AndroidもBluetooth Smartをサポート
「アプセサリ」化でBluetoothをあらゆるデバイスへ − Bluetooth SIGが記者説明会を開催
Bluetooth技術に関連する規格策定や技術認証を行うBluetooth Special Interst Group(Bluetooth SIG)は、Bluetooth技術の最新動向を説明する記者会見を開催。「Bluetooth Smart」および「Bluetooth Smart Ready」の現状を中心に説明を行った。
記者会見では、Bluetooth SIGのグローバルインダストリー&ブランドマーケティングディレクターのエレット・クローター氏がBluetoothの現状およびBluetooth Smartについてプレゼンテーションを行った。
会見における話題の中心となったのは、5月15日に開催されたGoogleの開発者向け年次イベント「Google I/O」にて、Androidが「Bluetooth Smart Ready」と「Bluetooth Smart」機器(関連ニュース)をネイティブサポートすると発表したこと。デュアルモードのBluetoothチップを搭載し、かつ最新バージョンのAndroidを搭載したスマートフォンやタブレットは、「Bluetooth Smart Ready」として認定されることになる。
ここで「Bluetooth Smart Ready」および「Bluetooth Smart」について確認しておきたい。「Bluetooth Smart Ready」に対応するのは、(1)GATT基盤アーキテクチャを含むBluetooth v4.0仕様での開発、(2)デュアルモードによる低消費電力の無線搭載、(3)ユーザーによる機器のソフトウェアアップデートが可能、の3点を満たしたスマートフォンやタブレットなどである。また、これら製品のメーカーは、Bluetooth機器からデータを受信するアプリを作成して配信する手段を提供する必要がある。
「Bluetooth Smart」機器とは、上記の(1)(2)を満たした製品で、「Bluetooth Smart Ready」対応のスマートフォンやタブレットと接続して使用できるものを指す。
クローター氏は、Bluetooth対応デバイスの出荷台数が2013年単年で25億台、1999年以降の合計台数では100億台となったと説明。また、2018年までには合計310億台が出荷されると予測した。メンバー企業は2013年3月時点で約18,000社となる。また、Bluetooth対応オーディオ製品は、2010年から2012年までの年平均成長率が451%となった。
こういった状況をふまえ、Bluetoothは「あらゆる機器が接続可能になる先」として、「相互接続性」「アプリケーション」「ウェブサービス」の3つの向上をビジョンとして掲げていくとした。さらに、低消費電力と各種アプリケーションに対応したBluetooth Smart機器の普及を進めていくことを強調。また、Bluetooth Smart機器をAccessory(アクセサリー)とApplication(アプリケーション)を兼ね備えたデバイスとして「アプセサリ」と名付け、普及を推進していくという。
同氏は、従来からのオーディオストリーミングや対応機器の操作を加え、スマートフォンをハブとして、こうした「アプセサリ」が収集した情報をウェブサービスで管理・共有していく利用モデルを紹介した。このモデルで利用される「アプセサリ」とは、具体的にはBluetooth Smartに対応したフィットネスモニターや医療機器などが挙げられる。
さらに、従来はBluetoothの発展がApple製デバイスを中心に進んできたが、今後シェア拡大が予想されるAndroidにおける普及にも力を入れると表明。そして、前述のAndroidのBluetooth SmartおよびBluetooth Smart Readyネイティブ対応に触れ、低消費電力を実現するBluetooth Smartの普及拡大への意気込みを語った。
記者会見ではBluetooth Smart機器を用意する各メーカーが製品を出展。バッファローはiBUFFALOブランドのヘッドセットやイヤホン、マウスを展示。エレコムはLogitechブランドのBluetooth対応ポータブルスピーカーやイヤホン、カメラリモコンなどの展示を行った。
また、CEREVOはデジカメに装着しBluetooth接続によりシャッターをスマートフォンからリモート操作できるデバイスを出展。無線化.comは、5円玉サイズのコンプリートBluetoothモジュール「ZEAL」シリーズを展示した。
記者会見では、Bluetooth SIGのグローバルインダストリー&ブランドマーケティングディレクターのエレット・クローター氏がBluetoothの現状およびBluetooth Smartについてプレゼンテーションを行った。
会見における話題の中心となったのは、5月15日に開催されたGoogleの開発者向け年次イベント「Google I/O」にて、Androidが「Bluetooth Smart Ready」と「Bluetooth Smart」機器(関連ニュース)をネイティブサポートすると発表したこと。デュアルモードのBluetoothチップを搭載し、かつ最新バージョンのAndroidを搭載したスマートフォンやタブレットは、「Bluetooth Smart Ready」として認定されることになる。
ここで「Bluetooth Smart Ready」および「Bluetooth Smart」について確認しておきたい。「Bluetooth Smart Ready」に対応するのは、(1)GATT基盤アーキテクチャを含むBluetooth v4.0仕様での開発、(2)デュアルモードによる低消費電力の無線搭載、(3)ユーザーによる機器のソフトウェアアップデートが可能、の3点を満たしたスマートフォンやタブレットなどである。また、これら製品のメーカーは、Bluetooth機器からデータを受信するアプリを作成して配信する手段を提供する必要がある。
「Bluetooth Smart」機器とは、上記の(1)(2)を満たした製品で、「Bluetooth Smart Ready」対応のスマートフォンやタブレットと接続して使用できるものを指す。
クローター氏は、Bluetooth対応デバイスの出荷台数が2013年単年で25億台、1999年以降の合計台数では100億台となったと説明。また、2018年までには合計310億台が出荷されると予測した。メンバー企業は2013年3月時点で約18,000社となる。また、Bluetooth対応オーディオ製品は、2010年から2012年までの年平均成長率が451%となった。
こういった状況をふまえ、Bluetoothは「あらゆる機器が接続可能になる先」として、「相互接続性」「アプリケーション」「ウェブサービス」の3つの向上をビジョンとして掲げていくとした。さらに、低消費電力と各種アプリケーションに対応したBluetooth Smart機器の普及を進めていくことを強調。また、Bluetooth Smart機器をAccessory(アクセサリー)とApplication(アプリケーション)を兼ね備えたデバイスとして「アプセサリ」と名付け、普及を推進していくという。
同氏は、従来からのオーディオストリーミングや対応機器の操作を加え、スマートフォンをハブとして、こうした「アプセサリ」が収集した情報をウェブサービスで管理・共有していく利用モデルを紹介した。このモデルで利用される「アプセサリ」とは、具体的にはBluetooth Smartに対応したフィットネスモニターや医療機器などが挙げられる。
さらに、従来はBluetoothの発展がApple製デバイスを中心に進んできたが、今後シェア拡大が予想されるAndroidにおける普及にも力を入れると表明。そして、前述のAndroidのBluetooth SmartおよびBluetooth Smart Readyネイティブ対応に触れ、低消費電力を実現するBluetooth Smartの普及拡大への意気込みを語った。
記者会見ではBluetooth Smart機器を用意する各メーカーが製品を出展。バッファローはiBUFFALOブランドのヘッドセットやイヤホン、マウスを展示。エレコムはLogitechブランドのBluetooth対応ポータブルスピーカーやイヤホン、カメラリモコンなどの展示を行った。
また、CEREVOはデジカメに装着しBluetooth接続によりシャッターをスマートフォンからリモート操作できるデバイスを出展。無線化.comは、5円玉サイズのコンプリートBluetoothモジュール「ZEAL」シリーズを展示した。