HOME > ニュース > ゼンハイザー、自動調整ノイキャン搭載BTヘッドホン「PXC 550-II WIRELESS」。“最も売れた”モデルの後継機

高音質と静寂の両立目指す

ゼンハイザー、自動調整ノイキャン搭載BTヘッドホン「PXC 550-II WIRELESS」。“最も売れた”モデルの後継機

公開日 2019/11/07 00:00 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ゼンハイザーは、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドホン「PXC 550-II WIRELESS」を11月21日に発売する。価格はオープンだが、42,000円前後での実売が予想される。

「PXC 550-II Wireless」

ゼンハイザーのヘッドホンとして最も売れたという「PXC 550 WIRELESS」の後継機。「秋のヘッドフォン祭2019」にて参考展示されたモデルの正式な発売がアナウンスされた格好だ。

そのキャッチコピーは「ビジネスにノイズは要らない」で、ビジネスマンに向け「通勤」「出張」「通話」のシチュエーションにおいて、音質が良いのは前提として、少しでも安らぎが提供できるようにノイズを排除することを目指して開発されたモデルとなる。

デザインについてはPXC 550 WIRELESSを踏襲。そのうえで、音質とノイズキャンセリング機能のブラッシュアップを図った。音質面では、ドライバーなどは前モデルと同様だが、高音質コーデックへの対応を実現。Bluetoothは5.0をサポートし、コーデックはSBC、AACに加えaptX、aptX LLに対応する。

デザインや搭載するドライバーなどはPXC 550 Wirelessを踏襲

ノイズキャンセリング機能では、独自の「アクティブ・ノイズキャンセリング」に加え、「アダプティブ・ノイズキャンセリング」を備えた「ハイブリッドノイズキャンセリング」を搭載する点を特徴とする。

アダプティブ・ノイズキャンセリングは周囲のノイズレベルを自動認識し、キャンセル量を最適化するというもの。これに通常/アンチウィンド(風切り音低減)の2モードを用意するアクティブ・ノイズキャンセリングが組み合わさり、環境に応じたノイズキャンセリング効果が得られる。

右ハウジングに操作ボタンを搭載。ノイズキャンセリングの切り替えなどが行える

なお、アダプティブ・ノイズキャンセリングはオフにもできるため、好みに応じて使い分けが可能。ノイズキャンセリング機能については、その効果を強くすることを重視するのではなく、「音質を犠牲にすることのない効果」を目指して開発されたとのこと。

通話にもノイズキャンセリングを適用。2つの高性能マイクで声に焦点を合わせる3マイク・ビームフォーミングにより、騒がしい場所でもクリアな通話を実現するとしている。PXC 550-II WIRELESSはAlexa、Siri、Google Assistantといったボイスアシスタント機能を備えるが、通話性能の強化がボイスアシスタントの認識向上につながっている。

また外音取り込み機能も備えており、右ハウジングのタッチパネルからオン/オフが行える(操作は2回タップ)。音楽再生中であれば、外音取り込みがオンになると再生がストップして外音を取り込む。オフにすれば音楽がまた再生されるようになる。

右ハウジングのタッチパネルから外音取り込みモードやボリューム調整などの操作ができる

ヘッドホンを着脱すると自動で音楽・通話がストップ、装着するとスタートする「スマートポーズ」機能や、ダブルヒンジシステム設計により折りたたんで小さく収納可能な本体など、ポータブルしやすい仕様を採用している。

本体はコンパクトに収納可能。自動で電源オン/オフになるスマートポーズ機能も搭載

バッテリーは約3時間の充電で、Bluetooth+ノイズキャンセリングで最大20時間、有線接続+ノイズキャンセリングでは最大30時間の音楽再生が可能。USB端子はmicro Bとなる。ノイズキャンセリングや外音取り込みモードの設定、イコライザーの調整などはスマートフォンの専用アプリ「Smart Control App」から行える。

アプリからノイズキャンセリングのモード設定などが行える

再生周波数特性は17Hz - 23kHz、感度は110dB(ケーブル使用時)。本体質量は約232g。付属品としてUSB A to microBケーブル、キャリングケース、航空機用アダプター、1.4mアナログケーブルを用意する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク