6月14日よりプレオーダーを開始
SONOSのネットワーク対応アンプ「Sonos Amp」は7月発売、70,800円。ライフスタイルに沿う多機能性アピール
Sonosは、ネットワーク対応のプリメインアンプ「Sonos Amp」を正式発表。本日6月14日より公式オンラインショップ、二子玉川 蔦屋家電において予約を開始した。販売は各店舗において、7月より順次開始される。価格は70,800円(税抜)。
PHILE WEBでもいち早くレビューしたSonos Ampが正式発表。発売日も決定した格好だ(製品レビューはこちら)。コンパクトなサイズながら、125W/chの出力を実現。外形寸法は217W×64H×217Dmmで、質量は2.1kg。
予約開始に先立ち、本日14日、メディア向けにプライベートプレビューが実施された。会場は渋谷のEDGEof。インテリアと組み合わせて、Sonos Amp以外のSonos製品も展示。実際の使用シーンを模した空間となっていた。
イベントでは、日本代表も務める、カントリージェネラルマネージャー 瀬戸和信氏が登壇。Sonosの日本上陸は昨年10月だが、世界では出荷台数2,000万、所有世帯では800万にもおよぶ、知名度の高いオーディオメーカーであることを紹介した。なお本社はアメリカのサンタバーバラに構えている。
Sonosが成長したきっかけは、音楽ストリーミングが北米で伸びてきたことが大きいと同氏。Sonos製品をアメリカからヨーロッパへと展開し、そしてアジアへと広げる中で、世界2位の音楽市場とも言われる日本は無視できない存在。「日本で音楽ストリーミングはまだ普及したとは言い難いが、これから“波”が来ると確信して日本で正式展開を開始した」と述べた。
瀬戸氏は日本ローンチからの7ヶ月間の活動で感じたこととして、「新しい音楽と出会う機会が少ないと思っている」と話す。ポータブルオーディオが普及して利便性が上がったものの、家で楽しむ “贅沢な時間” は減っていると感じたという。同社では優れた音楽環境を作ることを目指して「Listen Better」というコンセプトを掲げており、今回のイベントではその環境を再現したという。
続いて、SonosのPatrick Gall氏が登壇。アムステルダムから来日した同氏により、Sonos Ampが完成するまでの経緯や、製品に関しての紹介が行われた。
同社は、Sonos Ampの前にも「Connect:Amp」という製品を発売している。発売から10年を経ているが、今でも現行製品であり、さらに同社の特徴の1つである継続的なソフトウェア更新により、現在にわたって機能が追加され続けているという。一方で、アンプ製品のさらなる進化を目指して、Sonos Ampの開発に至ったという。
開発にあたって、実際にSonos製品を使用するユーザーの声に耳を傾けたという。特に米国では、日本よりもインストーラー文化が盛んであるため、インストーラーにもヒアリングを行ったという。その中で多かった意見は、従来のアンプではパワーが足りないということ。そのためConnect:Ampの55W/ch出力から、Sonos Ampでは125W/chに強化された。これにより、大型スピーカーも駆動できるようになったとアピールした。
2つめに重要視した点として、デザインをアピール。アンプを置くようなラックはブラックで仕上げられているものが多いため、置いた場合に違和感がないことを意識して、Connect:Ampで採用していたホワイトに対し、Sonos Ampではブラックが採用された。重ね置きにも対応するほか、上部の丸いデザインはヒートシンクの役割を果たしているなど、機能面とデザインの融合にもこだわったとのことだ。
テレビとの接続も簡単に行え、Sonos Oneなどと組み合わせることでサラウンド再生に対応することもポイントだ。Sonos Ampをさらに多機能にすることを目指し、スペースの大小に関わらず1台でカバーできる製品に仕上げるために、ハードウェアとソフトウェアの両面から作り込みが行われた。
Sonos Ampは、専用アプリと組み合わせることで、音楽ストリーミングを手軽に再生することができる。またAirplay2にも対応。音楽ストリーミングはもちろん、より広範囲なコンテンツをカバーできるとした。
そのほかHDMIを搭載し、ARCにも対応。IRレシーバーを本体に搭載しているため、テレビなどのリモコンで操作を行うこともできる。Amazon Alexaにも対応。またSonos製品の特徴である、同社製品同士のマルチルーム再生にも対応。同社のOneやBeam、Subなどと接続することで、サラウンド環境の構築にも対応する。
Wi-Fiをオフにして、有線LANだけで接続するモードも搭載。加えて「デュアルモノ」モードを搭載。これは広いスペースでのステレオ再生時などで、リスニングポイントによって音楽に偏りができてしまう場合に、両チャンネルともモノラル再生する機能だ。このあたりにも、様々な環境でベストなパフォーマンスを実現するという同社の思想が垣間見れる。
Sonos Ampはもちろん、パッシブ型スピーカーシステムと接続して用いるものだ。Sonosはこれまでパッシブスピーカーをラインナップしたことはなかったが、建築用の埋め込みスピーカーなどを手がけるメーカーSonanceと提携。天井・壁用・屋外用の3タイプの埋め込み型スピーカーを海外で発売。日本では発表されていないが、こちらの製品に関しても日本導入を検討しているとした。
一連の説明の後にデモも実施。フロントにはELACのスピーカーが用いられ、リアにはOneがそれぞれワイヤレス接続された、4.0ch環境でデモを行った。
