「Fire TVシリーズ史上、最もパワフル」
ついに日本上陸、Amazon「Fire TV Cube」。Echo+4Kストリーミングを1台で
Amazonから、本日11月5日に発売となるストリーミング端末「Fire TV Cube」(第2世代)。本機は声を使い、ハンズフリーで動画再生などの操作ができることが特徴だ。発売に先立ち、担当者に製品の詳細や使い方などを伺うことができた。
Fire TV Cubeは、Amazonが「Fire TVシリーズ史上、最もパワフル」と紹介する、Fire TVシリーズの最上位モデル。ラインナップとしては、下から順にFire TV Stick(4,980円/税込)、Fire TV Stick 4K(6,980円/税込)、Fire TV Cube(14,980円/税込)となる。
初代Fire TV Cubeは日本未発売だったが、第2世代となる本モデルは日本でも販売を開始。日本のほか、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツでも発売が開始される。
今回説明してくれたAmazonの橘 宏至氏は、「今までよりもさらにパワフルになり、ストリーミングがより快適なので、ぜひ様々なコンテンツをお楽しみいただきたい」と語る。「Fire TV Cubeはハンズフリーでのコントロール機能を付加したので、ぜひリビングにおいていただければ嬉しい」と話すように、本機はハンズフリー操作が最大の特徴となっている。
本体上部には8個のマイクアレイを搭載しており、天気を調べるといったスマートスピーカー的な使い方はもちろん、接続したテレビの電源のオン/オフ、再生や早送りなどもリモコンなしで操作できる。このハンズフリー操作の使い勝手については後述したい。
また同氏によると、マイク性能はスマートスピーカー「Echo」と同じ程度とのこと。しかもエントリーモデルの「Echo Dot」より認識性能は高いという。なおFire Tv Cubeの底面には40mmのスピーカーが備えられており、聴き比べてはいないものの、記者の体感ではEcho Dot程度のサウンドは確保しているようには感じた。単体のスマートスピーカーとしても成り立っている印象だ。
Fire TV Cubeの映像性能としては、最大60fpsの4K映像の再生が可能で、Dolby VisionやHDR10+にも対応する。また音声面ではDolby Atmosに対応。このあたりのスペックは、Fire TV Stick 4Kと同じとなっている。
またプロセッサーにヘキサコア(2.2GHz × 4+1.9GHz × 2)を搭載し、従来のクアッドコアよりも処理性能を強化。ここが「最もパワフル」とアピールする所以でもある。この強化した性能は、音声でのハンズフリー操作にも使われているとのことで、雑音などの中から人間の声を認識する精度を高められるという。もちろん、動画再生時の操作への応答速度の向上、スクロールのスムーズさなどにも恩恵があるという。
そしてハンズフリー操作については、橘氏が自らデモで説明してくれた。まず「アレクサ、天気を教えて」と話すと、通常のスマートスピーカーのように教えてくれる。続いて「アレクサ、ライトを付けて」と話すと、設定してあるライトが点灯する。通常のスマートスピーカーと全く変わらない。
Prime Videoで映像を見たい時には、「アレクサ、テレビをつけて」と話すとテレビがつき、その後「アレクサ、ジャック・ライアンを検索して」と話すと検索。最後に検索画面に表示される番号を見ながら「アレクサ、◯番を選択」「アレクサ、今すぐ再生」と話すことで視聴できる。
再生中は「2分進めて」「最初から再生」「ストップ」などのコントロールも可能。これらの操作はFire TV Stick 4Kでも対応していたが、これまではリモコンに搭載したマイクからの音声操作しかできなかった。ハンズフリーで音声操作できるとなると利用頻度も増えそうだ。
余談だが、Fire TVシリーズとEchoシリーズを連携することで、Echoの音声でFire TVの操作もできる。そうするとFire TV Cubeは1台2役なだけか、と思うかもしれないが、先述した「◯番を選択」など、Echoからでは使えない機能もあるため、全く同様というわけではなく、Fire TV Cubeならではの便利さも用意されている。
またEchoシリーズは複数台ある場合、一番近くにある端末が反応するという連携機能があるが、Echoでは使えない機能があるためか、認識範囲内であればFire TV Cubeが優先的に反応するという。
ハンズフリー操作は6月に提供開始された「YouTube」アプリにも対応しており、検索から広告のスキップ、再生操作も行える。なお音声操作はNetflixなど一部アプリも対応しているが、AbemaTVやFODなど、非対応のアプリでは起動までしか対応していない。
