タッチ操作や通話に対応
EARINの完全ワイヤレスイヤホン「M-2」、日本で8月末発売、29,800円。通話やNC機能も
モダニティは、スウェーデンEARINの完全ワイヤレスイヤホン第2弾として、「M-2」を8月末に発売する。価格は29,800円(税抜)。
ブラックとシルバーの2色が用意され、シルバーは2017年秋の発売を予定する。
本日東京都内で発表会が開催され、EARINのセールス・ディレクターであるセバスチャン・ドミンゲス氏が製品の概要を紹介した。
EARINは、スウェーデンのオーディオ機器メーカーEpickal AB社が手がけるブランド。前モデルの「M-1」は、いち早く左右完全ワイヤレス仕様を実現し、国内外で注目を集めた。
M-2は今年1月のCESで発売がアナウンスされ、その時点では2017年1Qの終盤に出荷開始すると発表されていた。若干リリースタイミングが遅くなったが、今回ついに詳細が明らかにされた格好。なおプレス向け発表会が開催されるのは、本日行われている日本が初めて。なお発売の際も、ファーストロットをまず日本で販売するという。
Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC、aptX。Knowles社製の6.5mmドライバーを備えている。周波数特性:は20 - 20kHz。外形寸法は14.5x21x17.2mm、質量は3.6g。
新たにタッチ操作に対応。イヤホンをタッチすることで、電話を受けたり、音楽を再生・停止・曲送りすることが可能となった。またSiriなどデジタルアシスタントへのアクセスも行える。
1度のフル充電で3時間使用可能で、充電用のカプセルを併用することで最大12時間まで使用できる。この充電用カプセルも新デザインで、メタル素材を採用。また充電状態を表示するLED表示も、これまでは赤と緑の単純な表示だったが、今回は3点表示にし、充電状況をさらにわかりやすくした。さらに各イヤーピースの充電状況もLEDで分かるようになった。「これは市場の要望が強かった」(ドミンゲス氏)。
左右のイヤホンのあいだの通信は、デュアルアンテナを用い、NXP Semiconductors社の「MiGLO」技術を採用。このMiGLOは、NXPのNFMI(近距離磁気誘導)技術を採用しており、左右の安定性を高めているほか、レイテンシーが低く、デュアルモノラル通話にも対応している。
MiGLOについては、NXPジャパン(株)技術統括部 シニアフィールドアプリケーションエンジニアの平賀浩志氏が解説した。NFMI(近距離磁気誘導)は、もともと補聴器で培った技術で、10年ほどの実績がある。通常の電波は高周波で、人体に吸収されやすく、もう片側の耳に電波が通らないという課題があった。頭の周りを回り込んで無線通信するため、出力を高くする必要があったり、遅延の問題もあった。
これに対してMiGLOでは、10MHz程度の周波数を使うため、人体や水中での吸収は、2.4GHz帯に比べて約1,000分の1程度に抑えられる。また頭の中を通して無線通信できるため、最短距離で音声の無線伝送が可能になる。
さらにMiGLOは、人体に吸収されにくいという特性があるため、左右の音が途切れる、いわゆるドロップアウトも解消。またレイテンシーが低いため、デュアルモノラルによる通話も行える。
ノイズリダクション機能も搭載。マイクを4つ備え、外部ノイズの取り込みを抑えられる。通話相手側のノイズを10-15dB程度下げ、会話を聞き取りやすくする。これにより通話時の聞こえやすさも高めている。NCはON/OFFの切替が可能。さらに、本機を装着して発話する際のノイズも低減。通話相手も通話を聞き取りやすくなるという。
また本体形状もM-1から一新。M-1は砲弾型の形状をしていたが、本機は複数の曲線と直線を組み合わせた複雑な形状に変更。これにより装着感と遮音性を高めたとしている。さらに風切り音の低減も実現しており、ノイズリダクション時の不快な音の混入を抑えている。
イヤーチップもカスタムメイドのものを採用。パッシブノイズリダクション性能については、平均で25dBのノイズ低減が可能。500ヘルツ以上の高周波数帯は30-40dB、200Hz以下の低周波数体は約10dB程度抑えるという。
アプリケーションも刷新。新たにファームウェアのアップデートやノイズキャンセリングのモード設定、イコライザー設定などの機能を追加する。
もちろんアプリでは、従来からあるカスタムネーム、バッテリー残量チェック、左右バランス設定、ベースブースト機能も踏襲する。
ブラックとシルバーの2色が用意され、シルバーは2017年秋の発売を予定する。
