大出力の「DC給電モード」を搭載
FiiO、フラグシップDAP「M17」を12月10日発売。デスクトップ運用も可能なハイパワーモデル
エミライは、同社取り扱いブランドFiiOから、フラグシップDAP「M17」を12月10日より発売する。価格はオープンだが、市場では税込242,000円前後での実売が想定される。
今年10月に公開したティザーサイトなどで予告されていた製品の詳細が明らかにされたかたちとなる。
同ブランドのDAPの新たなフラグシップモデルに位置づけられると同時に、専用DCアダプターからの大電力供給により最大限の性能を発揮する「DC入力モード」を搭載。加えて、デジタルオーディオ出力用のUSB Type-Cポート(USB 2.0)とデータ転送/充電用のUSB Type-Cポート(USB 3.0)を独立して備えるなど、デスクトップオーディオシステムに組み込む運用も想定されている。
DACチップには、ESS製「ES9038 Pro」を2基搭載。L/Rchそれぞれにおいて、DACチップに内蔵されている8ch分の回路すべてをパラレル使用することで、非常に高い出力と低ノイズ、低歪を兼ね備えたピュアなオーディオ再生が可能としている。PCMは384kHz/32bit、DSDは11.2MHzまでの再生をサポートする。
ヘッドホンアンプには、THX社と共同開発した回路「THX AAA-788+」を左右それぞれ1基ずつ搭載。大出力と高効率の両立/低ノイズ/低歪みといった特徴をあわせ持つTHX社の特許技術「THX AAA」をベースとしており、バランス駆動時では1chあたり3,000mW(@32Ω)の大出力を実現。また出力インピーダンスが極めて小さく、「あらゆる種類のヘッドホンをいとも簡単にドライブするポテンシャルを持つ」と謳っている。
ヘッドホン出力として、3.5m/2.5mmバランス/4.4mmバランス、そして6.3mm端子を各1系統ずつ内蔵。プラグ変換アダプターを用意する必要がなく、理想的な状態でリスニングが行えるとする。また、3.5mm/4.4mmバランス端子はライン出力としても使用でき、さらにRCA同軸デジタル入出力も1基搭載する。
前述の通り、専用DCアダプターからの電源供給で動作する「DC給電モード」を搭載。内蔵バッテリー駆動時よりもヘッドホンアンプ回路の電源電圧を高め、また各回路への電源供給も安定するため、一層低ノイズかつハイパワーな再生が可能だという。なお、DC給電モード中はバッテリーを使用しないため、不要な消耗を抑えることができる。バッテリー駆動時は-6dB〜+13dBまでの4段階、DC給電モードでは-6dB〜+16dBまでの5段階でゲイン調整が可能。
内部設計は、限られた内部スペースで効率的な基板レイアウトを行いつつ、アナログ部/デジタル部を分離して互いの干渉を防止。さらに高導電性銅合金シールドを施し、アナログオーディオ信号への電磁干渉を内外問わず大幅に低減している。
また、大きな電力消費にともなう発熱を効果的に逃がすため、H型の断面形状とVC液冷技術を採用。継ぎ目のないCNC切削によるアルミ合金製ユニボディフレームへ熱を伝え、効率的な放熱が可能だという。加えて、冷却ファン搭載スタンド「DK-3」が付属し、より積極的に冷却することもできる。
SoCにはクアルコム「Snapdragon 660」、RAMは4GB、ストレージは64GBを内蔵。マイクロSDカードスロット1基を搭載するほか、外付けHDDの接続もサポートする。ディスプレイは5.99インチ/解像度1,080×2,160のタッチディスプレイを搭載。ボリュームコントロールはポテンショメータノブまたはボタンにて120段階の調整ができる。
Bluetoothチップは「QCC5124」を採用し、LDAC/aptX Adaptive/aptX HD/aptX LL/AAC/SBCコーデックでの受信、LDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBCコーデックの送信をサポートする。また、USBコントローラーチップ「XUF208」を採用することで、PCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHzまでのUSB入出力に対応する。
