音声認識精度や速度を最大20%以上向上
LINE、音声/タッチ操作ができるスマートディスプレイ「Clova Desk」3月19日発売開始
LINEは、AIアシスタント機能「Clova」を搭載したディスプレイ付きスマートスピーカー「Clova Desk」を3月19日(火)11:00からLINE Clova公式サイトにて販売を開始する。価格は27,540円(税込、送料込)。
Clova Deskは、Clovaによる音声操作はもちろん、タッチ操作も可能な7インチLCDパネル(1,024×600)を搭載したスマートディスプレイ。昨年開催された「LINE CONFERENCE 2018」にて発表したモデルで(関連ニュース)、2018年冬の販売開始予定とアナウンスされていたが、今回正式な発売日や仕様が決定したかたち。
表示画面には常時、日時や天気情報のほか、その日のスケジュールやラインの新着通知、電車の運行情報などを表示。また背景は動画になっており、その日その時の天気や時間によって自動的に変化するため、背景を確認することで現在の天気情報も確認できる。背景は本体ストレージやLINE機能のKeepにアップロードされた写真を常時表示とすることも可能で、設定画面から変更できる。
新機能として、クックパッドとの協業により料理レシピの表示にも対応。音声で材料や調理工程の確認ができ、ディスプレイに映る写真や動画も手を使わずに確認することができる。今回Clova Deskを購入すると、クックパッドのプレミアムサービスを最大3ヶ月無料で使えるクーポンも配布される。
また動画配信サービス「AbemaTV」との連携機能も搭載。AbemaTVで配信されるニュースやドラマ、アニメなどの様々なコンテンツを音声操作で再生、視聴することができる。なお本機能は販売時点では利用できないが、3月中にリリース予定とのこと。また現時点での番組選局は「次のチャンネルに変えて」と呼びかけるか、タッチ操作で番組を選択するかたちで、アニメやドラマなどカテゴリーを音声指示で変更することはできない。そのほかの動画機能は、ブラウザからのYouTubeの視聴にも対応。なお他VODサービスとの連携については、ユーザーの声を聞きながら今後検討していくとした。
なおこれまで提供してきたLINE MUSICやradiko.jpとの連携などは同様に利用可能。ディスプレイがついたことで歌詞を見ることができたり、ラジオ局の一覧を確認しながら音声/タッチ操作で選局することも可能となる。LINEメッセンジャーとの連携においても、スタンプや写真、動画の確認もできるようになった。その他、占いやClovaとの会話など従来のスマートスピーカーで提供してきた機能も全て利用できる。
画像認識が可能なフロントカメラを搭載、画素数は5メガピクセル。LINEのビデオ通話が利用できるようになるほか、写真撮影ではフィルター効果など加工機能も搭載。音声操作で撮影することも可能だ。学習機能を備えたIRリモコン機能(送受信×1、送信×2)も搭載しており、購入当初に対応していないリモコンなどもユーザー自身で覚えさせることで利用できるようになる。
Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac、2.4GHz/5GHz、BluetoothはVer 4.2に対応。搭載されるバッテリー容量は3,000mAhで、スタンバイ状況は約3時間10分程度、音楽再生で約2時間の連続駆動が可能とのこと。20Wのフルレンジスピーカー×2を内蔵。外形寸法は181W×173H×104.5Dmm、質量は915g。カラーはホワイトとブラックの2色展開。本体上部にはミュートボタン、音楽の再生/一時停止、音量調整(-/+)の4つボタンを配置。背面部には電源ケーブルの端子と、電源ON/OFFボタンを備えている。
同社は本日3月12日にメディア向け先行体験会を開催。LINE(株)Clova企画室・スマートプロダクトチーム マネージャーの中村浩樹氏が登壇し、Clova Deskの製品コンセプトや機能について説明した。
Clova Deskの製品コンセプトは“Home Signage + Communication”。中村氏は「使用する電子機器が増えるにつれ、操作リモコンも増えていく。また、家庭の中で共有したい情報は例えばメモ書きであったり、家中の様々な場所、様々な形で存在すると思う。Home Signageはそうした情報端末や情報そのものをスマートにまとめるといった意味。Communicationはそのままの意味で、Clovaを通じて新しい価値や新しいコミュニケーションの形を生み出していきたいと考えている」と語った。
