高の業績で、創業以来初の黒字化を達成した」と好調な成果を発表。昨年は月額見放題タイトルの拡大や、スマートテレビ向けサービス、スマホ/タブレット連携などの機能追加を行ったが、「アクトビラ全体売上の約半分は家庭向けVODサービス。一方、新規分野も前年比7倍成長している。まだまだアクトビラ全体として伸びしろがあると考えている」と成長をアピールした。
2013年5月現在、アクトビラの累計接続台数は500万台を突破。対応機器も増え、アクトビラ ビデオ・フル対応機は約4,500万台、利用可能なVODコンテンツ数は65,000本以上、コンテンツ提供社も69社に増加したという。「アクトビラ対応機の普及台数も、1家庭1台と考えれば90%近いところまで到達している。まさに社会的インフラと言えるだろう。2012年度新規テレビ接続率も平均18%、前年の倍くらいにまで伸びた。テレビをインターネットにつなぐというスタイルは、今後も伸びていくと考えている」(香西社長)
同社が掲げる2013年度の事業方針は「S.M.A.R.T acTVila」。これは
Solution(法人向けソリューション)
Multiple business model(多様な新ビジネスモデル)
Advanced technology(技術開発進化)
Relationship(パートナー/顧客との強固な関係)
Transform(環境変化に適応し続ける)
acTVila(基盤となるアクトビラサービス)
の頭文字を取ったもので、上記に取り組んでいくことで、3年連続増収増益・2年連続黒字化を目指すという。
具体的には、テレビ番組と連動したVODコンテンツの強化や、スマホ/タブレット連携機能の拡張、マイチャンネルやケーブルテレビ/自治体などとの連携強化などを行っていくとのこと。4K映像配信についても「今年仕様を開発し、将来的に8K配信なども視野にいれたい」と展望を語った。
香西社長は「放送とVODの連携、マルチデバイス連携により、もっと楽しいサービスを狙いたい。それをオープンインターネットで実現するのが難しさでもあり、やりがいでもある」と締めくくった。
「リモコン再生機能」などスマホ/タブレット連携強化
「放送とVODの連携」を狙うサービスとして、同社は5月1日よりNHKのテレビ番組と連動したVODサービス(関連ニュース)をスタートしている。これは、NHKのBS1/BSプレミアム/データ放送を視聴中にリモコンの黄色ボタンを押すと、データ放送・データオンラインを経由してアクトビラのNHKオンデマンドのページへ直接移動するというもの。放送日やキーワード検索などで番組を見つける画面に遷移する。番組を途中から見始めたり、連続ドラマの前の話を見逃したときでも、アクトビラのNHKオンデマンドから関連番組を楽しむことができる。
また「マルチデバイス連携」は、昨年4月から公式サイトのスマホ最適化(関連ニュース)、作品購入・視聴対応(関連ニュース)などを行ってきた。そして、5月22日よりさらに機能を拡充。「リモコン再生機能」「連続再生機能」「プレイリスト機能」を追加する。
リモコン再生機能は、手元にあるスマホ/タブレットで作品選択・購入→テレビで再生できるというもので、視聴の際の利便性が向上するのが特徴。
連続再生機能は、連続ドラマなども1回の操作で続けて見られるというもの。1つのプレイリストに最大100作品まで登録可能。ひとつの作品を視聴し終わると、自動的に次の作品再生に移行する。シャッフル再生にも対応する。
プレイリスト機能は、お気に入りの作品をひとつのフォルダにまとめられるというもの。最大350フォルダまで登録可能だ。プレイリストはドラッグして並べ替えや削除なども行える。
これらのサービス利用には、スマホ/タブレットからアクトビラ公式サイトにアクセスする方法と、専用アプリを使う方法の2種類が用意されている。スマホ向けサイトは、公式サイトにアクセスすると自動的に表示が切り替わる。アプリは現在のところAndroid用のみで、Google Playからダウンロードが可能。アプリはAndroid 2.3以降で利用できる。iOS用アプリの提供については「検討中」(同社)とのこと。なお、対象となるのはアクトビラ ビデオ・フルのストリーム型作品で、ダウンロード型の作品および3D作品は対象外となる。なお、一部作品はテレビ視聴のみで、スマホでの視聴には非対応。NHKオンデマンドもその一例だが「現在対応に向けて準備を進めている」とのことだ。スマホでの視聴に対応しているのは現状約300作品だという。
そのほか、「マイチャンネル機能」や、ケーブル局とのコラボレーションプログラム「ケーブルアクトビラ」なども推進していく。
自治体情報サービスも予定
また今後、自治体情報サービスも予定していることも明らかにした。具体的なサービス内容は未定とのことだが、既存サービス「ファミカレ」をカスタマイズしたカレンダー型回覧板、住民アンケートやイベント情報などの提供が想定サービスとして説明された。
アクトビラ対応機は既に利用者宅に多く普及していること、慣れ親しんだ「テレビ」であること、PCよりもシンプルで簡単に利用できることなどを特徴にしていく予定だという。「各自治体とコミュニケーションしつつ、実現に向けて推進していきたい」とのことだった。