バッテリー駆動時の連続再生時間は最長約10.6時間(シングルエンド再生)/約8.6時間(バランス再生)。外形寸法は約156.4W×88.5H×28Dmm。質量は610g。
今年10月に公開したティザーサイトなどで予告されていた製品の詳細が明らかにされたかたちとなる。
同ブランドのDAPの新たなフラグシップモデルに位置づけられると同時に、専用DCアダプターからの大電力供給により最大限の性能を発揮する「DC入力モード」を搭載。加えて、デジタルオーディオ出力用のUSB Type-Cポート(USB 2.0)とデータ転送/充電用のUSB Type-Cポート(USB 3.0)を独立して備えるなど、デスクトップオーディオシステムに組み込む運用も想定されている。
DACチップには、ESS製「ES9038 Pro」を2基搭載。L/Rchそれぞれにおいて、DACチップに内蔵されている8ch分の回路すべてをパラレル使用することで、非常に高い出力と低ノイズ、低歪を兼ね備えたピュアなオーディオ再生が可能としている。PCMは384kHz/32bit、DSDは11.2MHzまでの再生をサポートする。
ヘッドホンアンプには、THX社と共同開発した回路「THX AAA-788+」を左右それぞれ1基ずつ搭載。大出力と高効率の両立/低ノイズ/低歪みといった特徴をあわせ持つTHX社の特許技術「THX AAA」をベースとしており、バランス駆動時では1chあたり3,000mW(@32Ω)の大出力を実現。また出力インピーダンスが極めて小さく、「あらゆる種類のヘッドホンをいとも簡単にドライブするポテンシャルを持つ」と謳っている。
ヘッドホン出力として、3.5m/2.5mmバランス/4.4mmバランス、そして6.3mm端子を各1系統ずつ内蔵。プラグ変換アダプターを用意する必要がなく、理想的な状態でリスニングが行えるとする。また、3.5mm/4.4mmバランス端子はライン出力としても使用でき、さらにRCA同軸デジタル入出力も1基搭載する。
前述の通り、専用DCアダプターからの電源供給で動作する「DC給電モード」を搭載。内蔵バッテリー駆動時よりもヘッドホンアンプ回路の電源電圧を高め、また各回路への電源供給も安定するため、一層低ノイズかつハイパワーな再生が可能だという。なお、DC給電モード中はバッテリーを使用しないため、不要な消耗を抑えることができる。バッテリー駆動時は-6dB〜+13dBまでの4段階、DC給電モードでは-6dB〜+16dBまでの5段階でゲイン調整が可能。
内部設計は、限られた内部スペースで効率的な基板レイアウトを行いつつ、アナログ部/デジタル部を分離して互いの干渉を防止。さらに高導電性銅合金シールドを施し、アナログオーディオ信号への電磁干渉を内外問わず大幅に低減している。
また、大きな電力消費にともなう発熱を効果的に逃がすため、H型の断面形状とVC液冷技術を採用。継ぎ目のないCNC切削によるアルミ合金製ユニボディフレームへ熱を伝え、効率的な放熱が可能だという。加えて、冷却ファン搭載スタンド「DK-3」が付属し、より積極的に冷却することもできる。
SoCにはクアルコム「Snapdragon 660」、RAMは4GB、ストレージは64GBを内蔵。マイクロSDカードスロット1基を搭載するほか、外付けHDDの接続もサポートする。ディスプレイは5.99インチ/解像度1,080×2,160のタッチディスプレイを搭載。ボリュームコントロールはポテンショメータノブまたはボタンにて120段階の調整ができる。
Bluetoothチップは「QCC5124」を採用し、LDAC/aptX Adaptive/aptX HD/aptX LL/AAC/SBCコーデックでの受信、LDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBCコーデックの送信をサポートする。また、USBコントローラーチップ「XUF208」を採用することで、PCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHzまでのUSB入出力に対応する。
バッテリー駆動時の連続再生時間は最長約10.6時間(シングルエンド再生)/約8.6時間(バランス再生)。外形寸法は約156.4W×88.5H×28Dmm。質量は610g。