NTT、スマホがワイヤレスマイクになる「振幅スペクトルビームフォーマ技術」を開発
NTTは、スマートフォンで受け取った複数の声を適切に混合し、聞き取りやすい高音質な音に補正する「振幅スペクトルビームフォーマ技術」を開発したことを発表した。テレビ電話やテレビ会議の拡張マイクへの活用をはじめ、ビデオカメラやICレコーダーなどさまざまな用途への展開を目指すという。
複数の話し手がマイクから異なる距離の場所で話をする場合、これまでは遠くの人の声が聞き取りづらくなる問題があった。スマートフォンを手元のマイクとして使うアイディアはあったものの、そのマイク信号をWiFi経由でミックスした場合、各機器のサンプリング周波数の微少なズレや、機器の持つ遅延の差異により、音が二重に聞こえたり音質が劣化したりする点も課題となっていた。
「振幅スペクトルビームフォーマ技術」は、マイクの「音量差」の情報を使って各話し手の声を分離。音が二重になるのを防げることに加え、それぞれに最適な自動音量調整を施すことが可能なため、声を聞き取りやすくすることができるという。
この技術は、手持ちのスマートフォンにアプリをインストールするだけで利用可能。アプリの開発や機器への組み込みも簡単に行えるという。また、特別なハードウェアは必要ないため、既存のシステムへの導入もソフトウェアアップデートなどで可能とのことだ。
複数の話し手がマイクから異なる距離の場所で話をする場合、これまでは遠くの人の声が聞き取りづらくなる問題があった。スマートフォンを手元のマイクとして使うアイディアはあったものの、そのマイク信号をWiFi経由でミックスした場合、各機器のサンプリング周波数の微少なズレや、機器の持つ遅延の差異により、音が二重に聞こえたり音質が劣化したりする点も課題となっていた。
「振幅スペクトルビームフォーマ技術」は、マイクの「音量差」の情報を使って各話し手の声を分離。音が二重になるのを防げることに加え、それぞれに最適な自動音量調整を施すことが可能なため、声を聞き取りやすくすることができるという。
この技術は、手持ちのスマートフォンにアプリをインストールするだけで利用可能。アプリの開発や機器への組み込みも簡単に行えるという。また、特別なハードウェアは必要ないため、既存のシステムへの導入もソフトウェアアップデートなどで可能とのことだ。