新インターフェース「nicocas」も
ログインなし視聴/スマホ対応強化の「niconico(く)」、'18年2月28日開始。4K/8Kへの言及も
niconicoは、ログインせずに動画を視聴できる「niconico(く)」(ニコニコ クレッシェンド)を2018年28日から提供開始すると発表。2つのサーバーを組み合わせる新システムによって双方向性を高め、「マルチカメラ」など9つの新機能を提供するほか、ニコニコ動画、ニコニコ生放送に続く新インターフェース「nicocas(ニコキャス)」を導入する。
なお、正式なサービス開始までの間にも一部機能を体験できる機会を順次提供していく。また、これに先立って本日11月28日から「niconico TV」、「ニコニコまとめ」という2つの新機能の提供を開始した。
「niconico TV」は、niconicoに投稿された動画をApple TVを通して視聴可能。コメント投稿や音声検索も行える。そして「ニコニコまとめ」は、動画を簡単に引用してまとめ記事を作成できるというもので、作成されたまとめ記事はログインせずに読むことができる。
■新機能9点を追加。スマホへの対応も強化
niconico(く)では、nicocasのスマートフォンアプリも提供。「niconicoは現在、スマホユーザーをとれていない。これはスマホ用の機能が弱いせいだと思っている。新サービスでは、若年層のスマホユーザーを意識したアプリの使い勝手、双方向性の向上などかなり力を入れている」(ドワンゴ 川上量生氏)という。
追加された新機能は下記の9点。双方向関連の機能を担う「Akashic」サーバーと、引用・合成を担う「DMC」サーバーを組み合わせることでこれまでにない新機能を実現したという。
・オープニング
・エンディング
・ニコニコQ
・ニコ割ゲーム
・休憩する
・引用する
・マルチカメラ
・ニコニコ新市場
・クルーズ
「オープニング」と「エンディング」では、生放送開始前や終了時に簡単に利用できるテンプレート動画を用意。そのテンプレートに生放送の映像をリアルタイムで合成する。
「ニコニコQ」は、アンケートおよびクイズを簡単に作成できるというもの。他のSNSやライブサービスでも利用できる。
「ニコ割ゲーム」は、動画視聴中にミニゲームが強制的に割り込んでくる機能。以前に展開していた機能が復活する格好だ。
「休憩する」は、投稿者が生放送中に休憩したくなったときに“CM”を挟み込むことができる機能。本機能を利用している間は、ユーザーが投稿した他の動画を放送される。
「引用する」は、いわゆる実況動画を簡単に行えるようにするもの。他の動画を見ながらのニコニコ生放送を行う場合、現在は実況したい動画を投稿者自身がPCに取り込む必要があるが、新サービスではサーバー側で処理するため、この手間が必要なくなる。このため、スマホでも手軽に実況放送を行えるようになる。主画面とワイプ画面の切り替えなどもワンタッチで行えるなど使い勝手にも配慮しているという。
「マルチカメラ」は、スマホカメラを生放送中にセカンドカメラとして利用できる機能。ワンタッチで生放送の画面をスマホ側に切り替えられるため、例えば最初は部屋から生放送をスタートして、途中からは移動しながらスマホカメラで生放送を続けるなどといったことができるようになる。
「ニコニコ新市場」では、現在は視聴画面の下にある「ニコニコ市場」が右側に移転。ショッピングサイトの商品だけでなく、今回追加される新機能の起動ボタンを貼り付けることもできるようになる。
「クルーズ」は、動画再生終了後の別動画へのレコメンド機能。現在の機能をリニューアルし、タグや再生数指定など様々の種類のクルーズが登場するという。
■高画質化や高速化への言及も
そのほか、今後の予定として「タイムシフトとチャンネルの高画質化」「スマホアプリの高速化」「htmi5プレーヤーの高速化」などを行っていくと説明。将来的には4Kや8Kへの対応も検討していきたいとした。
画質や重さの問題について川上氏は「努力しているが根が深くて時間がかかってしまっていて大変申し訳ない」と陳謝。「順次解決させていき、新サービスを開始する半年後には全部の問題をクリアにする」と語った。なお、niconico(く)も当初は10月からの開始だとしていたが開発が遅れていることについても川上氏は改めて謝罪した。
なお画質については「720pに対応させる。1080pは一部限定などになるかもしれない。フレームレートも必要に応じて上げていく」とのこと。
また、「投稿した動画を(画質を落とさず)そのままサーバーに保存できるようにしたい」と説明。「当面は再生の際には画質を落とすことになるだろうが、将来的に4Kや8Kにも対応できるよう、投稿された解像度のままで(サーバー上に)保存できるようにしたい」とした。
