「春のヘッドフォン祭2017」で先行展示
エミライ、Sonoma Acousticsの静電型ヘッドホン「Model One」。HPEL振動板を世界初採用
エミライは、米Sonoma Acousticsの取り扱いを開始し、静電型ヘッドホンシステム「Model One」を発売することを発表した。発売時期、価格は未定。4月29日(土)〜30日(日)に開催される「春のヘッドフォン祭2017」で先行展示されるほか、29日には本製品の製品発表会も実施される。
Model Oneは、静電型ヘッドホンおよび専用のDAC内蔵アンプで構成された、ハイレゾ音源に最適化されたという静電型ヘッドホンアンプ・システム。2016年17日〜18日に開催された「ポタフェス2016」で出展されていたモデルで(関連ニュース)、その際に発売は2017年第1四半期、価格はオープンだが65万円前後とアナウンスされていた。
ヘッドホンでは英Warwick Audio Technologies Ltd.が開発した高精度静電ラミネート(HPEL)オーディオトランスデューサーを世界で初めて採用することで、60Hz以上の周波数応答特性と高い過度応答特性、パネル全体が駆動することにより分割振動を最小限に抑え、さらに軽量化を実現しているという。音圧周波数特性は10Hz〜60kHz。
イヤーカップ部にはマグネシウムを採用。これは高い剛性、優れた遮音性、優れたRFI/EMI遮蔽性を備えることから、HPELを収容するのに理想的な材料として選ばれたとしている。また、イヤーパッドはエチオピア原産のカブレッタ・ヘア・シープ・レザーから手作りされている。
またアンプとヘッドホンをつなぐケーブルには、米Straight Wireとの共同開発による超低キャパシタンス銀メッキOFHC銅製導体ケーブルを採用。発泡ポリエチレンによる絶縁およびケブラー繊維により強化され、コネクターは分極4接点タイプの左右独立自己ラッチ式Remoコネクターを備える。ケーブル長は2.0m。本体質量は303g。
DAC内蔵アンプ部では、最適なマッチドペアとして構成された高性能なディスクリート設計のFET Class-Aアンプを、高精度のCNC加工が施されたソリッド・アルミニウム製筐体に搭載する。全高調波歪率+ノイズは0,05%未満で、再生周波数帯域は65kHz以上。
ESS Technology社製の32bitリファレンスグレードDACを左右独立で合計2基搭載し、USB入力は最大384kHz/32bit PCM、5.6MHz DSDに対応。またS/PDIF入力では最大192kHz/24bit PCMまでの対応となる。
また、カスタム設計の64bit倍精度固定小数点演算用DSPを内蔵しており、すべての信号をデジタル領域で処理する方式を採る。そのため、入力されたアナログ信号は、マルチチャンネル対応の384kHz/32bit AKMプレミアムADCにより、DSP処理の前段階でデジタル信号に変換される。
付属のUSBケーブルにも配慮。Straight Wireと共同開発した、伝送用導体に銀メッキ高純度銅を使用し、金メッキ処理高品質端子を採用した特別仕様のケーブルを採用している。入力端子にはUSB-B、S/PDIF、RCA、3.5mmステレオミニを備える。
カスタム設計されたユニバーサル対応の電源部は、オーディオ帯域幅内で低ノイズになるよう最適化された固定周波数発振タイプの設計を採用。DC電源コネクターにはロック式タイプを使用し、アンプユニット内のすべてのオーディオ回路には、超低ノイズ・高電圧リニアレギュレーター回路の2段階で電力を供給する。外形寸法は190W×58H×290Dmm、質量は2.45kg。
Sonoma Acousticsは、ソニーでDVD-VideoやSACDの規格立ち上げに深く関与したメンバーにより、2016年にアメリカのコロラド州ボルダーで設立された。同メンバーは、ハイレゾ音源の制作、特にDSDを録音する際に使用される代表的なレコーディング・システム「Sonoma Workstation」の開発にも深く関わっており、妥協を排した製品づくりと、録音から再生まで一気通貫した製品提供を行うことが可能なブランドという。
Model Oneは、静電型ヘッドホンおよび専用のDAC内蔵アンプで構成された、ハイレゾ音源に最適化されたという静電型ヘッドホンアンプ・システム。2016年17日〜18日に開催された「ポタフェス2016」で出展されていたモデルで(関連ニュース)、その際に発売は2017年第1四半期、価格はオープンだが65万円前後とアナウンスされていた。
