天井から音が鳴る話題の技術が家庭でも
家庭用「Dolby Atmos」登場 − オンキヨーが新AVアンプで対応、'14年春モデルアップデートも
オンキヨーは、米Dolby Laboratoriesの音声技術「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)を搭載したAVアンプ上位機「TX-NR1030/3030」を開発中であると発表した。発売時期は明らかにされていないが、例年であれば秋頃に発売されるものと見込まれる。
またDolby Atmosについては、今春発売した「TX-NR838」「TX-NR636」においても、今年9月にアップデートで対応させる予定。アップデートはインターネットからのダウンロードで行い、無償で実施する方向で検討中という。なお、昨年モデルのアップデート対応予定は今のところないとのことだ。
Dolby Atmosはすでに映画館用のサウンドシステムとして、日本を含む世界中の映画館に導入されている。スピーカーを天井などにも設置することで、着座位置の前後左右だけでなく、頭上など、全方位から音が聞こえて来る体験が得られる。また映画館向けのDolby Atmosは、これまでのチャンネルをベースにしたサウンドデザインではなく、音源をオブジェクトベースで扱っている。このため、劇場のスピーカーの数や設置位置に応じて、再生時に最適なサラウンド表現を行うことを可能にしている。
オンキヨーは、Dolby Atmosを再生するためには、AVアンプに「高次元の処理能力やサウンドクオリティが求められる」と紹介。「Dolby Atmosに対応するオンキヨーのAVレシーバーには、32ビットのDSPをデュアル搭載し、家庭のホームシアター環境に最適なDolby Atmosの音響空間を再現できる」とコメントしている。
またスピーカーの設置環境についてオンキヨーでは、「対応するAVレシーバーをコアにして、従来の5.1/7.1/9.1等のシアターシステムと天井へ1組または2組のスピーカーを設置して組み合わせれば、Dolby Atmosを楽しめる」と説明。たとえば既発売の「TX-NR838」「TX-NR636」でDolby Atmosを再生する場合、天井にスピーカーを設置し、サラウンドバック向けのアンプなどを天井スピーカー用に使用する。両機を使っていて、すでにアンプをフル活用している場合は、そのうち1つ、または2つのアンプをDolby Atmos用に割り当てる必要が出てくる。
天井にスピーカーを設置しづらい場合は、下から天井に向けて音を出し、反射音を使って頭上からの音を実現する「イネイブルド・スピーカー」も発売する予定だ。発売時期はTX-NR1030/3030と同時期を予定している。
なお、家庭用のDolby Atmos音源がどのようなかたちで提供されるかは、ドルビーが「2014年秋にはDolby Atmosで制作した映画BDを発表すると共に、動画配信サービスも開始する。2015年初めには、さらに多くの発表がある予定」と発表している(関連ニュース)
オンキヨー(株)営業・マーケティング本部 副本部長 宮城 謙二氏は、Dolby Atmosに対応したAVレシーバーを発表できることについて、「世界でも一流の映画制作者たちは、Dolby Atmosを採用し、視聴者を場面の中心へと引き込むような映画制作をしています。Dolby Atmosのテクノロジーにより、オブジェクトベースと言われる多次元のサウンドを、息をのむようなクリアさとディテールを尽くした表現力で体感することができます」とコメント。「私たちは、お客様にこの素晴らしい体験を提供できる最初のブランドの一員となれることを非常に嬉しく思うとともに、やりがいを感じています」と語っている。
またDolby Atmosについては、今春発売した「TX-NR838」「TX-NR636」においても、今年9月にアップデートで対応させる予定。アップデートはインターネットからのダウンロードで行い、無償で実施する方向で検討中という。なお、昨年モデルのアップデート対応予定は今のところないとのことだ。
Dolby Atmosはすでに映画館用のサウンドシステムとして、日本を含む世界中の映画館に導入されている。スピーカーを天井などにも設置することで、着座位置の前後左右だけでなく、頭上など、全方位から音が聞こえて来る体験が得られる。また映画館向けのDolby Atmosは、これまでのチャンネルをベースにしたサウンドデザインではなく、音源をオブジェクトベースで扱っている。このため、劇場のスピーカーの数や設置位置に応じて、再生時に最適なサラウンド表現を行うことを可能にしている。
オンキヨーは、Dolby Atmosを再生するためには、AVアンプに「高次元の処理能力やサウンドクオリティが求められる」と紹介。「Dolby Atmosに対応するオンキヨーのAVレシーバーには、32ビットのDSPをデュアル搭載し、家庭のホームシアター環境に最適なDolby Atmosの音響空間を再現できる」とコメントしている。
またスピーカーの設置環境についてオンキヨーでは、「対応するAVレシーバーをコアにして、従来の5.1/7.1/9.1等のシアターシステムと天井へ1組または2組のスピーカーを設置して組み合わせれば、Dolby Atmosを楽しめる」と説明。たとえば既発売の「TX-NR838」「TX-NR636」でDolby Atmosを再生する場合、天井にスピーカーを設置し、サラウンドバック向けのアンプなどを天井スピーカー用に使用する。両機を使っていて、すでにアンプをフル活用している場合は、そのうち1つ、または2つのアンプをDolby Atmos用に割り当てる必要が出てくる。
天井にスピーカーを設置しづらい場合は、下から天井に向けて音を出し、反射音を使って頭上からの音を実現する「イネイブルド・スピーカー」も発売する予定だ。発売時期はTX-NR1030/3030と同時期を予定している。
なお、家庭用のDolby Atmos音源がどのようなかたちで提供されるかは、ドルビーが「2014年秋にはDolby Atmosで制作した映画BDを発表すると共に、動画配信サービスも開始する。2015年初めには、さらに多くの発表がある予定」と発表している(関連ニュース)
オンキヨー(株)営業・マーケティング本部 副本部長 宮城 謙二氏は、Dolby Atmosに対応したAVレシーバーを発表できることについて、「世界でも一流の映画制作者たちは、Dolby Atmosを採用し、視聴者を場面の中心へと引き込むような映画制作をしています。Dolby Atmosのテクノロジーにより、オブジェクトベースと言われる多次元のサウンドを、息をのむようなクリアさとディテールを尽くした表現力で体感することができます」とコメント。「私たちは、お客様にこの素晴らしい体験を提供できる最初のブランドの一員となれることを非常に嬉しく思うとともに、やりがいを感じています」と語っている。