対応していないアプリでは、起動後はリモコン操作になってしまうため、すべてハンズフリーで完結できないことは残念に感じた。だがこれについては、アップデートでハンズフリー操作対応アプリが増えていく可能性が高いということなので、今後に期待したい。
Fire TV Cubeは、Amazonが「Fire TVシリーズ史上、最もパワフル」と紹介する、Fire TVシリーズの最上位モデル。ラインナップとしては、下から順にFire TV Stick(4,980円/税込)、Fire TV Stick 4K(6,980円/税込)、Fire TV Cube(14,980円/税込)となる。
初代Fire TV Cubeは日本未発売だったが、第2世代となる本モデルは日本でも販売を開始。日本のほか、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツでも発売が開始される。
今回説明してくれたAmazonの橘 宏至氏は、「今までよりもさらにパワフルになり、ストリーミングがより快適なので、ぜひ様々なコンテンツをお楽しみいただきたい」と語る。「Fire TV Cubeはハンズフリーでのコントロール機能を付加したので、ぜひリビングにおいていただければ嬉しい」と話すように、本機はハンズフリー操作が最大の特徴となっている。
本体上部には8個のマイクアレイを搭載しており、天気を調べるといったスマートスピーカー的な使い方はもちろん、接続したテレビの電源のオン/オフ、再生や早送りなどもリモコンなしで操作できる。このハンズフリー操作の使い勝手については後述したい。
また同氏によると、マイク性能はスマートスピーカー「Echo」と同じ程度とのこと。しかもエントリーモデルの「Echo Dot」より認識性能は高いという。なおFire Tv Cubeの底面には40mmのスピーカーが備えられており、聴き比べてはいないものの、記者の体感ではEcho Dot程度のサウンドは確保しているようには感じた。単体のスマートスピーカーとしても成り立っている印象だ。
Fire TV Cubeの映像性能としては、最大60fpsの4K映像の再生が可能で、Dolby VisionやHDR10+にも対応する。また音声面ではDolby Atmosに対応。このあたりのスペックは、Fire TV Stick 4Kと同じとなっている。
またプロセッサーにヘキサコア(2.2GHz × 4+1.9GHz × 2)を搭載し、従来のクアッドコアよりも処理性能を強化。ここが「最もパワフル」とアピールする所以でもある。この強化した性能は、音声でのハンズフリー操作にも使われているとのことで、雑音などの中から人間の声を認識する精度を高められるという。もちろん、動画再生時の操作への応答速度の向上、スクロールのスムーズさなどにも恩恵があるという。
そしてハンズフリー操作については、橘氏が自らデモで説明してくれた。まず「アレクサ、天気を教えて」と話すと、通常のスマートスピーカーのように教えてくれる。続いて「アレクサ、ライトを付けて」と話すと、設定してあるライトが点灯する。通常のスマートスピーカーと全く変わらない。
Prime Videoで映像を見たい時には、「アレクサ、テレビをつけて」と話すとテレビがつき、その後「アレクサ、ジャック・ライアンを検索して」と話すと検索。最後に検索画面に表示される番号を見ながら「アレクサ、◯番を選択」「アレクサ、今すぐ再生」と話すことで視聴できる。
再生中は「2分進めて」「最初から再生」「ストップ」などのコントロールも可能。これらの操作はFire TV Stick 4Kでも対応していたが、これまではリモコンに搭載したマイクからの音声操作しかできなかった。ハンズフリーで音声操作できるとなると利用頻度も増えそうだ。
余談だが、Fire TVシリーズとEchoシリーズを連携することで、Echoの音声でFire TVの操作もできる。そうするとFire TV Cubeは1台2役なだけか、と思うかもしれないが、先述した「◯番を選択」など、Echoからでは使えない機能もあるため、全く同様というわけではなく、Fire TV Cubeならではの便利さも用意されている。
またEchoシリーズは複数台ある場合、一番近くにある端末が反応するという連携機能があるが、Echoでは使えない機能があるためか、認識範囲内であればFire TV Cubeが優先的に反応するという。
ハンズフリー操作は6月に提供開始された「YouTube」アプリにも対応しており、検索から広告のスキップ、再生操作も行える。なお音声操作はNetflixなど一部アプリも対応しているが、AbemaTVやFODなど、非対応のアプリでは起動までしか対応していない。
対応していないアプリでは、起動後はリモコン操作になってしまうため、すべてハンズフリーで完結できないことは残念に感じた。だがこれについては、アップデートでハンズフリー操作対応アプリが増えていく可能性が高いということなので、今後に期待したい。