Super X-Fi Gen2をアピール
<CES>クリエイティブの3D再生技術「Super X-Fi」が“第2世代”に。平面駆動型ヘッドホンなど参考出展も
米国ラスベガスで開催されたCES 2020。クリエイティブは、近日発売予定の新製品をはじめ、独自の音響補正技術「Super X-Fi」の新バージョンデモなどを実施。またプロトタイプとして、平面駆動型ヘッドホンなどの参考出展も実施した。
Super X-Fiは、昨年のCES 2019で発表された、3次元的な奥行きや広がり/ディテール/没入感といった体験をヘッドホンで再現するという技術。専用のスマホ用アプリで個人の顔と両耳の写真を撮影すると、AIエンジンが身体的特徴を抽出し、個人に合わせた自然な音場を再現するものとなる。
今年のCESでは、“Gen2”としてアップデートを実施。この1年間で、マッピングデータを数万人から数十万人へと増やすことにより、定位の向上や再生品質の向上などが可能になったとのこと。記者もデモで体験してみたが、初代で感じられた若干のエコーが減ることでサウンドのディテールがよりクリアになり、より臨場感のある体験をすることができた。
また、さらに別の部屋においてDolby AtmonsおよびSuper X-Fiに対応するサウンドバー「SXFI CARRIER」を披露。正面にミッドレンジ×1/トゥイーター×2、サイドにミッドレンジ×2、上部にイネーブルドスピーカー×2を搭載し、外付けで10インチのサブウーファーを備える。1,000ドル以下で4月の発売を予定しているという。こちらもデモを体験したが、左右や上からの音を感じられ、しっかりしたサラウンドを楽しめた。
ヘッドホンの新製品として、FPSゲーム用を想定したSuper X-Fi対応のヘッドセット「SXFI GAMER」も注目を集めていた。2020年の第二四半期の発売を予定していると言うが、価格は未定とのこと。ゲーム用にカスタマイズした「Super X-Fi Gaming」を搭載し、ポップガード内蔵のノイズキャンセリングマイクを備える。
さらに、同社のハイレゾ対応ハイブリッドイヤホン「Aurvana Trio」をベースに、Super X-Fi対応かつUSB Type-C接続にしたモデル「SXFI TRIO」を今年の第一四半期に149ドルで発売するとのこと。リモコン部は独自DSPを内蔵する「SXFI WIRE」となっている。
また、Aurvana Trioをワイヤレス化したモデル「Aurvana Trio Wireless」も同じく今年の第一四半期に発売予定。価格は99ドルで、コーデックとしてAACやaptX HDに対応。20時間の連続再生に対応するほか、IPX4の耐水性能も備える。なお、専用DSPは搭載していないものの、専用アプリからのソフトウェア処理でSuper X-Fiのサラウンド再生を行うことができる。
そのほか、既発売のワイヤレスヘッドホン「SXFI THEATER」のUSB送信機を接続することで、4台まで同時に音声を再生できるユニット「SXFI TV」も展示。価格は未定だが、6月の発売を予定していると話していた。
■発売未定のプロトタイプも多数展示
会場では、まだ発売も未定のプロトタイプが多数展示。「SXFI PLANAR」は、平面駆動ヘッドホンに先述のSXFI WIREを搭載し、USB Type-C接続でSuper X-Fiを楽しめるモデル。加えて、ヘッドホン「Aurvana SE」を同様のUSB Type-C仕様にしたモデルもあった。
内部基板だけながらも、Nintendo SwitchやPS4でボイスチャットを楽しめるゲーミング用DAC「Sound Blaster G3」の後継機種としてSuper X-Fiに対応する「SXFI G4」も展示。この1年でラインナップを拡大させてきたSuper X-Fiだが、2020年もさらにバリエーションが増えそうだ。
さらに、特別に同社の完全ワイヤレスイヤホン「Outlier」の次期モデルとなるプロトタイプも見せてくれた。「Outlier 2(仮)」としているモデルだが、バッテリー持続時間や接続性能の向上を行っているとのこと。アプリとの接続前提ながらも、Super X-Fiに対応。デザインは従来モデルを踏襲しているが、ボディをマット調にするなど質感を追求したという。なお、試作品のため本体色などもさらに詰めていくとのこと。今後の開発に期待したい。