「エンジニアリングの工夫により、センターチャンネルがなくてもセリフが明瞭に聴こえる」とそのサウンドをアピール。ステレオ再生だけでなく、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ガーディアンズオブギャラクシー』などが視聴ソースとして選ばれ、サラウンドも体感できる内容となっていた。
PHILE WEBでもいち早くレビューしたSonos Ampが正式発表。発売日も決定した格好だ(製品レビューはこちら)。コンパクトなサイズながら、125W/chの出力を実現。外形寸法は217W×64H×217Dmmで、質量は2.1kg。
予約開始に先立ち、本日14日、メディア向けにプライベートプレビューが実施された。会場は渋谷のEDGEof。インテリアと組み合わせて、Sonos Amp以外のSonos製品も展示。実際の使用シーンを模した空間となっていた。
イベントでは、日本代表も務める、カントリージェネラルマネージャー 瀬戸和信氏が登壇。Sonosの日本上陸は昨年10月だが、世界では出荷台数2,000万、所有世帯では800万にもおよぶ、知名度の高いオーディオメーカーであることを紹介した。なお本社はアメリカのサンタバーバラに構えている。
Sonosが成長したきっかけは、音楽ストリーミングが北米で伸びてきたことが大きいと同氏。Sonos製品をアメリカからヨーロッパへと展開し、そしてアジアへと広げる中で、世界2位の音楽市場とも言われる日本は無視できない存在。「日本で音楽ストリーミングはまだ普及したとは言い難いが、これから“波”が来ると確信して日本で正式展開を開始した」と述べた。
瀬戸氏は日本ローンチからの7ヶ月間の活動で感じたこととして、「新しい音楽と出会う機会が少ないと思っている」と話す。ポータブルオーディオが普及して利便性が上がったものの、家で楽しむ “贅沢な時間” は減っていると感じたという。同社では優れた音楽環境を作ることを目指して「Listen Better」というコンセプトを掲げており、今回のイベントではその環境を再現したという。
続いて、SonosのPatrick Gall氏が登壇。アムステルダムから来日した同氏により、Sonos Ampが完成するまでの経緯や、製品に関しての紹介が行われた。
同社は、Sonos Ampの前にも「Connect:Amp」という製品を発売している。発売から10年を経ているが、今でも現行製品であり、さらに同社の特徴の1つである継続的なソフトウェア更新により、現在にわたって機能が追加され続けているという。一方で、アンプ製品のさらなる進化を目指して、Sonos Ampの開発に至ったという。
開発にあたって、実際にSonos製品を使用するユーザーの声に耳を傾けたという。特に米国では、日本よりもインストーラー文化が盛んであるため、インストーラーにもヒアリングを行ったという。その中で多かった意見は、従来のアンプではパワーが足りないということ。そのためConnect:Ampの55W/ch出力から、Sonos Ampでは125W/chに強化された。これにより、大型スピーカーも駆動できるようになったとアピールした。
2つめに重要視した点として、デザインをアピール。アンプを置くようなラックはブラックで仕上げられているものが多いため、置いた場合に違和感がないことを意識して、Connect:Ampで採用していたホワイトに対し、Sonos Ampではブラックが採用された。重ね置きにも対応するほか、上部の丸いデザインはヒートシンクの役割を果たしているなど、機能面とデザインの融合にもこだわったとのことだ。
テレビとの接続も簡単に行え、Sonos Oneなどと組み合わせることでサラウンド再生に対応することもポイントだ。Sonos Ampをさらに多機能にすることを目指し、スペースの大小に関わらず1台でカバーできる製品に仕上げるために、ハードウェアとソフトウェアの両面から作り込みが行われた。
Sonos Ampは、専用アプリと組み合わせることで、音楽ストリーミングを手軽に再生することができる。またAirplay2にも対応。音楽ストリーミングはもちろん、より広範囲なコンテンツをカバーできるとした。
そのほかHDMIを搭載し、ARCにも対応。IRレシーバーを本体に搭載しているため、テレビなどのリモコンで操作を行うこともできる。Amazon Alexaにも対応。またSonos製品の特徴である、同社製品同士のマルチルーム再生にも対応。同社のOneやBeam、Subなどと接続することで、サラウンド環境の構築にも対応する。
Wi-Fiをオフにして、有線LANだけで接続するモードも搭載。加えて「デュアルモノ」モードを搭載。これは広いスペースでのステレオ再生時などで、リスニングポイントによって音楽に偏りができてしまう場合に、両チャンネルともモノラル再生する機能だ。このあたりにも、様々な環境でベストなパフォーマンスを実現するという同社の思想が垣間見れる。
Sonos Ampはもちろん、パッシブ型スピーカーシステムと接続して用いるものだ。Sonosはこれまでパッシブスピーカーをラインナップしたことはなかったが、建築用の埋め込みスピーカーなどを手がけるメーカーSonanceと提携。天井・壁用・屋外用の3タイプの埋め込み型スピーカーを海外で発売。日本では発表されていないが、こちらの製品に関しても日本導入を検討しているとした。
一連の説明の後にデモも実施。フロントにはELACのスピーカーが用いられ、リアにはOneがそれぞれワイヤレス接続された、4.0ch環境でデモを行った。
「エンジニアリングの工夫により、センターチャンネルがなくてもセリフが明瞭に聴こえる」とそのサウンドをアピール。ステレオ再生だけでなく、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ガーディアンズオブギャラクシー』などが視聴ソースとして選ばれ、サラウンドも体感できる内容となっていた。