11/25より
完実電気、Audeze製品を取扱開始。平面磁界駆動型ヘッドホン「LCD-5」など3モデル
完実電気は、米・Audeze(オーデジー)製品の日本国内における輸入代理業務を11月25日(木)より開始することを発表。第1弾ラインナップとして、オーバーイヤー開放型ヘッドホン2機種と平面磁界駆動型インイヤーモニター(IEM)を発売する。
Audezeは、2008年にアメリカにて設立されたオーディオメーカー。軍事用コミュニケーションシステムとして開発した平面磁界型ドライバーが好評を博し、会社設立の翌年には、業界初となる平面磁界タイプのヘッドホン「LCD-2」を発表。平面磁界型ヘッドホン・イヤホンの「先駆者」として、その地位を確立している。
2015年より株式会社アスクが同社製品の日本における輸入代理業務を行っていたが、11月25日より完実電気に同業務が移管される形。また、これまで販売、購入された国内正規品の保証対応、ユーザーサポートについても完実電気が引き継いで対応するとのこと。
11月25日からの輸入代理店業務開始に伴い、IEM「EUCLID IN-EAR」、オーバーイヤー開放型ヘッドホン「CRBN ELECTROSTATIC HP」「LCD-5 OPEN-BACK HP」の計3機種を展開。いずれも価格はオープン。また12月にはゲーミングフォンの発売も予定しているという。
「EUCLID IN-EAR」は、密閉型インイヤーモニター向けに新たに開発された18mm平面磁界型ドライバーとFazorウェーブガイドを搭載する。18mm平面磁界型ドライバーには、特許取得技術となるAudezeオリジナルのFluxorマグネットとUniforce voice coilを採用しており、歪と能率に加えて平面磁界型IEMで課題とされていた感度を改善したとする。またFazorウェーブガイドにより位相と歪を改善することで、中低域の音質の改善も図っている。
ハウジングにはアルミ削り出し素材を使用し、形状はエルゴノミックデザインを採用。カーボンファイバー製キャップと組み合わせ、デザイン的な美しさと軽量で優れたフィット感の両立を実現した。また、高い剛性を持つアルミとカーボンは、音質の向上にも貢献しているという。
ケーブルはゴールドプレート採用のMMCXケーブルで、優れた接続性と耐久性、タッチノイズの抑制を実現。快適な装着性と高音質を両立させるとする、Audezeオリジナルシリコンイヤーチップとコンプライ製フォームイヤーチップをそれぞれS/M/Lの3サイズずつ同梱する。
周波数特性は10Hz - 50kHz、インピーダンスは12Ω。感度は105dB/1mWで、最大出力は120db。本体質量は15g。そのほか、Pelican 1010 トラベルケース、メッシュバッグ、クリーニングブラシ、ケーブルクリップを同梱する。
「CRBN ELECTROSTATIC HP」は、静電型駆動の開放型ヘッドホン。120mm×90mmサイズのカーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラムを新開発して搭載。MRI検査時のコミュニケーション用に開発されたという“メタルレス”のダイアフラムは、極薄・超軽量であり、高い能率と耐共振性の向上、ダイアフラム上の可動域の拡大を実現しているとのこと。
カーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラムを支えるステーターについても、PCB材の選定から加工方法まで見直しを図り、高い剛性、均一な厚みと水平性を実現。フラットな特性で、特定の帯域に偏らないレスポンスを得たとしており、見晴らしのよいサウンドステージが再現されるだけでなく、優れたレスポンスと、20Hzまで伸びる低域の再生を実現したとアピールしている。
空気の流れを調整し帯域のバランスを整える独自技術「Fazor」についても新規開発のものを装備。ダイアフラムから出力されたサウンドの指向性をコントロール、さらに、ハウジング内で発生する空気の流れやタイムアライアメントを最適化することで、正確な位相と解像度の高い中高域、リニアな応答性を実現したとする。
筐体部はカーボンやマグネシウムといった素材を用いることで、軽量化と剛性のアップを両立。イヤーパッドは、インナーの形状を「大き目」としたことで、頭が優しく包み込まれるような装着感を提供するという。
周波数特性は20Hz - 40kHz、静電容量は100pF (付属ケーブルを含む)、全高調波歪は0.1%以下 @90dB、最大出力は120db以上、バイアス電圧はDC580V。本体質量は300g。2.5mモノクリスタルOCC 5ピンケーブルを付属する。
「LCD-5 OPEN-BACK HP」は、平面磁界駆動型の開放型ヘッドホン。同社独自技術の「Uniform Voice Coil」を進化させた「Parallel Uniforce Voice Coil」を搭載する。様々な幅のサーキットトレースを並行に組み合わせることにより、振動板の均一な動きと強力なドライブ性能を獲得、低歪で解像感に優れたサウンドを実現したとする。
Fazorウェーブガイドも新開発されたもので、正確な位相を実現することにより、楽器やボーカルの位置を正確に表現したサウンドステージを展開するだけでなく、中低域のサウンドチューニングにも大きな役割を果たしているという。
マグネシウムを採用するフレームは、剛性と軽量化を両立してり、前モデル「LCD-4」の1/3となる450gという質量を達成。イヤーパッドもヤマ型を採用した独自の形状にリニューアルされた。グリルの形状に左右されず優れた装着性と、密閉性を実現するほか、中低域のサウンドチューニングにも大きく貢献していると説明する。
ケーブルは本機用に高純度OCCカッパーケーブルを用意。ケーブルの低抵抗値化による外来ノイズの飛び込みなどを防ぐだけでなく、ケーブル内部の静電容量の低減にも働くとしている。