加えて、H.265などの新技術に対しても「具体的に話せる段階ではないが社内で試験は行っており、そうした新技術への対応は常に検討している。H.265についてはまずは投稿から対応させることを考えている」と川上氏はコメント。360度VR動画などへの対応も検討しており、「他サービスがやっているようなことはすべて対応するつもりでいる」と語った。
なお、正式なサービス開始までの間にも一部機能を体験できる機会を順次提供していく。また、これに先立って本日11月28日から「niconico TV」、「ニコニコまとめ」という2つの新機能の提供を開始した。
「niconico TV」は、niconicoに投稿された動画をApple TVを通して視聴可能。コメント投稿や音声検索も行える。そして「ニコニコまとめ」は、動画を簡単に引用してまとめ記事を作成できるというもので、作成されたまとめ記事はログインせずに読むことができる。
■新機能9点を追加。スマホへの対応も強化
niconico(く)では、nicocasのスマートフォンアプリも提供。「niconicoは現在、スマホユーザーをとれていない。これはスマホ用の機能が弱いせいだと思っている。新サービスでは、若年層のスマホユーザーを意識したアプリの使い勝手、双方向性の向上などかなり力を入れている」(ドワンゴ 川上量生氏)という。
追加された新機能は下記の9点。双方向関連の機能を担う「Akashic」サーバーと、引用・合成を担う「DMC」サーバーを組み合わせることでこれまでにない新機能を実現したという。
・オープニング
・エンディング
・ニコニコQ
・ニコ割ゲーム
・休憩する
・引用する
・マルチカメラ
・ニコニコ新市場
・クルーズ
「オープニング」と「エンディング」では、生放送開始前や終了時に簡単に利用できるテンプレート動画を用意。そのテンプレートに生放送の映像をリアルタイムで合成する。
「ニコニコQ」は、アンケートおよびクイズを簡単に作成できるというもの。他のSNSやライブサービスでも利用できる。
「ニコ割ゲーム」は、動画視聴中にミニゲームが強制的に割り込んでくる機能。以前に展開していた機能が復活する格好だ。
「休憩する」は、投稿者が生放送中に休憩したくなったときに“CM”を挟み込むことができる機能。本機能を利用している間は、ユーザーが投稿した他の動画を放送される。
「引用する」は、いわゆる実況動画を簡単に行えるようにするもの。他の動画を見ながらのニコニコ生放送を行う場合、現在は実況したい動画を投稿者自身がPCに取り込む必要があるが、新サービスではサーバー側で処理するため、この手間が必要なくなる。このため、スマホでも手軽に実況放送を行えるようになる。主画面とワイプ画面の切り替えなどもワンタッチで行えるなど使い勝手にも配慮しているという。
「マルチカメラ」は、スマホカメラを生放送中にセカンドカメラとして利用できる機能。ワンタッチで生放送の画面をスマホ側に切り替えられるため、例えば最初は部屋から生放送をスタートして、途中からは移動しながらスマホカメラで生放送を続けるなどといったことができるようになる。
「ニコニコ新市場」では、現在は視聴画面の下にある「ニコニコ市場」が右側に移転。ショッピングサイトの商品だけでなく、今回追加される新機能の起動ボタンを貼り付けることもできるようになる。
「クルーズ」は、動画再生終了後の別動画へのレコメンド機能。現在の機能をリニューアルし、タグや再生数指定など様々の種類のクルーズが登場するという。
■高画質化や高速化への言及も
そのほか、今後の予定として「タイムシフトとチャンネルの高画質化」「スマホアプリの高速化」「htmi5プレーヤーの高速化」などを行っていくと説明。将来的には4Kや8Kへの対応も検討していきたいとした。
画質や重さの問題について川上氏は「努力しているが根が深くて時間がかかってしまっていて大変申し訳ない」と陳謝。「順次解決させていき、新サービスを開始する半年後には全部の問題をクリアにする」と語った。なお、niconico(く)も当初は10月からの開始だとしていたが開発が遅れていることについても川上氏は改めて謝罪した。
なお画質については「720pに対応させる。1080pは一部限定などになるかもしれない。フレームレートも必要に応じて上げていく」とのこと。
また、「投稿した動画を(画質を落とさず)そのままサーバーに保存できるようにしたい」と説明。「当面は再生の際には画質を落とすことになるだろうが、将来的に4Kや8Kにも対応できるよう、投稿された解像度のままで(サーバー上に)保存できるようにしたい」とした。
加えて、H.265などの新技術に対しても「具体的に話せる段階ではないが社内で試験は行っており、そうした新技術への対応は常に検討している。H.265についてはまずは投稿から対応させることを考えている」と川上氏はコメント。360度VR動画などへの対応も検討しており、「他サービスがやっているようなことはすべて対応するつもりでいる」と語った。