本日東京都内で発表会が開催され、EARINのセールス・ディレクターであるセバスチャン・ドミンゲス氏が製品の概要を紹介した。
EARINは、スウェーデンのオーディオ機器メーカーEpickal AB社が手がけるブランド。前モデルの「M-1」は、いち早く左右完全ワイヤレス仕様を実現し、国内外で注目を集めた。
M-2は今年1月のCESで発売がアナウンスされ、その時点では2017年1Qの終盤に出荷開始すると発表されていた。若干リリースタイミングが遅くなったが、今回ついに詳細が明らかにされた格好。なおプレス向け発表会が開催されるのは、本日行われている日本が初めて。なお発売の際も、ファーストロットをまず日本で販売するという。
Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC、aptX。Knowles社製の6.5mmドライバーを備えている。周波数特性:は20 - 20kHz。外形寸法は14.5x21x17.2mm、質量は3.6g。
新たにタッチ操作に対応。イヤホンをタッチすることで、電話を受けたり、音楽を再生・停止・曲送りすることが可能となった。またSiriなどデジタルアシスタントへのアクセスも行える。
1度のフル充電で3時間使用可能で、充電用のカプセルを併用することで最大12時間まで使用できる。この充電用カプセルも新デザインで、メタル素材を採用。また充電状態を表示するLED表示も、これまでは赤と緑の単純な表示だったが、今回は3点表示にし、充電状況をさらにわかりやすくした。さらに各イヤーピースの充電状況もLEDで分かるようになった。「これは市場の要望が強かった」(ドミンゲス氏)。
左右のイヤホンのあいだの通信は、デュアルアンテナを用い、NXP Semiconductors社の「MiGLO」技術を採用。このMiGLOは、NXPのNFMI(近距離磁気誘導)技術を採用しており、左右の安定性を高めているほか、レイテンシーが低く、デュアルモノラル通話にも対応している。
MiGLOについては、NXPジャパン(株)技術統括部 シニアフィールドアプリケーションエンジニアの平賀浩志氏が解説した。NFMI(近距離磁気誘導)は、もともと補聴器で培った技術で、10年ほどの実績がある。通常の電波は高周波で、人体に吸収されやすく、もう片側の耳に電波が通らないという課題があった。頭の周りを回り込んで無線通信するため、出力を高くする必要があったり、遅延の問題もあった。
これに対してMiGLOでは、10MHz程度の周波数を使うため、人体や水中での吸収は、2.4GHz帯に比べて約1,000分の1程度に抑えられる。また頭の中を通して無線通信できるため、最短距離で音声の無線伝送が可能になる。
さらにMiGLOは、人体に吸収されにくいという特性があるため、左右の音が途切れる、いわゆるドロップアウトも解消。またレイテンシーが低いため、デュアルモノラルによる通話も行える。
ノイズリダクション機能も搭載。マイクを4つ備え、外部ノイズの取り込みを抑えられる。通話相手側のノイズを10-15dB程度下げ、会話を聞き取りやすくする。これにより通話時の聞こえやすさも高めている。NCはON/OFFの切替が可能。さらに、本機を装着して発話する際のノイズも低減。通話相手も通話を聞き取りやすくなるという。
また本体形状もM-1から一新。M-1は砲弾型の形状をしていたが、本機は複数の曲線と直線を組み合わせた複雑な形状に変更。これにより装着感と遮音性を高めたとしている。さらに風切り音の低減も実現しており、ノイズリダクション時の不快な音の混入を抑えている。
イヤーチップもカスタムメイドのものを採用。パッシブノイズリダクション性能については、平均で25dBのノイズ低減が可能。500ヘルツ以上の高周波数帯は30-40dB、200Hz以下の低周波数体は約10dB程度抑えるという。
アプリケーションも刷新。新たにファームウェアのアップデートやノイズキャンセリングのモード設定、イコライザー設定などの機能を追加する。
もちろんアプリでは、従来からあるカスタムネーム、バッテリー残量チェック、左右バランス設定、ベースブースト機能も踏襲する。
トピック
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドEARIN
- 型番M-2
- 発売日2017年8月末
- 価格29800
【SPEC】●ドライバーサイズ: 6.5 mm ●周波数特性:20Hz〜20kHz ●感度:105db SPL + 2dB ●インピーダンス:22Ω ●サポートコーデックス: AAC, aptX, SBC ●外形寸法:21W×14.5H×17.2mm ●質量:3.6g ●再生時間:3時間 ●充電時間:60分