ディスプレイ明るさ向上やメモリ増強も
Amazon、2画面表示できる新世代「Fire HD 10」。ワイヤレス充電対応の上位機「Plus」も
Amazonは、10.1インチタブレットの新世代モデル「Fire HD 10」「Fire HD 10 Plus」「Fire HD 10 キッズモデル」の3機種を発表。容量はFire HD 10/Fire HD 10 Plusが32GB/64GB、Fire HD 10 キッズモデルが32GBとなる(AmazonのFire タブレットページはこちら)。
本日4月27日22時から予約受付を開始、価格はFire HD 10の32GBモデルが15,980円(税込、以下同様)、64GBモデルが19,980円。Fire HD 10 Plusの32GBモデルが18,980円、64GBモデルが22,980円。Fire HD 10 キッズモデルは19,980円。5月26日から順次出荷予定で、家電量販店でも5月下旬から順次発売予定。
10.1インチフルHDディスプレイを搭載する同社製タブレットの最新モデル。従来機と比較して、より薄く軽くなり、明るさもアップ。作業効率化を目的とした「2画面表示機能」など、新たな機能も搭載する。
Amazonデバイス事業本部 Fireタブレット・Kindle・アクセサリー事業部 事業部長の清水文弥氏は、Fire HD 10の新世代モデルについて、「従来モデルは、ユーザーからの評価も高く人気の製品で、8,000以上ものカスタマーレビューが投稿され、好評の声が多く寄せられている。一方で、そうしたユーザーの声のうち、改善点としてディスプレイの画質やレスポンス速度、アプリ数などが挙げられており、最新モデルではこうした部分を解消すべくアップデートを図った」と説明した。
新世代「Fire HD 10」では、RAMを3GBとし、従来比較で50%のメモリ増強を実現。新たに仲間入りした10.1インチモデル初の上位機種「Fire HD 10 Plus」では、さらに4GB RAMと強化されている。具体的な数値による処理速度は非公開としつつも、アプリ起動のスピードなど体感できるレベルで向上していると説明する。
いずれも音声アシスタント機能「Amazon Alexa」を搭載し、「Showモード」に対応。Alexaの呼びかけ機能を使って、話しかけるだけでAlexa搭載デバイスやAlexaアプリを使った友人や家族らとビデオ通話ができるなど、スクリーン付きスマートデバイス「Echo Show」シリーズ同様の機能を利用できる。
2モデルの違いは、Fire HD 10 Plusがシリーズ初のワイヤレス充電に対応している点だ。Fire HD 10 Plusには別売で、Made for Amazon認定のAnker社製ワイヤレス充電スタンド(税込5,980円)が用意され、横向きに置くと充電と同時に上述の「Showモード」が自動で起動。つまりスタンドに置くだけでタブレットから、Echo Showのようなスマートディスプレイへとスムーズに切り替えられる。充電スタンドとのセット価格は、32GBモデルが22,980円、64GBが26,980円。
その他の性能は共通。いずれもディスプレイは1,920×1,200のフルHD解像度対応で、従来比較で明るさを10%向上させており、輝度は400nits、コントラスト比も1,300対1へと改善。より明るく見やすいディスプレイへと進化したとしている。
外部メモリは1TBまでのmicro SDカードに対応し、容量拡張も可能。本体サイズは “少しダイエットした” とのことで、約7%にあたる0.6mmの薄型化と、質量は39g軽くなり約8%の軽量化を実現。強化アルミノシリケートガラスのスクリーンを採用し、持ち運びしやすく耐久性も強化した。
共通して外形寸法は166W×247H×9.2Dmm。縦横比が変更され、縦は15mm短く、横は6mm大きくなり、画面を囲むベゼル幅は均等になった。フロントカメラの位置も変更しており、Showモードの使用やビデオ会議などでの利用など、横向きで使用する際に自然な映像位置となるように長辺の中央へ配置。さらにリアカメラは従来の2MPから5MPへとアップグレードしている。
質量は異なり、Fire 10が465g、Fire 10 Plusが468gとなる。また本体カラーはFire HD 10がブラック/オリーブ/デニムの3色、Fire 10 Plusがスレートカラー(濃い灰色)1色で展開される。
複数のタスクを並行して実行できるFire OSを搭載し、新たに「2画面表示機能」に対応。ビデオ会議をしながらメモをとったり、Prime Videoを視聴しながらメッセージ機能で友人とやりとりできるなど、“ながら使用” もしやすく、利便性が向上したと説明する。
1つのアプリを開いた状態で、画面下の四角いアイコンを1秒以上押すと、2画面表示に。また後述するBluetoothキーボードと組み合わせる際には、ショートカットキーとファンクションを押すと2画面表示が可能となる。