周波数特性は5Hz - 50kHz、インピーダンスは14Ω、全高調波歪は0.1%以下@100dB SPL、感度は103dB/1mW、最大出力は130db以上。
Audezeは、2008年にアメリカにて設立されたオーディオメーカー。軍事用コミュニケーションシステムとして開発した平面磁界型ドライバーが好評を博し、会社設立の翌年には、業界初となる平面磁界タイプのヘッドホン「LCD-2」を発表。平面磁界型ヘッドホン・イヤホンの「先駆者」として、その地位を確立している。
2015年より株式会社アスクが同社製品の日本における輸入代理業務を行っていたが、11月25日より完実電気に同業務が移管される形。また、これまで販売、購入された国内正規品の保証対応、ユーザーサポートについても完実電気が引き継いで対応するとのこと。
11月25日からの輸入代理店業務開始に伴い、IEM「EUCLID IN-EAR」、オーバーイヤー開放型ヘッドホン「CRBN ELECTROSTATIC HP」「LCD-5 OPEN-BACK HP」の計3機種を展開。いずれも価格はオープン。また12月にはゲーミングフォンの発売も予定しているという。
「EUCLID IN-EAR」は、密閉型インイヤーモニター向けに新たに開発された18mm平面磁界型ドライバーとFazorウェーブガイドを搭載する。18mm平面磁界型ドライバーには、特許取得技術となるAudezeオリジナルのFluxorマグネットとUniforce voice coilを採用しており、歪と能率に加えて平面磁界型IEMで課題とされていた感度を改善したとする。またFazorウェーブガイドにより位相と歪を改善することで、中低域の音質の改善も図っている。
ハウジングにはアルミ削り出し素材を使用し、形状はエルゴノミックデザインを採用。カーボンファイバー製キャップと組み合わせ、デザイン的な美しさと軽量で優れたフィット感の両立を実現した。また、高い剛性を持つアルミとカーボンは、音質の向上にも貢献しているという。
ケーブルはゴールドプレート採用のMMCXケーブルで、優れた接続性と耐久性、タッチノイズの抑制を実現。快適な装着性と高音質を両立させるとする、Audezeオリジナルシリコンイヤーチップとコンプライ製フォームイヤーチップをそれぞれS/M/Lの3サイズずつ同梱する。
周波数特性は10Hz - 50kHz、インピーダンスは12Ω。感度は105dB/1mWで、最大出力は120db。本体質量は15g。そのほか、Pelican 1010 トラベルケース、メッシュバッグ、クリーニングブラシ、ケーブルクリップを同梱する。
「CRBN ELECTROSTATIC HP」は、静電型駆動の開放型ヘッドホン。120mm×90mmサイズのカーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラムを新開発して搭載。MRI検査時のコミュニケーション用に開発されたという“メタルレス”のダイアフラムは、極薄・超軽量であり、高い能率と耐共振性の向上、ダイアフラム上の可動域の拡大を実現しているとのこと。
カーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラムを支えるステーターについても、PCB材の選定から加工方法まで見直しを図り、高い剛性、均一な厚みと水平性を実現。フラットな特性で、特定の帯域に偏らないレスポンスを得たとしており、見晴らしのよいサウンドステージが再現されるだけでなく、優れたレスポンスと、20Hzまで伸びる低域の再生を実現したとアピールしている。
空気の流れを調整し帯域のバランスを整える独自技術「Fazor」についても新規開発のものを装備。ダイアフラムから出力されたサウンドの指向性をコントロール、さらに、ハウジング内で発生する空気の流れやタイムアライアメントを最適化することで、正確な位相と解像度の高い中高域、リニアな応答性を実現したとする。
筐体部はカーボンやマグネシウムといった素材を用いることで、軽量化と剛性のアップを両立。イヤーパッドは、インナーの形状を「大き目」としたことで、頭が優しく包み込まれるような装着感を提供するという。
周波数特性は20Hz - 40kHz、静電容量は100pF (付属ケーブルを含む)、全高調波歪は0.1%以下 @90dB、最大出力は120db以上、バイアス電圧はDC580V。本体質量は300g。2.5mモノクリスタルOCC 5ピンケーブルを付属する。
「LCD-5 OPEN-BACK HP」は、平面磁界駆動型の開放型ヘッドホン。同社独自技術の「Uniform Voice Coil」を進化させた「Parallel Uniforce Voice Coil」を搭載する。様々な幅のサーキットトレースを並行に組み合わせることにより、振動板の均一な動きと強力なドライブ性能を獲得、低歪で解像感に優れたサウンドを実現したとする。
Fazorウェーブガイドも新開発されたもので、正確な位相を実現することにより、楽器やボーカルの位置を正確に表現したサウンドステージを展開するだけでなく、中低域のサウンドチューニングにも大きな役割を果たしているという。
マグネシウムを採用するフレームは、剛性と軽量化を両立してり、前モデル「LCD-4」の1/3となる450gという質量を達成。イヤーパッドもヤマ型を採用した独自の形状にリニューアルされた。グリルの形状に左右されず優れた装着性と、密閉性を実現するほか、中低域のサウンドチューニングにも大きく貢献していると説明する。
ケーブルは本機用に高純度OCCカッパーケーブルを用意。ケーブルの低抵抗値化による外来ノイズの飛び込みなどを防ぐだけでなく、ケーブル内部の静電容量の低減にも働くとしている。
周波数特性は5Hz - 50kHz、インピーダンスは14Ω、全高調波歪は0.1%以下@100dB SPL、感度は103dB/1mW、最大出力は130db以上。