パイオニア、“CD本来の音質再現”を追求したCDプレーヤー「PD-30AE/-10AE」

オンキヨー＆パイオニアマーケティングジャパン（株）は、パイオニアブランドより、CDプレーヤー「PD-30AE」および「PD-10AE」を10月下旬に発売する。価格はオープンだが、「PD-30AE」は42,000円前後、「PD-10AE」は30,000円前後での実売が予想される。

両モデルともCD再生に特化した製品で、回路構造全体に至るまで専用設計を採用し、CD本来の音質再現を追求したというモデル。

信号読取り部には、CD再生専用の静音設計ディスクドライブを採用している。4本のシャフトでリジッドに支持する構造と、シャーシとメカの間に設けられた専用ベースにより、制振性の向上と共振の抑制を図った。また、DAC部にはステレオ専用の高性能な192kHz/24bitDACを採用している。

電源部は、大容量EIトランスを搭載することで、大きな負荷変動の影響を抑制。クリアな電気信号の伝送と、余裕のある電源供給を実現したとする。シャーシにはヘアライン加工を施した鋼板を採用し、フラットな形状のデザインにすることで共振や振動の干渉を抑えているとのこと。また、上位モデルのPD-30AEは、フロントパネルにアルミ押し出し材を使用しており、さらなる振動の抑制が図られている。

機能面では、「ランダム再生」「メモリー再生」「全曲／1曲リピート再生」などの再生モードを搭載。ランダム再生とリピート再生を組み合わせて使用することもできる。

周波数特性は4Hz～20kHz、S/N比は107dB、ダイナミックレンジは100dBで、全高調波歪率は0.0029％。

上位モデルPD-30AEは、出力端子にRCA端子、光デジタル端子と同軸デジタル端子を各1系統ずつ装備。単体DACはもちろん、DAC内蔵のプリメインアンプと接続できる。また、レベルコントロールに対応したヘッドホン端子も備えている。

また、SR IN/OUT端子も搭載。ハイレゾネットワークオーディオプレーヤー「N-30AE」と接続してアプリ「Pioneer Remote App」から操作できるほか、同ブランドのプリメインアンプと接続すれば1つのリモコンでプレーヤーの選択から入力切替、ファイル再生などの操作が行える。

電源ケーブルには、大型ACインレットタイプの着脱式極太電源コードを採用。クリアな電源供給を実現するという。外形寸法は435W×103H×298Dmm、質量は5.3kg。

下位モデルとなるPD-10AEは、出力端子にRCA端子を1系統装備する。なお、デジタル出力とヘッドホン出力には対応していない。外形寸法は435W×103H×290Dmm、質量は5.1kg。

両モデルとも、本体カラーはシルバーのみ。

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