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<IFA>JVCケンウッド、車載用次世代技術をアピール

公開日 2014/09/07 17:38 ファイル・ウェブ編集部:小澤麻実
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JVCケンウッドブースはHall 2.2の109aおよび109において、「JVC」「KENWOOD」の2ブランドでそれぞれ展開。「カーエレクトロニクス」「光学&オーディオ」を主軸に、次世代事業である「カーオプトロニクス」「次世代イメージング」の参考出品をおこなっていた。

JVCケンウッドのブース

「JVC」は、デジタルムービーカメラ“Everio”シリーズや、スポーツカム"ADIXXION”をアピール。ヘッドホン“XXシリーズ”や、日本では先日発表されたスポーツヘッドホンの新製品「HA-ETR40/ETX30」などを展示した。

“Everio”シリーズやスポーツヘッドホンの新製品などをアピール


欧州でのシェア拡大を狙うヘッドホンは大きくアピールしていた
「KENWOOD」はカーエレクトロニクス製品をアピール。スマホとの連携を強化したHDMI/MHL/Bluetooth/aptX対応カーナビなどを展示していた。

また、同社のカーオプトロニクス技術を応用し、ドライバーの安全な運転をサポートするための「革新的先進運転支援システム(“i-ADAS”)」や、「次世代イメージング技術」を提案するヘッドマウントディスプレイ「ニアアイ ディスプレイ(仮称)」を参考出展し、注目を集めていた。

“i-ADAS”は、前方の視界にヘッドアップディスプレイを活用してナビ情報などを表示できることに加え、左右や後方など死角となる部分をフルHDカメラの映像でサポートする。また赤外線カメラも備えており、暗い道でも歩行者などに気づきやすくしてくれる。HUDに表示される映像は約7.5m先に見えるよう調整されており、視線移動をなるべく減らしながら、便利な情報を活用できるようにしたという。

i-ADASのデモブース

左右や後方など死角となる部分をフルHDカメラの映像でサポートする

また助手席には、空中結像を可能にするディスプレイを用意。助手席の正面からは映像が見えるが、運転席からは見えないため、ドライバーの気を散らすことなくDVDなどを楽しむことができる。また突起物となるディスプレイが設置されていないので、万一事故が起こった際ディスプレイに激突して怪我をする…ということも避けられるのがメリットだという。

赤外線カメラで暗い道の運転もサポート

助手席には、空中結像を可能にするディスプレイを用意

「ニアアイ ディスプレイ(仮称)」は1280×720ピクセルの高精細で図面等のデータを表示できるウェアラブルデバイス。取り外し可能なカメラ部とディスプレイ付きヘッドセットで構成されている。両手が空くので、工場の在庫整理等での活用などを提案。既に同社山形工場などで試験運用中で、そこでのデータも含めて最終仕様を決定する考えだという。

ニアアイ ディスプレイ(仮称)

装着イメージ


既に同社山形工場などで試験運用中

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