通勤や通学、テレワークにもぴったり
【完全ワイヤレス特集 PART.4】ノイキャンモデルのお薦めは?
完全ワイヤレスイヤホン300機種以上を様々なかたちで実際にテストしてきた専門誌が10個のテーマにわけて推薦商品へとナビゲート!芸術の秋、あなたの毎日を彩る相棒をぜひこの特集から探してみてください!
完全ワイヤレスイヤホンの分野でいま、もっとも注目を集めているのは「ノイズキャンセリング」の機能でしょう。電車やバス、飛行機などでの移動中、静けさのなかで音楽の世界に没入できる時間は何よりの贅沢。さらに高品位なマイクを搭載しているので、通話もできて安心です。テレワークにも最適なアイテムといえます。
ノイズキャンセリングの性能を高めるためには、耳にフィットさせて遮音性を高める「パッシブ」での遮音性と、ノイズ解析および信号処理の技術力が求められる「アクティブ」の精度、どちらも必要とされます。現状、効果はまちまちで、価格帯も1万円から5万円近いアイテムまで幅広く、選ぶことが難しい分野です。
そこで編集部は、定番といえるアップル「AirPods Pro」を加えたうえで、「よりコスパが高い」「より音質がいい」「よりノイキャン精度が好ましい」といった、アップルに無い個性を持った推薦アイテムを厳選してみました。
1万円台の低価格帯モデルからは、コスパに優れたアイテムとして、AVIOT、Beats by Dr.Dre、ファーウェイ、フィリップス、SOULに注目しました。そして打倒AirPods Proの最右翼ともいえる高級機からは、デジタルノイズキャンセリングの分野の先駆者といえるソニー、ボーズや、Hi-Fiオーディオでも知られるテクニクスの最新アイテムを選びました。
アップル「AirPods Pro」¥30,580(税込)
毎秒200回リアルタイムで調整される高精度ノイキャン、自然に周囲の音を聴き取れる「外部音取り込み」に加えて、空間オーディオのヘッドトラッキングまで追加され、磐石の完成度となったベストセラー。iPhoneとのマッチングのよさが光ります。
AVIOT「TE-D01m」¥13,750(税込)
日本人のための完全ワイヤレスイヤホンを開発し続けるAVIOTだから、ノイキャンのアプローチも一味違います。音楽の美味しい部分に悪影響を与えないように、低音域のノイズにフォーカスして軽減させる「マイルドANC」を搭載しています。
Beats by Dr.Dre「Beats Studio Buds」¥17,800(税込)
誇らしげな「b」のマーク、驚くほどコンパクトなボディとお求めやすい価格設定で注目を集めるノイキャンの新鋭! 新開発8.2mmドライバーやデュアルビームフォーミングマイクで音楽再生や通話性能にこだわりつつ、空間オーディオの自動再生にも対応します。
ボーズ「Quiet Comfort Earbuds」¥33,000(税込)
ノイキャン先駆者による渾身作。新開発デジタルチップによる高度な信号処理と、パッシブでの密閉度を高める「StayHear Maxチップ」で抜群の消音効果を発揮。音量を下げても低域の迫力を損なわないアクティブEQテクノロジーも搭載しています。
ファーウェイ「FreeBuds 4」直販サイト価格¥18,480(税込)
わずか約4.1gという軽量設計ながら14.3mm大口径ドライバーを搭載、しかも開放型デザインというノイキャンとして異例ずくめのハイスペックぶりを備える意欲作。快適な装着性は唯一無二で、長時間のテレワークなどの相棒にぴったりのアイテムです。
フィリップス「TAT4556」¥OPEN(実勢価格¥10,980前後)
この分野のなかでも特にお求めやすい1万円クラスの価格ながら、高性能なノイズキャンセリングと、ズンズン沈む重低音の掛け合わせを味わえる、注目のハイコスパ機。ドライバーは12mm口径ながら重さは4.7gと小ぶり、IPX4防滴性能も備えます。
ソニー「WF-1000XM4」直販サイト価格¥33,000(税込)
ソニーの本気が詰まったノイキャン完全ワイヤレス。もともとトップクラスだったアクティブノイキャンの精度に加えて、イヤホン本体の形状からイヤーチップまで新規設計とすることでパッシブでの遮音性も高めています。LDACによるハイレゾワイヤレス接続や360 Reality Audioにも対応します。
SOUL「EMOTION PRO」直販サイト価格¥12,800前後
ディープな重低音が持ち味のSOULのノイキャン完全ワイヤレス。片側3基ずつマイクを搭載するなど、消音性能と通話性能にも妥協なし。ノイキャン/外音取り込み切替やイコライザー調整ができるスマホアプリも用意するなど、1万円台とは思えない完成度!
テクニクス「EAH-AZ60」¥OPEN(実勢価格¥29,000前後)
業界最高峰のノイキャン性能、自分の声を相手に届けやすくする最先端の通話技術「JustMyVoice」、そしてバイオセルロース振動板を搭載した8mmドライバーと独自の音響構造で到達したナチュラルサウンド。全方位に隙がない、2021年下半期の大本命。
※この記事は「プレミアムヘッドホンガイドVOL.26」に掲載された、完全ワイヤレスイヤホン特集に一部、加筆・修正を加えた内容になります。