家電の操作機能の集約については、「日本の今の家庭環境を考えると、全ての電子機器がWi-FiやIoTに対応しているとは言えない」とし、同社ではWaveの時から赤外線リモコン機能を重要視していると説明。Clova Deskでは60社3タイプ、約9657機種の赤外線リモコン信号が認識可能で、一部対応しきれていないものについては、学習させることが可能となっている。赤外線の送信機能は前面に2つ、背面に1つ配置。前面左上に配置した送信機能には、学習のための受信機能も備わる。なおIoT機能については自社製品を含め10社12タイプの信号が認識可能とのこと。
またClova Deskではメインターゲットを家族とし、リビングなどに設置して利用されるケースを考え、音声認識性能をより高めている。これまでも継続的に性能改善を図っているが、他のプロダクトと比較して、騒音環境下での反応精度および速度がそれぞれ最大20%以上向上したという。
担当者は、「Deskではマイクの配置箇所などデバイス本体とファームウェアとの両側面から改善を図ったことで、さらなる性能向上を実現できた。家の中にはテレビの音やキッチンであれば水の音など、様々な音が存在している。余計な音を拾いすぎず、声掛けにはしっかり反応できるようになっている」と説明した。
同社はAIアシスタント機能「Clova」を搭載したスマートスピーカーとして、2年前のMWC 2017にて製品を発表、同年10月に第一弾製品「Clova Wave」の販売を開始した。その後、「Clova Friends」シリーズを展開し、2018年4月にはソニーの“耳を塞がない”完全ワイヤレスイヤホン「Xperia Ear Duo」にもClovaを搭載するなどして、「利用できるプロダクト、シーンの拡大を図ってきた」と説明。
各製品ごとにClova Deskは家族での利用を、Waveは音楽・音質を中心としたプロダクト、Clova Friendシリーズは低価格で手軽に使える製品として位置付けているとのこと。中村氏は「音声で家中の電子機器を操作することもできる、繋がる家電として今後も増やしていく予定だ」と語った。
Clova Deskは、Clovaによる音声操作はもちろん、タッチ操作も可能な7インチLCDパネル(1,024×600)を搭載したスマートディスプレイ。昨年開催された「LINE CONFERENCE 2018」にて発表したモデルで(関連ニュース)、2018年冬の販売開始予定とアナウンスされていたが、今回正式な発売日や仕様が決定したかたち。
表示画面には常時、日時や天気情報のほか、その日のスケジュールやラインの新着通知、電車の運行情報などを表示。また背景は動画になっており、その日その時の天気や時間によって自動的に変化するため、背景を確認することで現在の天気情報も確認できる。背景は本体ストレージやLINE機能のKeepにアップロードされた写真を常時表示とすることも可能で、設定画面から変更できる。
新機能として、クックパッドとの協業により料理レシピの表示にも対応。音声で材料や調理工程の確認ができ、ディスプレイに映る写真や動画も手を使わずに確認することができる。今回Clova Deskを購入すると、クックパッドのプレミアムサービスを最大3ヶ月無料で使えるクーポンも配布される。
また動画配信サービス「AbemaTV」との連携機能も搭載。AbemaTVで配信されるニュースやドラマ、アニメなどの様々なコンテンツを音声操作で再生、視聴することができる。なお本機能は販売時点では利用できないが、3月中にリリース予定とのこと。また現時点での番組選局は「次のチャンネルに変えて」と呼びかけるか、タッチ操作で番組を選択するかたちで、アニメやドラマなどカテゴリーを音声指示で変更することはできない。そのほかの動画機能は、ブラウザからのYouTubeの視聴にも対応。なお他VODサービスとの連携については、ユーザーの声を聞きながら今後検討していくとした。