対応するビデオ会議システムは、ZoomやSkypeのほか、Microsoft Teamsも近日提供開始予定とのこと。また2画面表示機能について、今後の展開は未定としつつも、他のタブレットへの対応も検討すると説明された。
ほか仕様面では、2.0GHzオクタコアプロセッサーを搭載し、オーディオはドルビーアトモス対応デュアルステレオスピーカーを内蔵する。フロントカメラは2MP、録画機能は720pのHDビデオに対応。Wi-Fiはデュアルバンド 802.11 a/b/g/n、Bluetoothはバージョン5.0 LEに対応する。最大12時間の連続使用が可能で、充電端子にはUSB-Cを採用している。またゲームモードにも対応する。
利便性の点においては、シリーズ共通の特徴として「デバイスダッシュボード」も改めてアピール。画面上からAlexa対応スマートホーム製品を一括管理できるインターフェースで、ソフトウェアアップデートにより従来モデルのFire 7(第9世代)/Fire HD 8(第8世代/第10世代)/Fire HD 8 Plus(第10世代)/Fire HD 10(第9世代)でも使用可能だ。
また、Fire HD 10/Fire HD 10 Plus共通で使用できるBluetoothキーボード付きカバーも発売される。価格は5,980円。本体カバーとキーボード部分を分離することができる点を特徴としており、マグネット式で簡単に装着可能だ。本体側面がヒンジ部分にあたり、画面角度の調整もできる。
タブレットとキーボードはBluetoothで接続され、キーボード本体にも容量500mAhのバッテリーを搭載しているため、タブレット側のバッテリーを消耗せずに利用できる。連続使用時間は約400時間、30分でスリープモードとなる。同社は「ユーザーの利用シーンの幅を広げる」ことを目指した本製品を、タブレットと組み合わせて使用することで、上述した「2画面表示機能」など使い勝手もさらに向上するとアピールしている。カバー単体の質量は約645g、本体と合わせると約1.1kgになる。
本体とBluetoothキーボード付きカバーに加えて、さらにMicrosoft 365 Personal 1年分(オンラインコード版)をセットにした「エッセンシャルセット」もラインナップ。価格は24,980円からで、それぞれ単体で購入するよりも約9,000円ほどお得に購入できる。Microsoft Officeアプリの提供も予定しており、他のモデルに対してもAmazonアプリストアで提供する予定。なお、Microsoft 365 Personalは1年後、サブスクリプションサービスの契約が必要となる。
Fire HD 10 Plusのエッセンシャルセットには、さらにワイヤレス充電スタンドが付属するセットも用意され、価格は31,980円から。こちらは単体購入よりも約10,000円以上安くなる。
Fire HD 10 キッズモデルの新世代モデルでは、上述のFire HD 10シリーズ同様、明るく見やすい画面にアップグレード。ディスプレイの輝度は従来比で10%向上させ、コントラスト比も改善している。カラーはスカイブルー、アクアマリン、ラベンダーの3色。
RAMは3GB、外部メモリーは1TBまでのmicroSDカードに対応。リアカメラも5メガピクセルとなり、Fire HD 10シリーズ同様の仕様となる。付属のキッズカバーはデザインを変更、ハンドルにもなる角度調節可能なスタンドが装備される。外形寸法/質量はキッズカバー含め、209W×269H×27Dmm/716g。
子供向け製品として「安心・安全」をコンセプトにしており、本体をうっかり落としてしまったり、濡らして壊れてしまった場合でも、無料で本体取り替えができる2年間の限定保証も付帯する。
また、子供向けサブスクサービス「Amazon Kids+」が1年分付帯しており、数千点のコンテンツを楽しむことができる。「Amazon Kids+」で提供されるコンテンツは、担当チームが目を通して選別されたもののみ。利用開始時に設定するプロフィールで年齢範囲を入力すると、自動で対象年齢に合わせたコンテンツを表示してくれ、絵本や知育・教育アプリなどを豊富に用意しているとのこと。1年後は有料へと切り替わり、月額980円(プライム会員なら月額480円)で利用可能。
子供の成長に合わせて「タブレットが年齢に合わせて進化する」点も特徴。コンテンツの拡充はもちろん、6歳から12歳を目安とした年齢が上の子供を対象に、洗練したデザインとしたユーザーインターフェースを選択できるようにするなど、長く使うことを想定した製品づくりがなされている。
このたび、新たにオリジナル音楽アプリ「USEN Kids」の提供を開始。「子供の成長を見守り、一年中楽しめる音楽アプリ」をコンセプトに開発したという本アプリでは、専用に制作された新曲も用意。音楽のほかに学習音源や声優による童話読み聞かせなどといったコンテンツも提供する。