香西 卓社長は「2012年度は2年連続増収増益を実現。売上高・利益共に過去最高の業績で、創業以来初の黒字化を達成した」と好調な成果を発表。昨年は月額見放題タイトルの拡大や、スマートテレビ向けサービス、スマホ/タブレット連携などの機能追加を行ったが、「アクトビラ全体売上の約半分は家庭向けVODサービス。一方、新規分野も前年比7倍成長している。まだまだアクトビラ全体として伸びしろがあると考えている」と成長をアピールした。
2013年5月現在、アクトビラの累計接続台数は500万台を突破。対応機器も増え、アクトビラ ビデオ・フル対応機は約4,500万台、利用可能なVODコンテンツ数は65,000本以上、コンテンツ提供社も69社に増加したという。「アクトビラ対応機の普及台数も、1家庭1台と考えれば90%近いところまで到達している。まさに社会的インフラと言えるだろう。2012年度新規テレビ接続率も平均18%、前年の倍くらいにまで伸びた。テレビをインターネットにつなぐというスタイルは、今後も伸びていくと考えている」(香西社長)
同社が掲げる2013年度の事業方針は「S.M.A.R.T acTVila」。これは
Solution(法人向けソリューション)
Multiple business model(多様な新ビジネスモデル)
Advanced technology(技術開発進化)
Relationship(パートナー/顧客との強固な関係)
Transform(環境変化に適応し続ける)
acTVila(基盤となるアクトビラサービス)
の頭文字を取ったもので、上記に取り組んでいくことで、3年連続増収増益・2年連続黒字化を目指すという。
具体的には、テレビ番組と連動したVODコンテンツの強化や、スマホ/タブレット連携機能の拡張、マイチャンネルやケーブルテレビ/自治体などとの連携強化などを行っていくとのこと。4K映像配信についても「今年仕様を開発し、将来的に8K配信なども視野にいれたい」と展望を語った。
香西社長は「放送とVODの連携、マルチデバイス連携により、もっと楽しいサービスを狙いたい。それをオープンインターネットで実現するのが難しさでもあり、やりがいでもある」と締めくくった。
「リモコン再生機能」などスマホ/タブレット連携強化
「放送とVODの連携」を狙うサービスとして、同社は5月1日よりNHKのテレビ番組と連動したVODサービス(関連ニュース)をスタートしている。これは、NHKのBS1/BSプレミアム/データ放送を視聴中にリモコンの黄色ボタンを押すと、データ放送・データオンラインを経由してアクトビラのNHKオンデマンドのページへ直接移動するというもの。放送日やキーワード検索などで番組を見つける画面に遷移する。番組を途中から見始めたり、連続ドラマの前の話を見逃したときでも、アクトビラのNHKオンデマンドから関連番組を楽しむことができる。
また「マルチデバイス連携」は、昨年4月から公式サイトのスマホ最適化(関連ニュース)、作品購入・視聴対応(関連ニュース)などを行ってきた。そして、5月22日よりさらに機能を拡充。「リモコン再生機能」「連続再生機能」「プレイリスト機能」を追加する。
リモコン再生機能は、手元にあるスマホ/タブレットで作品選択・購入→テレビで再生できるというもので、視聴の際の利便性が向上するのが特徴。
連続再生機能は、連続ドラマなども1回の操作で続けて見られるというもの。1つのプレイリストに最大100作品まで登録可能。ひとつの作品を視聴し終わると、自動的に次の作品再生に移行する。シャッフル再生にも対応する。
プレイリスト機能は、お気に入りの作品をひとつのフォルダにまとめられるというもの。最大350フォルダまで登録可能だ。プレイリストはドラッグして並べ替えや削除なども行える。
これらのサービス利用には、スマホ/タブレットからアクトビラ公式サイトにアクセスする方法と、専用アプリを使う方法の2種類が用意されている。スマホ向けサイトは、公式サイトにアクセスすると自動的に表示が切り替わる。アプリは現在のところAndroid用のみで、Google Playからダウンロードが可能。アプリはAndroid 2.3以降で利用できる。iOS用アプリの提供については「検討中」(同社)とのこと。なお、対象となるのはアクトビラ ビデオ・フルのストリーム型作品で、ダウンロード型の作品および3D作品は対象外となる。なお、一部作品はテレビ視聴のみで、スマホでの視聴には非対応。NHKオンデマンドもその一例だが「現在対応に向けて準備を進めている」とのことだ。スマホでの視聴に対応しているのは現状約300作品だという。
そのほか、「マイチャンネル機能」や、ケーブル局とのコラボレーションプログラム「ケーブルアクトビラ」なども推進していく。
自治体情報サービスも予定
また今後、自治体情報サービスも予定していることも明らかにした。具体的なサービス内容は未定とのことだが、既存サービス「ファミカレ」をカスタマイズしたカレンダー型回覧板、住民アンケートやイベント情報などの提供が想定サービスとして説明された。
アクトビラ対応機は既に利用者宅に多く普及していること、慣れ親しんだ「テレビ」であること、PCよりもシンプルで簡単に利用できることなどを特徴にしていく予定だという。「各自治体とコミュニケーションしつつ、実現に向けて推進していきたい」とのことだった。