ハーマン、JBLの小型スピーカー「CONTROL X」発売。Xウェーブガイド搭載＆防滴対応

ハーマンインターナショナルは、JBLのコンパクトスピーカー“CONTROL”シリーズの新モデルとして「CONTROL X」を10月15日に発売する。価格はオープンだが、29,800円（ペア・税抜）前後での販売が予想される。カラーはブラックとホワイトの2種類。

“CONTROL”シリーズは1986年の登場以来ロングランヒットを続けているシリーズ。2012年に発売された前モデル「CONTROL ONE」（関連ニュース）からの進化点は、防滴対応になったこと、HDI （HighDefinitionImaging）ホーン技術を用いた「X Wave Guide」を高域ユニットに採用したこと、トゥイーターおよびウーファーの口径が少し大きくなったこと、背面のスピーカー端子が金メッキ仕上げのバナナプラグ対応端子になったこと。

トゥイーターはφ25mmドームトゥイーターに、アルミニウム・ダイアフラムの両面にセラミック化したアルミナ層を形成した複合サンドイッチ構造のダイアフラム「SMMD」を採用。歪みや濁りのない透明感ある高域再生を実現するとのこと。こちらに「X Wave Guide」を組み合わせている。

ウーファーは133mmに大型化。グラスファイバーを加えたポリコーンを採用し、剛性と適度な内部損失を両立した。背面には流線型のスリップストリーム型バスレフポートを搭載。ポートノイズを抑えつつダイナミックな低音再生を実現するという。

キャビネットは平行面をなくしたデザインとすることで、回折波と内部定在波を抑えられるように配慮。縦横どちらの設置にも対応する。また、防滴構造としたことで屋外ユースも可能なほか、壁面取り付け用ブラケットを標準装備。スマートなサラウンドシステム構築も可能としている。

再生周波数帯域は90Hz〜20kHz、インピーダンスは8Ω。感度は87dBで、クロスオーバー周波数は2.3kHz。推奨アンプ出力は20〜100Wとなる。外形寸法は165W×235H×159Dmm、質量は2.6kg。