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今後のスケジュールや方針は未定

「NHKは未契約者にもネット配信開放を」。総務省が実証実験を要請

公開日 2021/08/27 18:53 編集部:小野佳希
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総務省は、NHKに対し、テレビ非所有などで受信契約を結んでいない人に対しても「NHKプラス」でのインターネット配信を開放する実証実験を行うよう要請した。

NHKのロゴ

具体的な実証内容や今後のスケジュールについては、「NHKにおいて検討されるものと考えている」と総務省は説明。また、将来的にテレビを持っていない人からも受信料を徴収することも視野に入れるのかなど、将来的な方針については「現時点において考えているものはない」と回答。「まずは社会実証を通じて、公共放送におけるインターネット配信の意義やサービスニーズが検証されることを期待していきたい」とした。

武田総務大臣が会見(総務省YouTubeより)

武田総務大臣は「インターネットを通じたコンテンツ視聴の拡大など、国民利用者の視聴スタイルが急速に変化する中、公共放送の果たすべき役割・使命について議論を進めていくことが重要だ」と、今回の背景についてコメント。「そこで、今回、公共放送における放送番組等のインターネット配信の意義や、サービスニーズを検証するため、テレビを保有していない方を対象にしたインターネット配信について、社会実証の実施の検討を要請することにした」と説明した。

NHKプラスは、NHKで放送される番組をPCやスマートフォンでもリアルタイムで視聴できるサービス。NHKとの受信契約が済んでいるかの確認のために利用にはID登録が必要で、ID未取得者には配信画面にID登録案内メッセージが表示される。

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