「新たなコンテンツとの出会いを提供」
<CES>ソニー、Life Space UXの新4K超短焦点プロジェクター「It's all here」コンセプト機披露
ソニーは、“Life Space UX”コンセプト製品の次なるプロダクトとして、4K対応超短焦点SXRDプロジェクターのコンセプトモデル「新4Kプロジェクター - It's all here -」を2017 Intanational CESで発表した。
一般的なテレビ台ほどの大きさで、壁にぴったりとつけた状態からでも80インチでの投映が可能な超短焦点プロジェクター。じっくりと映画などを鑑賞するというよりは、映像だけでなく音楽や本など様々なコンテンツへ新たに出会えるような工夫を盛り込んだ。
Life Space UX製品群を担当するソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏は、「4Kを画素数で言えば約800万ドット。その800万ドットひとつひとつに画像を貼りつけてコンテンツのサムネイル画像としランダム表示することで、例えば本屋をぶらぶらして思ってもみなかった本と出会うときと同じような体験を提供したいと思った」と開発の背景を語る。
例えば本機では、映画や音楽、雑誌など様々なジャンルのコンテンツのサムネイル画像をタイル状に並べてランダム表示。自分が所有している作品だけでなく、動画/音楽配信サービスの作品なども含めた膨大なコンテンツをランダムで表示させておくことで、一般的なサービスのレコメンド機能とは異なる新たなコンテンツとの出会い方を提供するのだという。
製品名にある「It's all here(すべてここにある)」の言葉は、こうした特徴を表すもの。「家のリビングにいても、まるで街に出て新しい何かに出会うようなワクワク感を提供したい。様々なジャンルのコンテンツで新しい出会いを楽しんでほしい」とのだという。
そして斉藤氏はまた「4K技術を活用することで、テレビありきの空間づくりとは違ったものができるのではないかと思った」とコメント。そのほか「幅広いコンテンツとの出会いという点で、HDRにも対応させたいと考えている」とも語った。
スピーカーも内蔵させて単独で音楽リスニングなども行えるようにもしたいとのことだが、まだコンセプトモデルであるため仕様の詳細は未定。
UIについても、「投影されているコンテンツから好みのものを見つけた際に、例えばジェスチャーや音声操作でそのまま選んで視聴までをプロジェクターだけで完結させるのか、または本を読むのであればやはりスマートフォンなどと連携したほうがいいのかなど、考えるべき点はまだ多い」と斎藤氏はコメント。
「思ってもみなかった新たなコンテンツとの出会いのためには、まったくのランダム表示すぎてもだめだろうし、かといって再生履歴や検索履歴などの解析をやりすぎても一般的なレコメンド機能と同じになってしまう。そのあたりのバランスも悩みどころだ」とも語り、まだ様々な検討課題を残しているとした。
このように本機はあくまでも現時点ではコンセプトを提示する段階で、製品化が正式決定しているわけではないが「商品化したいという思いはある」(斉藤氏)とのこと。今後の動向にも注目したい。
一般的なテレビ台ほどの大きさで、壁にぴったりとつけた状態からでも80インチでの投映が可能な超短焦点プロジェクター。じっくりと映画などを鑑賞するというよりは、映像だけでなく音楽や本など様々なコンテンツへ新たに出会えるような工夫を盛り込んだ。
Life Space UX製品群を担当するソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏は、「4Kを画素数で言えば約800万ドット。その800万ドットひとつひとつに画像を貼りつけてコンテンツのサムネイル画像としランダム表示することで、例えば本屋をぶらぶらして思ってもみなかった本と出会うときと同じような体験を提供したいと思った」と開発の背景を語る。
例えば本機では、映画や音楽、雑誌など様々なジャンルのコンテンツのサムネイル画像をタイル状に並べてランダム表示。自分が所有している作品だけでなく、動画/音楽配信サービスの作品なども含めた膨大なコンテンツをランダムで表示させておくことで、一般的なサービスのレコメンド機能とは異なる新たなコンテンツとの出会い方を提供するのだという。
製品名にある「It's all here(すべてここにある)」の言葉は、こうした特徴を表すもの。「家のリビングにいても、まるで街に出て新しい何かに出会うようなワクワク感を提供したい。様々なジャンルのコンテンツで新しい出会いを楽しんでほしい」とのだという。
そして斉藤氏はまた「4K技術を活用することで、テレビありきの空間づくりとは違ったものができるのではないかと思った」とコメント。そのほか「幅広いコンテンツとの出会いという点で、HDRにも対応させたいと考えている」とも語った。
スピーカーも内蔵させて単独で音楽リスニングなども行えるようにもしたいとのことだが、まだコンセプトモデルであるため仕様の詳細は未定。
UIについても、「投影されているコンテンツから好みのものを見つけた際に、例えばジェスチャーや音声操作でそのまま選んで視聴までをプロジェクターだけで完結させるのか、または本を読むのであればやはりスマートフォンなどと連携したほうがいいのかなど、考えるべき点はまだ多い」と斎藤氏はコメント。
「思ってもみなかった新たなコンテンツとの出会いのためには、まったくのランダム表示すぎてもだめだろうし、かといって再生履歴や検索履歴などの解析をやりすぎても一般的なレコメンド機能と同じになってしまう。そのあたりのバランスも悩みどころだ」とも語り、まだ様々な検討課題を残しているとした。
このように本機はあくまでも現時点ではコンセプトを提示する段階で、製品化が正式決定しているわけではないが「商品化したいという思いはある」(斉藤氏)とのこと。今後の動向にも注目したい。