なおこれまで提供してきたLINE MUSICやradiko.jpとの連携などは同様に利用可能。ディスプレイがついたことで歌詞を見ることができたり、ラジオ局の一覧を確認しながら音声/タッチ操作で選局することも可能となる。LINEメッセンジャーとの連携においても、スタンプや写真、動画の確認もできるようになった。その他、占いやClovaとの会話など従来のスマートスピーカーで提供してきた機能も全て利用できる。
画像認識が可能なフロントカメラを搭載、画素数は5メガピクセル。LINEのビデオ通話が利用できるようになるほか、写真撮影ではフィルター効果など加工機能も搭載。音声操作で撮影することも可能だ。学習機能を備えたIRリモコン機能(送受信×1、送信×2)も搭載しており、購入当初に対応していないリモコンなどもユーザー自身で覚えさせることで利用できるようになる。
Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac、2.4GHz/5GHz、BluetoothはVer 4.2に対応。搭載されるバッテリー容量は3,000mAhで、スタンバイ状況は約3時間10分程度、音楽再生で約2時間の連続駆動が可能とのこと。20Wのフルレンジスピーカー×2を内蔵。外形寸法は181W×173H×104.5Dmm、質量は915g。カラーはホワイトとブラックの2色展開。本体上部にはミュートボタン、音楽の再生/一時停止、音量調整(-/+)の4つボタンを配置。背面部には電源ケーブルの端子と、電源ON/OFFボタンを備えている。
同社は本日3月12日にメディア向け先行体験会を開催。LINE(株)Clova企画室・スマートプロダクトチーム マネージャーの中村浩樹氏が登壇し、Clova Deskの製品コンセプトや機能について説明した。
Clova Deskの製品コンセプトは“Home Signage + Communication”。中村氏は「使用する電子機器が増えるにつれ、操作リモコンも増えていく。また、家庭の中で共有したい情報は例えばメモ書きであったり、家中の様々な場所、様々な形で存在すると思う。Home Signageはそうした情報端末や情報そのものをスマートにまとめるといった意味。Communicationはそのままの意味で、Clovaを通じて新しい価値や新しいコミュニケーションの形を生み出していきたいと考えている」と語った。
家電の操作機能の集約については、「日本の今の家庭環境を考えると、全ての電子機器がWi-FiやIoTに対応しているとは言えない」とし、同社ではWaveの時から赤外線リモコン機能を重要視していると説明。Clova Deskでは60社3タイプ、約9657機種の赤外線リモコン信号が認識可能で、一部対応しきれていないものについては、学習させることが可能となっている。赤外線の送信機能は前面に2つ、背面に1つ配置。前面左上に配置した送信機能には、学習のための受信機能も備わる。なおIoT機能については自社製品を含め10社12タイプの信号が認識可能とのこと。
またClova Deskではメインターゲットを家族とし、リビングなどに設置して利用されるケースを考え、音声認識性能をより高めている。これまでも継続的に性能改善を図っているが、他のプロダクトと比較して、騒音環境下での反応精度および速度がそれぞれ最大20%以上向上したという。
担当者は、「Deskではマイクの配置箇所などデバイス本体とファームウェアとの両側面から改善を図ったことで、さらなる性能向上を実現できた。家の中にはテレビの音やキッチンであれば水の音など、様々な音が存在している。余計な音を拾いすぎず、声掛けにはしっかり反応できるようになっている」と説明した。
同社はAIアシスタント機能「Clova」を搭載したスマートスピーカーとして、2年前のMWC 2017にて製品を発表、同年10月に第一弾製品「Clova Wave」の販売を開始した。その後、「Clova Friends」シリーズを展開し、2018年4月にはソニーの“耳を塞がない”完全ワイヤレスイヤホン「Xperia Ear Duo」にもClovaを搭載するなどして、「利用できるプロダクト、シーンの拡大を図ってきた」と説明。
各製品ごとにClova Deskは家族での利用を、Waveは音楽・音質を中心としたプロダクト、Clova Friendシリーズは低価格で手軽に使える製品として位置付けているとのこと。中村氏は「音声で家中の電子機器を操作することもできる、繋がる家電として今後も増やしていく予定だ」と語った。