また、キッズモデルに対しては、親が子供の使用状況をスマホから確認できる「ペアレントダッシュボード」を装備。子供にタブレットを与えることに対して、多くの親が「ずっと使い続けてしまうのではないか?」と心配する声も多いというが、平日・週末と分けて利用時間設定ができたり、学習タイムのゴール設定をして、クリアしないと遊び系のコンテンツに移行できないなど、細かく管理ができる。
AmazonのFire タブレットページはこちら
本日4月27日22時から予約受付を開始、価格はFire HD 10の32GBモデルが15,980円(税込、以下同様)、64GBモデルが19,980円。Fire HD 10 Plusの32GBモデルが18,980円、64GBモデルが22,980円。Fire HD 10 キッズモデルは19,980円。5月26日から順次出荷予定で、家電量販店でも5月下旬から順次発売予定。
10.1インチフルHDディスプレイを搭載する同社製タブレットの最新モデル。従来機と比較して、より薄く軽くなり、明るさもアップ。作業効率化を目的とした「2画面表示機能」など、新たな機能も搭載する。
Amazonデバイス事業本部 Fireタブレット・Kindle・アクセサリー事業部 事業部長の清水文弥氏は、Fire HD 10の新世代モデルについて、「従来モデルは、ユーザーからの評価も高く人気の製品で、8,000以上ものカスタマーレビューが投稿され、好評の声が多く寄せられている。一方で、そうしたユーザーの声のうち、改善点としてディスプレイの画質やレスポンス速度、アプリ数などが挙げられており、最新モデルではこうした部分を解消すべくアップデートを図った」と説明した。
新世代「Fire HD 10」では、RAMを3GBとし、従来比較で50%のメモリ増強を実現。新たに仲間入りした10.1インチモデル初の上位機種「Fire HD 10 Plus」では、さらに4GB RAMと強化されている。具体的な数値による処理速度は非公開としつつも、アプリ起動のスピードなど体感できるレベルで向上していると説明する。
いずれも音声アシスタント機能「Amazon Alexa」を搭載し、「Showモード」に対応。Alexaの呼びかけ機能を使って、話しかけるだけでAlexa搭載デバイスやAlexaアプリを使った友人や家族らとビデオ通話ができるなど、スクリーン付きスマートデバイス「Echo Show」シリーズ同様の機能を利用できる。
2モデルの違いは、Fire HD 10 Plusがシリーズ初のワイヤレス充電に対応している点だ。Fire HD 10 Plusには別売で、Made for Amazon認定のAnker社製ワイヤレス充電スタンド(税込5,980円)が用意され、横向きに置くと充電と同時に上述の「Showモード」が自動で起動。つまりスタンドに置くだけでタブレットから、Echo Showのようなスマートディスプレイへとスムーズに切り替えられる。充電スタンドとのセット価格は、32GBモデルが22,980円、64GBが26,980円。
その他の性能は共通。いずれもディスプレイは1,920×1,200のフルHD解像度対応で、従来比較で明るさを10%向上させており、輝度は400nits、コントラスト比も1,300対1へと改善。より明るく見やすいディスプレイへと進化したとしている。
外部メモリは1TBまでのmicro SDカードに対応し、容量拡張も可能。本体サイズは “少しダイエットした” とのことで、約7%にあたる0.6mmの薄型化と、質量は39g軽くなり約8%の軽量化を実現。強化アルミノシリケートガラスのスクリーンを採用し、持ち運びしやすく耐久性も強化した。
共通して外形寸法は166W×247H×9.2Dmm。縦横比が変更され、縦は15mm短く、横は6mm大きくなり、画面を囲むベゼル幅は均等になった。フロントカメラの位置も変更しており、Showモードの使用やビデオ会議などでの利用など、横向きで使用する際に自然な映像位置となるように長辺の中央へ配置。さらにリアカメラは従来の2MPから5MPへとアップグレードしている。
質量は異なり、Fire 10が465g、Fire 10 Plusが468gとなる。また本体カラーはFire HD 10がブラック/オリーブ/デニムの3色、Fire 10 Plusがスレートカラー(濃い灰色)1色で展開される。
複数のタスクを並行して実行できるFire OSを搭載し、新たに「2画面表示機能」に対応。ビデオ会議をしながらメモをとったり、Prime Videoを視聴しながらメッセージ機能で友人とやりとりできるなど、“ながら使用” もしやすく、利便性が向上したと説明する。
1つのアプリを開いた状態で、画面下の四角いアイコンを1秒以上押すと、2画面表示に。また後述するBluetoothキーボードと組み合わせる際には、ショートカットキーとファンクションを押すと2画面表示が可能となる。
対応するビデオ会議システムは、ZoomやSkypeのほか、Microsoft Teamsも近日提供開始予定とのこと。また2画面表示機能について、今後の展開は未定としつつも、他のタブレットへの対応も検討すると説明された。