Super X-Fiは、昨年のCES 2019で発表された、3次元的な奥行きや広がり/ディテール/没入感といった体験をヘッドホンで再現するという技術。専用のスマホ用アプリで個人の顔と両耳の写真を撮影すると、AIエンジンが身体的特徴を抽出し、個人に合わせた自然な音場を再現するものとなる。
今年のCESでは、“Gen2”としてアップデートを実施。この1年間で、マッピングデータを数万人から数十万人へと増やすことにより、定位の向上や再生品質の向上などが可能になったとのこと。記者もデモで体験してみたが、初代で感じられた若干のエコーが減ることでサウンドのディテールがよりクリアになり、より臨場感のある体験をすることができた。
また、さらに別の部屋においてDolby AtmonsおよびSuper X-Fiに対応するサウンドバー「SXFI CARRIER」を披露。正面にミッドレンジ×1/トゥイーター×2、サイドにミッドレンジ×2、上部にイネーブルドスピーカー×2を搭載し、外付けで10インチのサブウーファーを備える。1,000ドル以下で4月の発売を予定しているという。こちらもデモを体験したが、左右や上からの音を感じられ、しっかりしたサラウンドを楽しめた。
ヘッドホンの新製品として、FPSゲーム用を想定したSuper X-Fi対応のヘッドセット「SXFI GAMER」も注目を集めていた。2020年の第二四半期の発売を予定していると言うが、価格は未定とのこと。ゲーム用にカスタマイズした「Super X-Fi Gaming」を搭載し、ポップガード内蔵のノイズキャンセリングマイクを備える。
さらに、同社のハイレゾ対応ハイブリッドイヤホン「Aurvana Trio」をベースに、Super X-Fi対応かつUSB Type-C接続にしたモデル「SXFI TRIO」を今年の第一四半期に149ドルで発売するとのこと。リモコン部は独自DSPを内蔵する「SXFI WIRE」となっている。
また、Aurvana Trioをワイヤレス化したモデル「Aurvana Trio Wireless」も同じく今年の第一四半期に発売予定。価格は99ドルで、コーデックとしてAACやaptX HDに対応。20時間の連続再生に対応するほか、IPX4の耐水性能も備える。なお、専用DSPは搭載していないものの、専用アプリからのソフトウェア処理でSuper X-Fiのサラウンド再生を行うことができる。
そのほか、既発売のワイヤレスヘッドホン「SXFI THEATER」のUSB送信機を接続することで、4台まで同時に音声を再生できるユニット「SXFI TV」も展示。価格は未定だが、6月の発売を予定していると話していた。
■発売未定のプロトタイプも多数展示
会場では、まだ発売も未定のプロトタイプが多数展示。「SXFI PLANAR」は、平面駆動ヘッドホンに先述のSXFI WIREを搭載し、USB Type-C接続でSuper X-Fiを楽しめるモデル。加えて、ヘッドホン「Aurvana SE」を同様のUSB Type-C仕様にしたモデルもあった。
内部基板だけながらも、Nintendo SwitchやPS4でボイスチャットを楽しめるゲーミング用DAC「Sound Blaster G3」の後継機種としてSuper X-Fiに対応する「SXFI G4」も展示。この1年でラインナップを拡大させてきたSuper X-Fiだが、2020年もさらにバリエーションが増えそうだ。
さらに、特別に同社の完全ワイヤレスイヤホン「Outlier」の次期モデルとなるプロトタイプも見せてくれた。「Outlier 2(仮)」としているモデルだが、バッテリー持続時間や接続性能の向上を行っているとのこと。アプリとの接続前提ながらも、Super X-Fiに対応。デザインは従来モデルを踏襲しているが、ボディをマット調にするなど質感を追求したという。なお、試作品のため本体色などもさらに詰めていくとのこと。今後の開発に期待したい。