定額制聴き放題から移行
“小説を聴く”ボイスブックサービスに「君の名は。」など作品大幅追加。Audibleがダウンロード販売を開始
Amazon.com傘下であるAudibleは、同社のボイスブックサービスの販売形態を、8月28日よりダウンロードモデルへと移行することを発表した。
ボイスブックは、プロのナレーター・俳優の朗読により本を音声化したもの。これまでAudibleはボイスブックについて、日本においては会員限定の定額制聴き放題サービスを展開してきたが、8月28日からは会員以外でもタイトルの単品購入が行えるようになる。
これに伴い、会員プランの特典に「コイン制」を導入。会員プランは月額1,500円で用意されており、毎月コインを1つ付与される。このコイン1つで、価格に関わらず好きなタイトルを購入できるほか、内容が気に入らない場合には返品/交換が行える。
また会員はビジネスブックや落語、英語ニュースなどのショートコンテンツが試聴できる「Audible Station」を利用できる。同サービスではまず、伊集院 静と阿川佐和子をホストに据え、ビートたけしや桐野夏生、北方謙三などの有名作家をゲストに迎えるトーク番組を毎月更新していくとしている。
ダウンロード販売モデルへの移行に合わせ、日本でのボイスブックコンテンツを充実。吉田修一「悪人」を中村 蒼と田中麗奈が、池井戸 潤「犬に聞いてみろ」を杏が、大沢在晶「新宿鮫」を城田 優が朗読。また新海 誠作品の一挙ボイスブック化が発表されており、まずは「君の名は。」からリリースされ、ナレーターは朴璐美が務める。「言の葉の庭」など他作品のナレーターは近日発表予定。
本サービスの説明会では、Audible ビジネス・アフェアディレクターの宮川もとみさんがボイスブックについて「抑揚のない機械ではなく、俳優や声優が内容やストーリーに沿って豊かに表現する “耳で聴く本” であり、ハンズフリー/アイズフリーで作品を楽しめる」とその特徴をアピールした。
タイトルによって効果音なども収録した作品が存在するが、日本で小説をボイスブック化するコンテンツについては、基本的に声だけで制作されるという。
さらにAudibleの日本事業統括 逢坂志麻さんが「Audibleは “声の力(パワーオブボイス)” をいかに伝えていけるか、をミッションとしています。世界38カ国で展開されるAudibleには数百万人のユーザーがいて、その平均利用時間は2時間/日。会員は年間で平均17冊のボイスブックを購入するほか、本とeブックも購入していることがわかっています」とサービスが世界中で広く受け入れられていることを説明。
そして「日本のユーザーはAudibleをどのように楽しむのか。リラックスやエンターテインメントなど、色々な目的のためにコンテンツを提供していきたいと考えています。また日本のユーザーからはビジネス本や自己啓発本、英語の本をヒアリングの上達のために聴くような、スキルアップに役立つコンテンツが人気です。さらに、ベストセラーが読みたい、気軽に楽しめるコンテンツがほしいというご要望が増えてきています。そうした声を受けて、アメリカで利用されているサービスモデルでもあるダウンロード販売形式に移行することを決定しました」と述べた。
ボイスブックは、プロのナレーター・俳優の朗読により本を音声化したもの。これまでAudibleはボイスブックについて、日本においては会員限定の定額制聴き放題サービスを展開してきたが、8月28日からは会員以外でもタイトルの単品購入が行えるようになる。
これに伴い、会員プランの特典に「コイン制」を導入。会員プランは月額1,500円で用意されており、毎月コインを1つ付与される。このコイン1つで、価格に関わらず好きなタイトルを購入できるほか、内容が気に入らない場合には返品/交換が行える。
また会員はビジネスブックや落語、英語ニュースなどのショートコンテンツが試聴できる「Audible Station」を利用できる。同サービスではまず、伊集院 静と阿川佐和子をホストに据え、ビートたけしや桐野夏生、北方謙三などの有名作家をゲストに迎えるトーク番組を毎月更新していくとしている。
ダウンロード販売モデルへの移行に合わせ、日本でのボイスブックコンテンツを充実。吉田修一「悪人」を中村 蒼と田中麗奈が、池井戸 潤「犬に聞いてみろ」を杏が、大沢在晶「新宿鮫」を城田 優が朗読。また新海 誠作品の一挙ボイスブック化が発表されており、まずは「君の名は。」からリリースされ、ナレーターは朴璐美が務める。「言の葉の庭」など他作品のナレーターは近日発表予定。
本サービスの説明会では、Audible ビジネス・アフェアディレクターの宮川もとみさんがボイスブックについて「抑揚のない機械ではなく、俳優や声優が内容やストーリーに沿って豊かに表現する “耳で聴く本” であり、ハンズフリー/アイズフリーで作品を楽しめる」とその特徴をアピールした。
タイトルによって効果音なども収録した作品が存在するが、日本で小説をボイスブック化するコンテンツについては、基本的に声だけで制作されるという。
さらにAudibleの日本事業統括 逢坂志麻さんが「Audibleは “声の力(パワーオブボイス)” をいかに伝えていけるか、をミッションとしています。世界38カ国で展開されるAudibleには数百万人のユーザーがいて、その平均利用時間は2時間/日。会員は年間で平均17冊のボイスブックを購入するほか、本とeブックも購入していることがわかっています」とサービスが世界中で広く受け入れられていることを説明。
そして「日本のユーザーはAudibleをどのように楽しむのか。リラックスやエンターテインメントなど、色々な目的のためにコンテンツを提供していきたいと考えています。また日本のユーザーからはビジネス本や自己啓発本、英語の本をヒアリングの上達のために聴くような、スキルアップに役立つコンテンツが人気です。さらに、ベストセラーが読みたい、気軽に楽しめるコンテンツがほしいというご要望が増えてきています。そうした声を受けて、アメリカで利用されているサービスモデルでもあるダウンロード販売形式に移行することを決定しました」と述べた。