ほか仕様面では、2.0GHzオクタコアプロセッサーを搭載し、オーディオはドルビーアトモス対応デュアルステレオスピーカーを内蔵する。フロントカメラは2MP、録画機能は720pのHDビデオに対応。Wi-Fiはデュアルバンド 802.11 a/b/g/n、Bluetoothはバージョン5.0 LEに対応する。最大12時間の連続使用が可能で、充電端子にはUSB-Cを採用している。またゲームモードにも対応する。
利便性の点においては、シリーズ共通の特徴として「デバイスダッシュボード」も改めてアピール。画面上からAlexa対応スマートホーム製品を一括管理できるインターフェースで、ソフトウェアアップデートにより従来モデルのFire 7(第9世代)/Fire HD 8(第8世代/第10世代)/Fire HD 8 Plus(第10世代)/Fire HD 10(第9世代)でも使用可能だ。
また、Fire HD 10/Fire HD 10 Plus共通で使用できるBluetoothキーボード付きカバーも発売される。価格は5,980円。本体カバーとキーボード部分を分離することができる点を特徴としており、マグネット式で簡単に装着可能だ。本体側面がヒンジ部分にあたり、画面角度の調整もできる。
タブレットとキーボードはBluetoothで接続され、キーボード本体にも容量500mAhのバッテリーを搭載しているため、タブレット側のバッテリーを消耗せずに利用できる。連続使用時間は約400時間、30分でスリープモードとなる。同社は「ユーザーの利用シーンの幅を広げる」ことを目指した本製品を、タブレットと組み合わせて使用することで、上述した「2画面表示機能」など使い勝手もさらに向上するとアピールしている。カバー単体の質量は約645g、本体と合わせると約1.1kgになる。
本体とBluetoothキーボード付きカバーに加えて、さらにMicrosoft 365 Personal 1年分(オンラインコード版)をセットにした「エッセンシャルセット」もラインナップ。価格は24,980円からで、それぞれ単体で購入するよりも約9,000円ほどお得に購入できる。Microsoft Officeアプリの提供も予定しており、他のモデルに対してもAmazonアプリストアで提供する予定。なお、Microsoft 365 Personalは1年後、サブスクリプションサービスの契約が必要となる。
Fire HD 10 Plusのエッセンシャルセットには、さらにワイヤレス充電スタンドが付属するセットも用意され、価格は31,980円から。こちらは単体購入よりも約10,000円以上安くなる。
Fire HD 10 キッズモデルの新世代モデルでは、上述のFire HD 10シリーズ同様、明るく見やすい画面にアップグレード。ディスプレイの輝度は従来比で10%向上させ、コントラスト比も改善している。カラーはスカイブルー、アクアマリン、ラベンダーの3色。
RAMは3GB、外部メモリーは1TBまでのmicroSDカードに対応。リアカメラも5メガピクセルとなり、Fire HD 10シリーズ同様の仕様となる。付属のキッズカバーはデザインを変更、ハンドルにもなる角度調節可能なスタンドが装備される。外形寸法/質量はキッズカバー含め、209W×269H×27Dmm/716g。
子供向け製品として「安心・安全」をコンセプトにしており、本体をうっかり落としてしまったり、濡らして壊れてしまった場合でも、無料で本体取り替えができる2年間の限定保証も付帯する。
また、子供向けサブスクサービス「Amazon Kids+」が1年分付帯しており、数千点のコンテンツを楽しむことができる。「Amazon Kids+」で提供されるコンテンツは、担当チームが目を通して選別されたもののみ。利用開始時に設定するプロフィールで年齢範囲を入力すると、自動で対象年齢に合わせたコンテンツを表示してくれ、絵本や知育・教育アプリなどを豊富に用意しているとのこと。1年後は有料へと切り替わり、月額980円(プライム会員なら月額480円)で利用可能。
子供の成長に合わせて「タブレットが年齢に合わせて進化する」点も特徴。コンテンツの拡充はもちろん、6歳から12歳を目安とした年齢が上の子供を対象に、洗練したデザインとしたユーザーインターフェースを選択できるようにするなど、長く使うことを想定した製品づくりがなされている。
このたび、新たにオリジナル音楽アプリ「USEN Kids」の提供を開始。「子供の成長を見守り、一年中楽しめる音楽アプリ」をコンセプトに開発したという本アプリでは、専用に制作された新曲も用意。音楽のほかに学習音源や声優による童話読み聞かせなどといったコンテンツも提供する。
また、キッズモデルに対しては、親が子供の使用状況をスマホから確認できる「ペアレントダッシュボード」を装備。子供にタブレットを与えることに対して、多くの親が「ずっと使い続けてしまうのではないか?」と心配する声も多いというが、平日・週末と分けて利用時間設定ができたり、学習タイムのゴール設定をして、クリアしないと遊び系のコンテンツに移行できないなど、細かく管理ができる。