ヘッドホンでは英Warwick Audio Technologies Ltd.が開発した高精度静電ラミネート(HPEL)オーディオトランスデューサーを世界で初めて採用することで、60Hz以上の周波数応答特性と高い過度応答特性、パネル全体が駆動することにより分割振動を最小限に抑え、さらに軽量化を実現しているという。音圧周波数特性は10Hz〜60kHz。
イヤーカップ部にはマグネシウムを採用。これは高い剛性、優れた遮音性、優れたRFI/EMI遮蔽性を備えることから、HPELを収容するのに理想的な材料として選ばれたとしている。また、イヤーパッドはエチオピア原産のカブレッタ・ヘア・シープ・レザーから手作りされている。
またアンプとヘッドホンをつなぐケーブルには、米Straight Wireとの共同開発による超低キャパシタンス銀メッキOFHC銅製導体ケーブルを採用。発泡ポリエチレンによる絶縁およびケブラー繊維により強化され、コネクターは分極4接点タイプの左右独立自己ラッチ式Remoコネクターを備える。ケーブル長は2.0m。本体質量は303g。
DAC内蔵アンプ部では、最適なマッチドペアとして構成された高性能なディスクリート設計のFET Class-Aアンプを、高精度のCNC加工が施されたソリッド・アルミニウム製筐体に搭載する。全高調波歪率+ノイズは0,05%未満で、再生周波数帯域は65kHz以上。
ESS Technology社製の32bitリファレンスグレードDACを左右独立で合計2基搭載し、USB入力は最大384kHz/32bit PCM、5.6MHz DSDに対応。またS/PDIF入力では最大192kHz/24bit PCMまでの対応となる。
また、カスタム設計の64bit倍精度固定小数点演算用DSPを内蔵しており、すべての信号をデジタル領域で処理する方式を採る。そのため、入力されたアナログ信号は、マルチチャンネル対応の384kHz/32bit AKMプレミアムADCにより、DSP処理の前段階でデジタル信号に変換される。
付属のUSBケーブルにも配慮。Straight Wireと共同開発した、伝送用導体に銀メッキ高純度銅を使用し、金メッキ処理高品質端子を採用した特別仕様のケーブルを採用している。入力端子にはUSB-B、S/PDIF、RCA、3.5mmステレオミニを備える。
カスタム設計されたユニバーサル対応の電源部は、オーディオ帯域幅内で低ノイズになるよう最適化された固定周波数発振タイプの設計を採用。DC電源コネクターにはロック式タイプを使用し、アンプユニット内のすべてのオーディオ回路には、超低ノイズ・高電圧リニアレギュレーター回路の2段階で電力を供給する。外形寸法は190W×58H×290Dmm、質量は2.45kg。
Sonoma Acousticsは、ソニーでDVD-VideoやSACDの規格立ち上げに深く関与したメンバーにより、2016年にアメリカのコロラド州ボルダーで設立された。同メンバーは、ハイレゾ音源の制作、特にDSDを録音する際に使用される代表的なレコーディング・システム「Sonoma Workstation」の開発にも深く関わっており、妥協を排した製品づくりと、録音から再生まで一気通貫した製品提供を行うことが可能なブランドという。
関連リンク
トピック
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONOMA ACOUSTICS
- 型番Model One
- 発売日未定
- 価格未定
【SPEC】<ヘッドホン>●構造:開放・耳覆い型 ●振動板:HPEL採用シングルエンド方式静電型 ●実効ダイヤフラム面積:3570平方mm ●音圧周波数特性:10Hz〜60kHz ●イヤークッション・ヘッドバンドクッション:カブレッタ・トップグレイン、エチオピアン・シープスキン・レザー ●入力:分極4接点タイプ、左右独立タイプ自己ラッチ式コネクター ●質量:303g<DAC内蔵アンプ部>●最大対応サンプルレート/bit:USB→384kHz/32bit PCM、5.6MHz DSD、S/PDIF→192kHz/24bit PCM ●DAC部:デュアルモノ・モード、384kHz/32bit DACs(バランス出力回路つき) ●ADC部:マルチチャンネル384kHz/32bit ADC(バランス方式インプット・バッファつき) ●DSP部:各サンプリング周波数で64-bi(倍精度)固定小数点処理 ●アンプ部:ディスクリートFET、シングルエンド、ハイ・バイアスA級出力 ●外形寸法:190W×57H×290Dmm ●質量:2.45kg